肩の力をふっと抜いて着る普段着やワンマイルウェアには、楽でシンプルなものを選びたいもの。それでも玄関の先へ出る時にだらしなく映らないきちんと感は欲しいですし、どうせならおしゃれでいたい。そんな垢抜けを叶えてくれるのがfog linen workのリネンウェアです。今回は、そんなfog linen workからカラッと乾いた爽やかな着心地の別注柄ウェアをご紹介していきます。
fog linen workのリネンルームウェアはこれまでもZUTTOで多数ご紹介し愛用者の多い人気ブランドの一つですが、どれも“寝るだけのパジャマとは一味違う”というのが大きな魅力です。一言でいうなればワンマイルウェア、というジャンル分けになってくるのですが、着てみるとその楽さとおしゃれさにワンマイルと言わずそのまま街までお出かけしたくなるほど。ワンマイルウェアとは、お部屋でも快適に過ごせて1マイル(約1.6km)の「ちょっとそこまで」な外出にも着て出かけられる服。家で着るにもリラックスできるけれど、パジャマにはないおしゃれさが魅力です。
長く愛用することに長けた天然素材にリネンがあります。リネンはフラックスという植物の繊維から作られており、繊維の構造をよく見てみると、実は中空になっています。この構造のおかげで「水に濡れると強さを増す」というお洗濯するのになんとも心強い特徴を持ちます。さらに、水分を吸湿・発散しやすく、汗をかいてもすぐに吸い取り、乾くのも早いというので、春から夏にかけて愛用する方の多い素材ですよね。
fog linen workのリネンはリトアニア産。生地を織り、生地の裁断、縫製に至るまでリトアニアの提携工場で行っています。古くからフラックスと共に生活してきたリトアニアの人々は、リネン生地の織り方に製品化といった方法をよく知り、優れた技術で生み出したリネン生地を世界中に届けています。このようなリトアニア生まれのリネンは「リトアニアリネン」と呼ばれ、長く受け継がれた伝統のある良質なリネンとしてたくさんの人から愛されています。
リトアニアリネンにはどんな特徴があるのか?というと「これがリトアニアリネン」という特徴はないそうです。リトアニアで紡いだリネンの中でもザクザクと粗野な雰囲気のものもあれば、細く紡いだ繊細な印象のものもあり、その手触りや質感は意外にも千差万別。ポピュラーな果物にたくさんの品種があるのと同じように、リトアニアリネンの多種多様さこそがどれだけの長い間リトアニアの人々の暮らしの中でリネンが息づいていたかを物語っているようです。
fog linen workはそんな質感様々なリトアニアリネンをウェアや雑貨など使う商品ごとに変え、一番ピッタリのリネンをセレクトしています。ウェアには、触れてみるとわかるのですが、手触りはリネンらしいドライな質感、見た目には光沢感がある生地が使われています。このしっかりと丁寧に織られた生地がいかにも「長く着られそう」といった雰囲気で、ちょっとやそっとではへこたれない強さを感じさせてくれます。
fog linen workと関わるリトアニアの人たちは質実剛健な人が多く、生地の検品一つでもかなり厳しい基準で見る、真面目できちんとした人が多いのだとか。そんな丁寧な作業と心遣いもまた、リトアニアリネンが日本で愛されている理由なのかもしれません。
ここでリネンの良さをまとめてみます。
・汚れに強くて、たくさん洗えて、清潔。
・丈夫で長持ち。
・吸水性が高い。
・通気性がよく肌触りがいい。
リネンは、おろしたてと使い込んだもので生地の雰囲気ががらりと変わることでも有名です。着始めはパリッとハリのある感触ですが、何回か着て洗い込むうちに柔らかくくたっとした手触りに変化していきます。乾かし方でも見た目に変化があり、素朴な風合いが好きな方は脱水後パンパンと引っ張って干すだけでノーアイロンでも着られますし、ピシッとしたものが好きな方はアイロンをさっとかけるときちんとした表情に変わります。
左:新品/右:数年愛用
左:新品/右:数年愛用
毎日使うものだから、かっこつけず、素朴なものの方が気兼ねなく使えるもの。しかし普通とは違う少し良い素材を使用する事にfog linen workはこだわりを持っています。そんなfog linen workにZUTTOが別注して完成したのが【別注】ロータス ワンピース グレンチェック。
<画像をタップ/クリックで商品ページへ移動します>
シルエットは程よく広がるAラインで、身体をすっぽりと包み込むようなリラックス感のある着心地です。丈は膝下まで隠れるロング丈で、下にレギンスやパンツを合わせてもバランス良く決まるよう、着丈の長さに前後差が付いています。生地にはカジュアルになりがちなリネンを大人が綺麗に着こなすために、グレンチェックのリネン生地をセレクトしました。
スーツやジャケットなどに使われるポピュラーな柄ということもあり、素朴さを持ちながらもきちんと整った印象のワンピースになっています。この少しのきちんと感というのがオシャレ着としてもおすすめできる理由で、着こなし方もはさまざま。1枚でラフに着ていただくのはもちろん、肌寒い日は下にタートルネックや薄手のニットを合わせるなど季節に合わせて様々なスタイリングも一緒に楽しめるようになっています。
背中側のボタンを閉じて着られるようになっています。このおかげで首周りがすっきりして、背中から見た時にはボタンがアクセントに。これも手に取りやすいシンプルだからこそ際立つデザインポイントの一つです。
お家にいるとき、ふと力を抜いても素敵でいることは、丁寧な暮らしへの近道。着ているだけで嬉しくなってしまうようなパジャマを着れば、いつもより心豊かな生活が送れるはずです。スピカ リネンナイトシャツ ハーフ【別注】ステフは、季節を選ばず使いやすく、また身長の低い方でもサイズが合うようにと着丈と袖が短くなっています。
162cmのスタッフがきて、袖は7分丈、丈は膝くらい。fog linen workらしくパジャマ感の少ないルームウェアで、ワンマイルウェアとして着るにはチュニックのようにパンツやルームレギンスと合わせて着るのがおすすめです。ネイビー×ホワイトのチェック模様の爽やかな柄がリネンと相性がよく、濃い色はちょっと家事をするときにも心配がないのが嬉しい点です。
【別注】リネンワンピースは、ロングスリーブにすることで一年の中でも長く着ることができるようになったZUTTO別注のルームウェア。襟付きなのでルームウェア感が出すぎず、お家の中でもお出かけにもリラックスして着られるワンピースです。身幅をゆったりとさせているので締め付け感がなく、寝るときに着てもいいですね。
丈は膝下のロング丈なので、下にレギンスやパンツを合わせてもバランス良く決まるように、前後の長さに差がついています。色はリネンらしいナチュラルと、グレーの生地に細いストライプが入ったグレーホワイトストライプの2色をご用意。肌寒い日は下にタートルネックなどを合わせて、春夏にはレギンスやサンダルを合わせて風通しよく、あらゆるシーンで切られる万能なワンピースです。
ZUTTOの別注カラー「ポール」のブルーグリーンは一際涼しげで、ノスタルジックな夏の夜風を思わせる一着です。チェック模様がよく映えるワンピースは、眠りにつくまでのひとときまでおしゃれでいられる喜びを教えてくれるかのよう。フレンチスリーブは二の腕が少し隠れるくらいの丈で、腕をきれいに見せてくれます。程よくあいたキーネックの首周り、ふくらはぎも隠れるロング丈など、着た姿が美しく上品に見えるようデザインされています。
ロング丈ですが、こちらもスリットが入っているので足さばきも良く、家事をする際にも動きやすいデザイン。身幅をたっぷりとったワンサイズのみなので、母の日やお誕生日のギフトにも喜ばれます。
気持ちの良い独特の肌触りとラフ感が魅力な素材で、丈夫なためにお洗濯の時もさほど気にせずに他の素材のものと同じように洗いがちなリネン。もちろん、それでも良いのですが、使ううちに表面がふわふわと柔らかくなり風合いを増していくリネンの特徴を最大限に活かすならば、そのためのリネン(麻)の洗濯や干し方を知る必要があります。
洗濯のポイントは、
・洗剤は中性(蛍光剤、漂白剤は使用しない)
・畳んでネットに入れる
・すすぎは十分に(洗剤が残ると黄ばみの原因に)
洗濯ネットに入れる時、くしゃくしゃっと入れていませんか?リネンは他の素材と比べてもシワがつきやすい素材です。できるだけシャツやパンツはきちんと畳んで、出来れば1アイテム・1ネットに入れてください。
・干すときはこんな風に
洗いざらしのナチュラルなリネン生地の表情がお好きな方は、リネン生地が好きな方は洗濯機での脱水時間を短く、または脱水をしないのがベスト。「濡れ干し」と呼ばれる、水がボタボタ滴っている状態で洗濯機から取り出し、そのまま干してしまうのです。手洗いした場合でも、絞らずにそのまま干します。
そうすると、水の重みである程度のシワが伸び、アイロンをかけなくてもある程度きれいに乾かすことができます。ちなみに濡れ干しのシャツが乾くまでの時間は、約3時間でした。(夏、窓を開けた浴室で)
もちろん通常通り洗濯機で脱水するのも問題はなく、その場合は生地をパンパンと引っ張って干すとシワを抑えながら乾かすことができますよ。
リネンをいつまでもきれいに着るために、あと3つだけ注意点があります。
・乾燥機は使用しない
リネン(麻)を乾燥機にかけてしまうと縮みます。型くずれも起きてしまいますので、絶対に使用しないでくださいね。
・風通しの良い日陰で干す
リネン(麻)を直射日光に当てることは日焼け・退色につながります。風通しの良い日陰を選んで干すようにしてください。また、綺麗な色のリネンアイテムは特に退色が気になりますよね。そんな時は裏返して干して、表面への影響を最小限に留めましょう。
・乾いたらすぐに取り込む
リネン(麻)は他の素材に比べて乾きやすいので、他のものが乾く時間に合わせて見にいくと、乾きすぎて生地がパリパリになってしまうことも。
大まかに気をつけてみたいのはこの程度。こうやって書き起こしてみると大袈裟に気をつけることはないのだと分かりますね。
fog linen workのZUTTO別注シリーズは、どれもルームウェアとしてもおでかけにも着られるデザインのものばかり。素材へのこだわりがある方から、あまりこだわりのない方までを虜にしてしまうリトアニアリネンは、私たちの日常に溶け込むように寄り添ってくれます。