ずっと使いたいモノ、置いてます。

自慢の色合い

セーターやウール小物の本場として名高い、スコットランドのシェットランド諸島。厳しい冬の寒さや、湿度の高い気候、そして飼育環境により柔らかく光沢のある羊毛が取れます。また、シェットランド・シープは羊の中でも体が小さく産毛量が少ないために、古くから貴重な羊毛として知られてきました。そんなシェットランドウール100%のニットウエアを1956年から製造している老舗ブランドをご紹介します。

メイド・イン・シェットランド諸島の誇り

NORMAN TULLOCH（ノーマン タロック）は、自然豊かなシェットランド諸島で育てられた羊の原毛で糸を紡績し、糸から製品まですべてシェットランドで製造することにこだわっています。その誇りを示すように、製品タグには"Made in the Shetland Islands of Scotland"と記されています。

ほわほわの、触り心地

ニットの表面をほわほわと起毛させた加工により柔らかい、女性らしい質感です。丈夫で暖かいシェットランドウール独特のチクチク感が多少感じられますが、冬は長袖のインナーを着ますので、気にならないと思います。

NORMAN TULLOCH（ノーマン タロック）のニットは、シェットランド最古のファクトリーブランド"Jamieson's"のリアルシェットランドウールを使用しています。単色ではなく、グレーやアイボリーなどとミックスされた、奥行きを感じられる色み。決して強すぎてしまうことなく、着こなしのアクセントになると評判です。

シェットランドウールは一般的なウールに比べ肉厚でしっかりとしていますが、その割に軽い着心地です。持った時の弾力性に驚くほどで、そのためシワになりにくいにも特徴です。糸を編むと空気の層が出来ますが、シェットランドウールの場合は糸が太いためにその層が大きく、ウールが湿気を吸った時に蓄熱する量が大きい、と言われています。冬場に最も欲しい保温性、という観点から見ても秀逸な素材なのですね。

クルーネックのニットという、シンプルなデザインであるだけに素材感が大事になってきますが、古くから実績のあるファクトリーでの製造で、風合いの良い仕上がりになっています。ご紹介しているセーターは、日本人の体型に合わせて企画・製作されているもので、身体に付かず離れずの身幅に、ボトムを選ばない適度な着丈もポイント。袖にはフィンガーホールが付いているので、アウターを着たときに袖口から覗くレイヤードも魅力的です。