希少な技術とヴィンテージ素材を使ったジュエリーには、大切に受け継ぎたい歴史が感じられます。I.Ronni Kappos(ロニー・カポス)は、その歴史あるジュエリーを、現代のファッションの一部として落とし込み、手仕事の温もりを感じさせるジュエリーとして発信し続けています。
80年代のカルチャーから生まれたコレクション
アシンメトリーな三角形に、様々な色のヴィンテージジャーマンビーズが施された独特なデザインのピアス 1475。コレクションテーマである80's Angels(80年代のアングル)を象徴するかのようなポップなデザインは、ゆらゆらと揺れるその姿をじっくりと眺めたくなるような魅力があります。ユニークであるとはいえ、全体が細身のシェイプで作られているため、気軽に身につけやすいのもポイント。ピアスを主役にシンプルな装いに合わせても、柄の入ったストールなどの組み合わせでも、スタイリッシュに決まります。
デザイナーであるI.Ronni Kappos(ロニー・カポス)が青春時代を過ごした1980年代のカルチャーを反映したコレクション"80's Angels"。1980年代といえば、アート界ではキース・ヘリングのストリートアートが、音楽界ではマドンナやシンディー・ローパーといった今なお活躍する女性アーティストが一世を風靡し、デザイン界では多国籍からなるデザイナー集団のメンフィスがイタリアから世界へ影響を及ぼしていた時期。そんなアート、デザイン、ファッション、音楽、建築といった様々なカルチャーを集約させ、カラフルでノイジー、そしてどこかノスタルジックに演出したコレクションになっています。
希少なジュエリーパーツの数々
I.Ronni Kappos(ロニー・カポス)は1920、30年代頃の高い技術によってもたらされたヴィンテージジャーマンビーズのコレクションから、ジュエリーを一点一点ハンドメイドしています。素材や色は20世紀初頭その時代からのものであり、使用するビーズと同時期に作られた物であるため表現に一層の力を与えています。バウハウス時代のアーティストの作品からインスピレーションを得てコレクションの多くをデザインし、クレー、カンディンスキーやモンドリアン、エルバンなどの画家たちは彼女の作品の源となっています。
【使用素材について】
■ヴィンテージジャーマンビーズ(ガラス)
1920〜40年代にかけて製造されていたビーズは、今では手に入らない材料、顔料や金型を使用しています。職人の手仕事によりガラスに微量の金属を添加して色を引き出していたそう。旧東ドイツなどのボヘミア地方で手作業で製造していた会社は、第二次世界大戦後ほどなくしてして閉業してしまいました。コンピューターも無い時代、全てが手業の技量。職人の勘と長年の経験値により作られた表情豊かな、深みのある懐かしい色合いの希少価値の高いビーズです。
■14kゴールドフィルド(金具/チェーン)
ゴールド層の薄い金メッキと違い、ベースメタルの1/20の重さの金層を熱で圧着したもの。金の層が厚いため通常剥がれていくことはありません。使い込むうちに色褪せていきますが、アンティークのような色合いになることも魅力のひとつです。
ヴィンテージジュエリーを受け継いで
I.Ronni Kappos(ロニー・カポス)の手がけるジュエリーは、希少なヴィンテージジャーマンビーズだけでなく、当時のヨーロッパのビックメゾンで使われたパーツも取り入れられ、更に希少性を感じられます。サンフランシスコMoMAのリニューアルに当たって注目されるのも、大きく頷けるところです。
カリフォルニア州パサデナで生まれ、ロサンゼルスに暮らすI.Ronni Kapposは、双子の姉 Marina Kapposとともに、画家である祖母に影響を受け、幼い頃から音楽やアートなどクリエイティブなことに関心を持ち、大学では美術史を学びました。(姉Marinaも著名なポップアーティストとして世界で活躍しています。)2002年からヴィンテージジャーマンビーズを使ったジュエリーの製作を開始。当時でしか実現できない技術に敬意を込めて貴重なヴィンテージパーツを尊重し、大きな情熱を傾けて素材1つ1つと対話し、モダンなスタイルへ蘇らせています。
サイズ | 全長:約4.8(cm)
モチーフ:幅約2.1×高さ約3(cm) |
重量 | 約1g |
箱サイズ | 幅約8×奥行き5.5×高さ2.8(cm) |
素材 | パーツ:ヴィンテージジャーマンビーズ(ガラス)
金具:14k ゴールドフィルド |
原産国 | アメリカ |
箱有無 | 有 |
1920~40年代のボヘミア地方の職人技巧によって造られたビンテージジャーマンビーズ (現在では手に入らない金型や顔料を使用したレアでコレクティブなガラスビーズ)を使用したジュエリー。建築や絵画・モダンアートからインスピレーションを受けて作られるジュエリーは、まるで「アート」のようです。
1970年代まで製造されていたルーサイト(アクリル強化樹脂)は 細心な手仕事により、どこか懐かしさとぬくもりを備えています。
1920〜30年代にヨーロッパのビッグメゾンで使用されていた貴重なパーツに巡り合い、 限られたビーズで創り上げられるジュエリーは数量限定 。彼女の無駄のない幾何学的な感覚と入念で緻密なビーズの配列、個性的な色彩が絶妙です。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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