椿をモチーフにした小皿5枚組、花咲五選 小皿揃。全て手書きで5枚それぞれに異なる色使いで椿が描かれています。小皿は小さい中にその窯元の世界観が表現されており、花咲五選 小皿揃にも、魯山人をはじめとした様々な作品に影響を受けた蔵珍窯(ぞうほうがま)らしさが詰まっています。また椿は、長寿の象徴とされる、蔵珍窯(ぞうほうがま)が大切にしている絵柄の一つで結婚やお引越しなど新しい門出を祝うお祝いのギフトにもぴったりです。
手のひらにのる小さな豆皿は、可愛いけれどその使い道は?と考えると、食卓の醤油皿としてと考えてしまいがちですが、食卓だけでなくインテリアとしても幅広く使えるのが豆皿の魅力。例えば、箸置きとして使ったり、コーヒーを入れた時に角砂糖をこの豆皿に入れたり、食卓に出す薬味を豆皿に分けて並べてみたり、お茶うけやお酒のお供のナッツをのせたり。そのちょっとの量、ちょっとの存在に気を配ることで、毎日の暮らしや少し豊かになるようです。食卓以外にも失くしてしまいそうなピアスなど小物の保管や、小銭トレイとしても使えるというその使い方は無限大です。
蔵珍の赤
花咲五選 小皿揃の5枚のお皿の中で一際目をひくのが、美しく深みのある赤。蔵珍窯(ぞうほうがま)の器に用いられる赤は、蔵珍(ぞうほう)の赤と呼び、それはとても貴重なベンガラから生まれています。
ベンガラをゆっくりと丁寧にすり続けること約3年(千日)、気の遠くなるような丁寧な下ごしらえを経て、ようやく完成した赤の絵の具が熟練した職人達の手により様々な文様になっていきます。焼成後は滑らかで落ち着いた深い赤色となります。そして、その年月をかけて生み出された赤色は、さらに使うことでより美しく鮮明な赤への育つという、時の流れも一緒に楽しめる、特別な赤なのです。全国各産地で「二十日摺り」「五十日摺り」「百日摺り」そして「千日摺り」という言葉があったくらい、すればするほど良い赤ができたと言われています。長い時間と大変な手間がかかるため今ではほとんど行われていない製法です。
用の美を満たし心を豊かにする食器
昭和45年に開業の蔵珍窯(ぞうほうがま)。人間国宝の師匠に学び修行時代を経て、開業から陶磁器のデザインで最高賞を受賞、重要文化財文化財の写しの製作を美術館より請け負うなど、センスと技術の高さが注目されています。その後、岐阜県神社庁御用窯に指定される信頼と安定ある製品づくりで今に至ります。
美濃焼は、九谷・京焼・有田焼・信楽・備前と比べると、1つの焼物のスタイルを持たないのが、美濃焼ですが、そんな中でも蔵珍窯(ぞうほうがま)は、一人でも多くの方と、食卓に小さな「しあわせ」を。という思いを「ものづくり」と絵付け、朱貫入などにこだわる窯元です。
それは、大量生産の安価なものでなく、高価な美術品でもない。日常に食卓で華やかで楽しい空間をつくる器を目指しているからです。食卓を彩り、豊かにさせてくれる蔵珍窯(ぞうほうがま)の器は、日々の暮らしの中にゆったりと流れる時間とそこから生まれる味わいと美しさを教えてくれるようです。こだわり抜いた朱の色と、暮らしにそっと彩りを添えてくれる絵柄をお楽しみください。
サイズ | 直径約9cm×高さ1.5(cm) |
重量 | 約64g/枚 |
素材 | 陶器 |
生産国 | 日本 |
対応機器 | 電子レンジ:×、
食器洗浄機:洗浄機または洗剤の説明書をご確認の上、ご利用ください。 |
箱有無 | 有 |
蔵珍窯(ぞうほうがま)は昭和45年に開業。人間国宝の師匠に学んできた修行時代を経て、開業から陶磁器のデザインで最高賞を受賞、重要文化財文化財の写しの製作を美術館より請け負うなど、センスと技術の高さが注目されています。その後、岐阜県神社庁御用窯に指定される信頼と安定ある製品づくりで今に至ります。
蔵珍窯(ぞうほうがま)を含む美濃焼は、岐阜県東美濃地方で生産される多種多様な焼き物を総称しますが、1300年の歴史があり、食器類の生産が全国シェアの約60%を占め、日本のやきものの代表と言えます。
どこの家庭にも当たり前に存在し、今も昔も日本の食卓に欠かせない器が美濃焼です。
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