滑らかで上品な質感と、モッズコートのようなラフな雰囲気。実用性にもこだわったウールカシミヤコート。

冬のお出かけには欠かせないアウター、一年の中で「毎日着る服」というのは冬のアウターだけかもしれません。そのくらい冬の間は登場機会が多くて、人の印象に残るもの。アウターが素敵だと、冬のおしゃれを楽しむ姿がより魅力的に映ります。

今回ZUTTOが作ったアウターはウールカシミヤメルトンのコート。ウールのコートは、チェックやファー素材など冬の小物とも相性が良く、冬のおしゃれには欠かせない存在です。そんなウールのコートを、より着心地よく、家を出るときにさっと手を伸ばしたくなるような存在を目指して、滑らかで上品な質感ながらもモッズコートのようなラフな雰囲気を持った一着に仕上げました。

沢山着込んでも窮屈にならない、ゆったりシルエット

TOP GREY

マフラー：カシミヤストール

スカート：EASY KILT (83cm) BROWNSTOWN

シューズ：サイドゴアブーツ BS500 スタウトブラウン

ウール素材のコートというと、ダッフルコートやピーコートがまず思い浮かびますが、ちょうど良いサイズで着ると格好良く着られるアイテム。一方、中に着る洋服は年々オーバーサイズのものが増えているので、ジャストサイズのアウターと合わせると窮屈さを感じることもあり、ウール素材のものは敬遠しがちという方も多いかもしれませんが、今回の「ウールカシミヤメルトンフーデッドコート」はウール素材でありながらオーバーサイズのデザイン。窮屈感がなく、ゆったりと着ていただけます。

オーバーサイズのシルエットを作るのは広めの袖幅。横から見たときにもふんわりとしたフォルムで可愛らしさもあります。さらに後ろ身頃に深めのタックを入れることで、身幅もたっぷり取っています。

肩が落ちたようなデザインと、シルエットにこだわった立体的なフード。

タックの根元にはさりげなく矢印型のステッチを入れて、腰上のあたりに飾りとしてタブを入れることで、後ろ姿も素敵な一着になっています。

ジップは上下が開くタイプ。前を開けて着ることも多いアウター、ジップが上下についていることで、色々な表情を見せてくれますし、例えばコートを着て電車や車に乗ったときには、下のジップをあけることで、もたつくお腹周りをゆったりとさせてくれます。また、ジップを閉めてフラップをスナップボタンで留めれば、ジップが隠れるデザインに。前を閉じる、開けるで印象の変化も楽しめます。

ラフな形だからこそ、上質な素材で

今回のウールカシミヤメルトンフーデッドコートではオーバーサイズにフードなど、気軽に着られるデザインでありながらもラフになりすぎないよう、素材選びもこだわりました。つい触れたくなる滑らかな手触りの生地は、ヴァージンウールと柔らかな質感のカシミヤに、型崩れしにくく耐久性を高めるポリアミドを合わせたものを選びました。ぎゅっと縮絨し起毛されたメルトン素材は、撥水性、保温性、柔軟性に優れており、寒さから守ってくれるある程度の厚みがありながらも、固くなく程よい膨らみを持っているのが特徴です。上質な素材とモッズコートのような形を組み合わせることで、より使えるシーンが広がるアウターに仕上がりました。