ずっと使いたいモノ、置いてます。

糸を撚り合わせる

そのカットソーをひと目見れば、人々が愛情を込めて、長い時間をかけて生まれた逸品だとわかります。無農薬コットンを使用しているだけでなく、軽く柔らかい細番手の糸を3本撚った緩い糸でニットを作るのは技術が必要で、その撚りをゆるくした糸をは、肌触りが気持ち良くノンストレスの着心地です。また、残糸を使用したもので、糸のミックスした色表情が豊かでそれぞれが一点物のような貴重な一枚です。
色は深いグリーンとネイビーの2色です。それぞれに裾と袖にアクセントのラインが入り、クルンとロールになった可愛さがあります。サイズは2サイズご用意しました。きちんと着たい方にはぴったりめサイズを、ゆったりシルエットで着たい方には1サイズ大きめをお選びください。
コットンセーターのため通年で着ることができるTwine（トゥワイン）のカットソーやニットは、ウールが苦手という方にはおすすめです。

価値の高いでこぼこ

Twine（トゥワイン）で使用する糸の原料となるコットンは、中国山東省の契約農家にて、これまで一度も農薬や肥料を使ったことのない綿畑で、今もなお鎌と鍬を使って大切に育てられたもの。糸車を使ってゆっくりと手で紡いで出来るその糸を使って、日本の奈良県の熟練したニット職人のもとで、素材を生かした製品が生み出されます。

長く完成の時を待たれたウエア

製品作りは、まず小物からのスタートでした。それまでにもウエアの製作に挑戦はしていましたが、色も白ベースのみで、手つむぎ糸を扱える工場は少ないため仕上がりが安定しなかったそうです。手紬だけに糸に強弱がつき、穴が空いたり糸が切れたりと、服などの大きいアイテムを作るには高度な技術を要し、扱いが非常に難しいのです。試行錯誤の中、とうとう奈良県の非常に高い技術を持つニット職人によって、この糸を使って服を仕上げることに成功しました。服を作れるようになるまで実に30年くらいかかったそうです。

手つむぎ糸による独特な風合いに加えて、今までにも時々見られるオーガニックのブランドとは違う形・色出しなどが、さらに他にない魅力です。コットンなので家庭で洗濯ができ、静電気が起きにくく、夏は1枚で涼しく、冬は重ね着で保温性が高まります。

ヴィンテージウエアのような風格

薬品を使って効率良く素早く生育させ、効率良く育てられた均等に整ったものよりも、ゆっくり時間をかけて、人の手を使って大切に生み出されたものには、味わい深い表情にその価値が現れます。
糸にふしがある、少しいびつな形。最近では出会えないようなものを表現しようと挑戦し続けるブランドによって実現したぬくもり溢れるニットアイテムです。愛着をもって大切に着続けられているヴィンテージウエアのような風格さえ漂います。手紡ぎならではの風合いと経年美をお楽しみください。