ずっと使いたいモノ、置いてます。

温もりの手工芸

昔から木の住まいで暮らしてきた日本人にとって、木製品は癒し落ち着かせてくれるような力があるように感じます。
木材が持つ色や模様でデザインパターンを作り上げたような寄木細工。日本でも古くからある寄木の製法が北欧スウェーデンにも残っています。国は違えどその美しさは共通点に、Skandinavisk Hemslojd（スカンジナビスク・ヘムスロイド）の寄木ボックスは木材の色や作られる形から、どこかナチュラルな雰囲気です。素朴で温もりを感じさせる小さな木の箱が、暮らしに心のゆとりを引き出してくれる北欧の伝統手工芸品の収納箱です。

ジュニパーの年輪を組み合わせて

一つとして同じ模様のない天然のジュニパーの木で作られた寄木ボックス。ジュニパーは低木で細い枝を持ち、耐久性や殺菌効果があることから、北欧の国々では日用品の材料として容器やカトラリーに昔から使われてきました。また、ジュニパーは爽やかな香りを持つため、アロマオイルやリキュールにも使われています。Skandinavisk Hemslojd（スカンジナビスク・ヘムスロイド）の寄木ボックスは、そうしたジュニパーを使い、表面にはインレイと呼ばれる加工を施しています。インレイとは木材に異なるパーツを嵌め込むという技術で、寄木ボックスではこの加工により年輪が模様のように見えています。

さらに寄木ボックスには金具が使われておらず、蓋と本体をつなぐパーツもジュニパーで作られており、ジュニパーの良い香りも楽しむことができます。オイルがしっかり浸み込ませてあり、表面はすべすべとした手触り。プラスチックのようにコーティングがされていないため、年月を経るごとに色合いが微妙に変わっていく天然素材ならではの特徴があります。

全て天然素材で作られているため、製品一つ一つに色、年輪、節など個性があります。大量生産でないからこそ大切に扱いたくなるアイテムです。3サイズはいずれも小物の収納に便利。お気に入りのジュエリーを入れてみたり、クリップなど失くしがちな文具の収納、小さなキッチン用品の収納など、さまざまな使い方ができます。派手ではないけれど、いつも寄り添ってくれるような温もりある寄木ボックスは、ご自宅用にはもちろん、ナチュラルなものが好きな方への誕生日プレゼントにもおすすめです。

北欧の暮らしを世界に

スウェーデンのストックホルム郊外で、1995年に創業したSkandinavisk Hemslojd（スカンジナビスク・ヘムスロイド）。フィンランド系スウェーデン人のウッラとその娘アンナのふたりが北欧の伝統工芸を守り、伝えていこうと始まった木工品の会社です。地元の職人とともに、素材から製造工程、品質にこだわった製品を手がけています。

北欧にはハンノキやジュニパーといった美しい木々が広がっており、Skandinavisk Hemslojd（スカンジナビスク・ヘムスロイド）ではそれらを素材にして古くから暮らしの中で使われてきた製品を作り出しています。狂いの少ない木材や殺菌作用があるものを選んだり、金属を使用せず、木材のみで組み上げるなど、北欧の伝統的な製法は、日本の伝統工芸にも通ずるところがあります。持続可能な木材を素材にしながら、使い捨てでなく時にはオイルを塗り込み手入れをしながら使い続けていく、という使い方が根付いた、私たちの暮らしに寄り添う製品です。