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老舗メーカーの太鼓判

柔らかなグレー。爽やかなホワイト、シックなブラックも素敵ですが、そのどちらにもなれてしまうようなグレーのアイテムに惹かれる方も多いかもしれません。実は、私たちが思い浮かべるお洋服の「グレー」を生み出した老舗メーカーがあります。今回ご紹介するのは、グレーのパイオニアが自信を持って展開する国産ブランド、mocT（モクティー）のTシャツです。

ベーシックなTシャツを一枚

ボタン付きのネックラインが特徴のヘンリーネックTシャツ。その語源となったのはヘンリーレガッタというボートレースのユニフォームが原型になっていることからだそう。首元のボタンが縦に並んでいることで、顔や首をすっきり見せてくれる形です。比較的ゆったりとしたシルエットでありながら、ほどよく身体をスリムに見せてくれるフィット感も。それでも素材は肌に嬉しいコットン100％です。縫製は3本針のフラットシームで、見えない裏までも綺麗な作りになっています。

日本のグレー、いわゆる杢グレーを作る糸「GR7」を使用した、これぞベーシックといったヘンリーネックTシャツ。S、M、Lと3サイズをご用意しています。女性の方であればSサイズを着ると、大きめに着るといったスタイルのトレンド感も出すことができます。大きいサイズに、サルエルパンツなどを合わせることで全体的にゆったりとしたシルエットで、脚やお腹が気になる方は体型カバーができるシンプルなデザイン。スキニーパンツやショートパンツですっきりコーディネートは女性らしくアレンジ。またどんなお洋服にも合わせやすいので気がつけば手にとってしまう、そんな存在になりそうです。

ふんわりの秘密は、丁寧な作り

mocT（モクティー）の大きな特徴としてはふんわりと、空気を含んだ優しい着心地。その秘密は、紡績会社の製品づくりの強みを活かし、糸になる前段階の「綿」を染色していること。大抵の杢グレーの製品には、数％ポリエステルが混ざっていて、いずれ毛玉ができてしまいますが、mocT（モクティー）のアイテムはコットン100％なのでそういった不安はありません。また、通常の流れですと生地や製品になってから染色するので、目が詰まって生地が硬くなりますし、糸の段階で染めても同じことになっていまいます。ただ、mocT（モクティー）はその前の「綿」の段階で染色するため、ふっくら、ふんわり、程よく空気を含んだ生地が実現出来るのです。その着心地、肌触りの良さはもちろんの事、糸のテンションを程よく保った独特な生地は、たとえ伸びてしまっても、まるで形状記憶のように洗濯で生地戻りの良い理にかなった作りです。

その他にもポイントは多々あり、紡績から縫製まで全て国内で行っていること、製品づくりの際には最適な太さの糸を選んで作っていること、コットン100％なのに気持ちの良いストレッチ性と、洗濯してもあまり伸びないこと。洗えば洗うほど、ふわっと着心地がよくなるところも、長く愛用したくなるポイントです。生み出されるアイテムのディティールは、ヴィンテージの服を元に、機能をデザインに落としこんでいるそう。知れば知るほどに様々なアイテムを揃えたくなる、丁寧な製品づくりを続けています。

「日本のグレー」を生んだ老舗が追求する、心地良さ

遡ること50年前、老舗テキスタイルメーカーである新内外綿が作り出した国内初となる杢糸「GR7（杢グレー）」。これが今も日本のグレーの基準とされています。そのため国内外問わず多くのブランドが、杢グレーのアイテムを作るときにGR7を使うほどです。私たちが目にしたり、洋服のグレーと言われて思い浮かべる色を作り上げた、生みの親といえます。

mocT（モクティー）は、このGR7を生み出した創業1887年の老舗、新内外綿が展開するオリジナルのファクトリーブランド。2007年には日本で最初にテンセル糸の紡績を開始したという歴史もあります。紡績会社として様々な杢グレーの製品づくりに携わってきた中で、一つの素材としてだけでなく、糸の知識があるからこそ着る人にとって心地良いものを提供したいという想いから生まれたmocT（モクティー）。手掛けるアイテムにはどれも、味わいのある杢グレーのパイオニアだからこそ持ち得る技術と信頼が裏付けされています。