ずっと使いたいモノ、置いてます。

手染めの奥深さ

ジャケットは、働く女性にとっては日常着にもなりうるもの。お仕事以外でも、歳を重ねるほどにTPOに合わせた装いを求められるケースが増えていきます。だから一枚は持っておきたいけれど、どこか堅苦しかったり、いつもの自分の服装とはテイストが違うからなかなか選ぶのが難しいアイテムでもあります。そんなとき、私たちＺＵＴＴＯが注目したのは伝統的な染色方法による味わいと、カーディガンのようにさらりと羽織ることのできる形、素材でした。

唯一無二となる所以

書道や水墨などで使用される墨。日本人にとっては馴染み深く、習い事として書道をされていた方もいらっしゃるかもしれませんね。その墨液を原料として生地を染める手法は墨染と呼ばれ、昔から伝わる伝統的な染色方法。機械を使わず人の手によって染め上げられるので、一枚一枚が少しずつ異なる風合いに仕上がり、それが魅力でもあります。また、職人さんの手先だけでなく、天候や温度にも影響されるため、墨の濃さや洗いの加減を少しずつ調整し、時間をかけ仕上げていきます。出来上がった生地は、墨染にしか出せない独特な色合いと、手染めによる色ムラによって味わい深い表情に。そしてそれが完成ではなく、身につける人の手に渡り、着続けることでさらに風合いを増していき、その過程を含めて唯一無二のジャケットとなるのです。

羽織ると、その軽さを実感するリネン墨染 ノーカラージャケット。ジャケットというと、肩や腕周りが動きづらくなりがちですが、このジャケットはカーディガン感覚で気軽に羽織ることができます。さらに、ジャケットそのもの軽さとさらさらとした軽やかなリネン素材が、ほどよく抜け感のある雰囲気を作ってくれます。

カーディガンを羽織るように

ジャケットのきちんと感もありつつ、カーディガンのようにラフに羽織れる軽さ。首まわりがすっきり見えるノーカラーであること、リネンという素材、そして味わい深い墨染によって「ちょうど良い」一枚に仕上がりました。

プレーンな形にした理由は、着込んだり洗濯をしたりすることで生地にほどよくシワも入っていき、生地が変化していく様子を十二分に活かすことができるから。ロング丈のボトムともバランス良く着られるよう、着丈は軽めにしました。肩や身幅はゆったりめで、ピタッとしたTシャツでなくても上から羽織れますし、かといって厚い生地ではないのでコンパクトなシルエットに収まります。かしこまらず、袖を少しまくってクシャッと、軽いカーディガン感覚で着ていただきたいジャケットです。

長く愛用して欲しいという気持ちを込めて

日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、気づけばトレンドも2周りくらいして経験してきた、『ずっと良いと思えるデザイン』『愛着のもてる服』を求めていきたい、そんな方々にも満足していただけるものづくりを目指して 、ZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。 日常の沢山のシーンで活用していただき、様々なアイテムとのコーディネートをお楽しみください。