「呉須赤絵」と呼ばれる、主に赤の濃淡で描かれた絵が美しい呉須赤絵 ダ円菓子鉢。古代中国の明時代の末期に、呉須で焼かれていた赤絵が京都の茶人に愛され、日本人の好みに合わせて作られたものだと言われています。この絵付けには筆力が不可欠で職人さんの腕の見せどころなのだそう。また天下泰平のめでたい前兆に現れる鳥とされる鳳凰の絵柄は縁起が良く、仕事で新たなスタートをきる方への贈りものや大切な方への結婚祝いなど、お祝いの贈り物にもふさわしい鉢なのです。
約20cmの楕円形の菓子鉢。もともと菓子をお客様の人数分盛り付けるための鉢として作られていたものですが、今の暮らしの中ではその用途は様々。和えもの、煮物、酢のものなどにちょうど良く、いつものお料理もこうした絵付けの和食器に盛り付けることで、ぐんと食卓も華やぎます。使い勝手の良い万能なサイズ感で毎日の食卓に欠かせない器になりそうです。
蔵珍の赤
蔵珍窯(ぞうほうがま)の器に用いられる赤は、蔵珍(ぞうほう)の赤と呼び、それはとても貴重なベンガラから生まれています。
ベンガラをゆっくりと丁寧にすり続けること約3年(千日)、気の遠くなるような丁寧な下ごしらえを経て、ようやく完成した赤の絵の具が熟練した職人達の手により様々な文様になっていきます。焼成後は滑らかで落ち着いた深い赤色となります。そして、その年月をかけて生み出された赤色は、さらに使うことでより美しく鮮明な赤への育つという、時の流れも一緒に楽しめる、特別な赤なのです。全国各産地で「二十日摺り」「五十日摺り」「百日摺り」そして「千日摺り」という言葉があったくらい、すればするほど良い赤ができたと言われています。長い時間と大変な手間がかかるため今ではほとんど行われていない製法です。
用の美を満たし心を豊かにする食器
昭和45年に開業の蔵珍窯(ぞうほうがま)。人間国宝の師匠に学び修行時代を経て、開業から陶磁器のデザインで最高賞を受賞、重要文化財文化財の写しの製作を美術館より請け負うなど、センスと技術の高さが注目されています。その後、岐阜県神社庁御用窯に指定される信頼と安定ある製品づくりで今に至ります。
美濃焼は、九谷・京焼・有田焼・信楽・備前と比べると、1つの焼物のスタイルを持たないのが、美濃焼ですが、そんな中でも蔵珍窯(ぞうほうがま)は、一人でも多くの方と、食卓に小さな「しあわせ」を。という思いを「ものづくり」と絵付け、朱貫入などにこだわる窯元です。
それは、大量生産の安価なものでなく、高価な美術品でもない。日常に食卓で華やかで楽しい空間をつくる器を目指しているからです。食卓を彩り、豊かにさせてくれる蔵珍窯(ぞうほうがま)の器は、日々の暮らしの中にゆったりと流れる時間とそこから生まれる味わいと美しさを教えてくれるようです。こだわり抜いた朱の色と、暮らしにそっと彩りを添えてくれる絵柄をお楽しみください。
サイズ | 幅約15.5×奥行き20×高さ7.5(cm) |
重量 | 約492g |
素材 | 陶器 |
対応機器 | 電子レンジ:○
食器洗浄機:洗浄機または洗剤の説明書をご確認の上、ご利用ください。 |
箱有無 | 有 |
蔵珍窯(ぞうほうがま)は昭和45年に開業。人間国宝の師匠に学んできた修行時代を経て、開業から陶磁器のデザインで最高賞を受賞、重要文化財文化財の写しの製作を美術館より請け負うなど、センスと技術の高さが注目されています。その後、岐阜県神社庁御用窯に指定される信頼と安定ある製品づくりで今に至ります。
蔵珍窯(ぞうほうがま)を含む美濃焼は、岐阜県東美濃地方で生産される多種多様な焼き物を総称しますが、1300年の歴史があり、食器類の生産が全国シェアの約60%を占め、日本のやきものの代表と言えます。
どこの家庭にも当たり前に存在し、今も昔も日本の食卓に欠かせない器が美濃焼です。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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¥15,400(税込) |
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残り1点 |
カートに追加されました
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