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全ての工程をZUTTOのアトリエで。爽やかに風が通る夏のプルオーバー。

 

 

洗いざらしの自然なシワ感をもった薄手の生地が軽やかなZUTTOアトリエライン クラフトワッシャーコットンプルオーバー。身幅を広めに取ったゆとりある形がリラックスしたムードのトップスで、体にまとわりつかないドライタッチな肌触りが涼しく、着れば風が通り抜ける爽やかさがあります。

 

こちらのプルオーバーは、新たに始まった「アトリエライン」シリーズの一つ。廃校を利用したZUTTOオフィスの中に設けたアトリエから生み出されるウェアで、デザインから縫製まで、一貫して一人のデザイナーが行うことで品質を高め、お直しや修繕にも柔軟に対応できるのが特徴です。シーズンで終わってしまう服ではなく、トレンドに左右されず直しながら長く愛用する服を着たい、そんな声に応えるシリーズが実現しました。

 

 

ZUTTOのアトリエから

 

 

ZUTTOの倉庫は兵庫県にあります。廃校になってしまった小学校を再利用し、体育館を倉庫として、職員室をオフィスとして活用しています。小学校を活用したこの試みは、廃校になり人がいなくなってしまった小学校に新たな価値を付け加え、例え用途が変わったとしても、人が再び集まり長く愛される場所にしていきたい、という私たちの想いからはじまりました。 

 

 

 

そんな小学校の図工室に、ZUTTOのアトリエはあります。ZUTTOオリジナルウェアはここでデザインされ、パターンが引かれ、サンプルが縫製されています。みなさんに実際にお届けするウェアは外部の縫製工場にお願いして形になるのですが、今回のアトリエラインは全てがここで完結するアイテムなのです。

 

 

 

アパレルは基本的に分業制(デザイナー、パタンナー、生産、縫製)をとるものがほとんどですが、アトリエラインシリーズは、生地の選定からデザイン、パターン作成、裁断、縫製、仕上げまでZUTTOのデザイナー1人が一貫して行っています。

 

手間と労力、効率性という点では、分業制の方が良いことも多いのですが、それらを度外視して一人の手で丁寧に一着一着仕上げていく。そうして生まれるメリットは、ZUTTOの洋服に私たちが求めていたことでした。まず一つ目は、一人が一貫して行うことで、高いクオリティを最初から最後まで維持できるということ。それは結果的に丈夫な服作りへとつながっていきます。そして二つ目は、お直しやリメイクなど長く着るためのお手伝いを最も良い状態でできるということ。デザインして作った人間がお直しやリメイクもするので、どういう風にすれば一番生地にとってもデザインにとっても良いか、ということがよく分かっており最善のデザインでお届けすることができるのです。

いろいろな服を着てくると、長く愛用したいのは細部まで気に入っている服だと気づきます。そのためにお客様からご要望があればお一人お一人に合う、その人の体型や好みにぴったりなものに仕上げたいという気持ちでこのシリーズは始まりました。

 

 

風が通り抜ける、夏に爽やかに着られるプルオーバー

 

 

TシャツではないけれどTシャツのように着られるデザインに仕上がっている今回のプルオーバー。身幅を広めに取ったゆとりある形にすることで、風が通り抜ける爽やかな一着を目指しました。涼し気な雰囲気で、真夏にも暑苦しくなく二の腕をカバーできるのもポイントです。

 

 

クラフトワッシャーコットンプルオーバーができるまで

 

1、生地選び

 

 

コンセプトとデザインが決まったら、生地選びに入ります。

 

 

 

 

今回生地に選んだのは、さらりと肌を滑る清涼感と、ハリやコシが品のあることから春夏のブラウスに使われることが多いローン生地。それにワンウォッシュ加工をして、ナチュラルな表情にしたものを採用しました。マットなルックスと軽やかでドライな風合いがコットン素材の良さを引き立たせています。

 

Tシャツほどラフにならず、シャツほどカチッとしすぎない、程よく力の抜けた印象にぴったりでした。またお手入れも簡単で、ピシッとアイロンをかけなくても大丈夫。乾かす前に形を整える普段通りのお洗濯で、ナチュラルな風合いを残したまま次の日に着られる生地なのです。

 

 

2、裁断

次は型紙作成し、それを元に生地を切り出していきます。

 

 

まず型紙を生地の上に置く際に、生地の目がずれていないかきちんと確認することが重要なポイント。たとえ柄の入っていない生地でも、ここがずれてしまうと仕上がった時の印象が大きく変わってしまいます。

 

 

 

生地を何枚も重ねて手で裁断するので、鋏を入れて裁断していくと、鋏が生地を押し出す形で生地がずれていくのです。これをずれないように慎重に裁断していきます。

 

 

3、縫製

それぞれのパーツを縫い合わせていきます。

 

 

1箇所を縫ったら表裏を確認して、糸調子がおかしくなっていないか、縫い代から縫い目が落ちていないか、よく確認しながら縫製を進めていきます。表に見えるステッチや首回りなど、特に気をつけて縫わないといけないところさらに丁寧に少しゆっくりめに、直線は一気に踏み込んで素早く、そんな風にメリハリをつけてミシンで縫っているのだそう。綺麗に仕上がるように、気持ちも込めて仕上げていきます。

 

縫製を終えれば洋服の形にはなっていますが、まだまだ完成ではありません。出来上がった洋服はこの後、水洗いとタンブラー乾燥、そして仕上げのアイロンがけの工程に入ります。こうすることで、ご自宅でお洗濯した際に縮みが軽減しています。

 

5、最終チェック

 

こうして仕上がった服は最後にトルソーに着せて全体を確認します。全体のバランスを見て、おかしなところがないか、縫製ミスがないかなどを細かくチェックして完成です。

 

 

 

STYLE SAMPLE

 

今回は、手持ちの服と迷わず合わせられる「IVORY」「CHARCOAL」、夏らしい軽やかな「KHAKI」の3色をご用意しました。少し長めの着丈にしているので、ロングスカートにオーバー気味に合わせたり、裾をタックインしてシンプルにデニムに合わせたり、着こなしのバリエーションも広がります。

 

IVORY

スカート:綿ローン 刺繍ティアードスカート

サンダル:W0162 NERO(BLACK)

 

 

KHAKI

 

中に着たカットソー:綿ベルギーリネン天竺 ハイネックノースリーブ

パンツ:綿コクーンパンツ

シューズ:TRAVEL SHOES TR019 BLACK

バッグ:GOAT MESH ミニショルダーバッグ

 

CHARCOAL

パンツ:UPT1000L31 easy baker pants

シューズ:Tornado17 Lea Off white

バッグ:ミニバケット

 

 

丈調整やリメイクのご相談はカスタマーサポートまで

 

もう少し着丈や袖丈を短くしたい。

サイドにスリットを入れて前後差をつけたい。

 

ZUTTOアトリエラインの洋服は、そんな細かい要望にもお答えできます。こんなことは無理かな?そんなご相談でもお気軽にカスタマーサポートまでご連絡くださいませ。

 

 

▼ZUTTOのオリジナルウェアをさらに見る

投稿者: 森 日時: 2023年06月06日 10:00 | permalink

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