ずっと使いたいモノ、置いてます。

ウールの魅力を最大限生かして

一見コットン素材のようにも見えるこのTシャツ。触れてみると、コットン素材のTシャツにはない、そのふんわりと優しい肌触りに驚きます。その秘密は素材に尾州ウールを100%使っているから。尾州ウールの魅力を最大限に生かした、糸と色（イトトイロ）のウールTシャツは、暑い夏の日にも冬のインナーとしても、年中快適な手放せない一着なのです。

夏にも快適なウール

ウールというと、冬のセーターやコートといった寒い季節に身に付けるものというイメージがありますが、実際ウールは季節と体温の状況に合わせて保温効果や吸水効果を発揮し、常に丁度良い体温を保つことが出来る優れた素材。冬だけでなく、暑い季節にも涼しく快適な状態を保ってくれます。さらに、ウールは殺菌性もあり、汗をかいても匂いが付きにくという嬉しいポイントもあるのです。

ウールTシャツには、尾州で作られるsuper140'sの最高級メリノウール糸を使っています。直径およそ0.0165mmという超極細繊維のため、肌に直接着てもチクチク感が少ないのが魅力です。さらにふわふわで柔らかい秘密はもう一つ。糸と色（イトトイロ）ウールTシャツには防縮加工が施されていません。防縮加工を施すことで、洗濯機を使ったお洗濯が可能になるというメリットがありますが、それによって表面が傷んでごわごわとしてしまい、ウールが本来持っている魅力が半減してしまいます。糸と色（イトトイロ）のウールTシャツは、ウールの天然の柔らかさをお楽しみいただけます。

「登山スペシャル」と名付けられたウールTシャツは、登山用のベースレイヤーとしても使えるTシャツ。色は2色ご用意しました。「ひつじ」はウールが本来持つ色であり染色、漂白はしておりません。厳選された原料を使い、白度が高く、非常にきれいな生成り色なのが特徴です。 「墨」は名前の通り墨を使って、染めた色。草木染めや、製品染めが難しいウールを愛知県一宮市の染工場で一点一点染め上げています。

防縮加工していないため、洗濯による縮みが発生しますが、毎日のお手入れを丁寧にすることで縮みを最小限に抑えることができ、生地も傷みにくく長持ちします。普通のTシャツよりも手が掛かりますが、その分いつでも柔らかく自然な風合いが保たれ、より愛着を持って着て頂ける、これから先も長く愛用していきたいTシャツになります。

こだわりはタグにも

「糸と色」と筆文字のようにどこか懐かしい雰囲気のタグの刺繍。現在はスーツや体操着へのネームの刺繍は、その多くが文字を入力することで自動で刺繍が施されますが、糸と色（イトトイロ）のタグは、なんと刺繍ミシンを使った手作業で作られているのです。まるで手書きのように1つ1つの違った表情をお楽しみください。

尾州が育む毛織物

愛知県一宮市は伊勢湾に注ぐ木曽川を軸に広がる濃尾平野の環境を活かし、古くから毛織物業がさかんな地域。今では毛織物の国内生産量のうちの大半を占めています。糸と色（イトトイロ）の母体となる大鹿株式会社は、1922年に一宮市にて創業。もともとは機屋としてスタートし、現在では毛織物の生地生産問屋、生地生産から国内のブランドOEMも手がけています。

冬のイメージが強いウールの一番の良さはその柔らかい手触りにあると考え、それを夏も実感してもらいたいと、毛織物に関する豊富な知識と技術をもとに始まったウールのカットソーブランド糸と色（イトトイロ）。ブランド名は、Tシャツが裏地やボタンのない糸と色だけから作られるシンプルな衣服であるということから付けられました。一度着るとウールの柔らかさ、優しさを実感できる服を生み出しています。