ずっと使いたいモノ、置いてます。

こだわり抜いたブラック

本受注会は終了いたしました。

身を暖めてくれるコートは、素材と縫製の仕方によって着心地の良さや暖かさが変わってくるもの。「ハマグリコート」と名付けられたblanket（ブランケット）のダッフルコートは、原料となる羊毛から細部に渡る刺繍までこだわり抜いた逸品です。トグルボタンまでブラックで統一された「漆黒」。モダンで格好良いコートに仕上がっています。

柔らかさ、軽さ。そして暖かさを

シンプルなシルエットのダッフルコートでありながら、手に取ると驚くほどの柔軟性の滑らかな肌触り。そして細部まで行き渡った製法のこだわりが光るのがblanket（ブランケット）のハマグリコート 漆黒（ダッフルコート）です。

ハマグリコート（ダッフルコート）はウールとカシミヤの混紡糸を使い、生地の表裏を同時に織り上げていく「二重織り」という手法を用いることで、非常にふっくらとした生地を持っています。裏地が付いていない仕様ですが、十分に暖かさを保ってくれ、余分な生地がないことで軽さまで感じられるコートになっています。体にフィットするしなやかな着心地が他では感じられない魅力です。

「ハマグリコート」の名前は、フードや身頃の内側に施された、三角形のハマグリ刺繍から。一見見えづらい小さな部分でありながら、どこか懐かしさと可愛らしさを感じるワンポイントになっており、脱ぎ着するたびに微笑ましくなるような刺繍です。ハマグリ刺繍は希少なミシンを使い、職人ひとりが全てを縫い上げているのだそう。手間を考えればロックミシンやパイピングを採用する部分にあえてハマグリ刺繍を施すことで、生地の重なりを防いで着心地を保ち、さらに太い糸により強度を保つという工夫が凝らされています。

ダッフルコートに欠かせないトグルボタンにもブランドの強いこだわりがあります。黒くツヤツヤと輝くハマグリコート 漆黒（ダッフルコート）のトグルボタンは、なんと漆塗り。越前漆器で知られる福井県越前市で、150年以上の歴史を持つ辻田漆店により1点1点丁寧に加工されています。漆の原料を手配する辻田漆店は、独自の調合技術により様々な漆加工を可能にしており、今回の「艶やかな漆黒ボタンを作りたい」というリクエストに、艶がより強くなる漆の原料を
使い、更にそれを4度も職人さんが重ね塗りする事で非常に深みのある漆黒に仕上がっているのです。そこにブランドロゴのひつじマークを「沈金加工」という金粉を漆によって付着させる加工を施した他では決して出会う事のない、伝統技術のコラボレーション企画です。

コートの長さは膝〜膝上ほどまであり、下半身も十分に暖めてくれます。身長160cmくらいまでの方であればサイズ1〜2、160cm以上の方でしたらサイズ2〜4、男性には3〜5がおすすめです。細身に着たい、もしくはオーバーシルエットに着たいとなどお好みに合わせてお選びください。オールブラックのダッフルコートはどんな着こなしも格好よく決めてくれる、流行にとらわれない一着です。

尾州が育む毛織物

愛知県一宮市は伊勢湾に注ぐ木曽川を軸に広がる濃尾平野の環境を活かし、古くから毛織物業がさかんな地域。今では毛織物の国内生産量のうちの大半を占めています。blanket（ブランケット）の母体となる大鹿株式会社は、1922年に一宮市にて創業。もともとは機屋としてスタートし、現在では毛織物の生地生産問屋、生地生産から国内のブランドOEMも手がけています。

毛織物に関する豊富な知識と技術をもとに、定番として長く着用出来るコートづくりを目指して生まれたのが、blanket（ブランケット）です。ブランケットのように暖かく、身近なもの。多くの人の温かみが伝わるもの。そんな想いが込められたblanket（ブランケット）のコートは一着一着が尾州産の上質なメルトン生地を採用しており、職人によって丁寧な縫製、刺繍が施されています。まるで手工芸のようにも思えるコートには着心地の良さだけでなく、着る人の心まで温めてくれるかのような存在です。