夏が訪れるたび、気になるのがジュエリー。服装がシンプルになるため、他の季節よりもジュエリー、アクセサリーでアクセントを取り入れたくなりますね。今回は、涼しげな輝きを放つシルバージュエリーブランド、ERICKA NICOLAS BEGAYをピックアップ。歴史や文化を感じるストーリー、お手入れをしながら長く愛用いただけるジュエリーは、お守りのような存在になってくれるはずです。
ERICKA NICOLAS BEGAYは、インディアンナバホ族の女性アーティストが手掛けるナバホジュエリーのブランドです。ナバホジュエリー(インディアンジュエリー)の始まりを遡ると、アメリカ大陸発見後、ナバホ族は主に織物を作っていましたが、スペイン人やメキシコ人がつけていたターコイズのジュエリーに影響を受け、自分たちもジュエリー作りを始めます。最初は生活のためにジュエリーを作っていたものの、やがて技術が向上し、儀式や儀礼で使う特別な装飾品を作るようになり、その高い技術力から周りの部族にも広まっていきました。
多くの民族ジュエリー同様に、お守りとして身につけられてきたナバホジュエリーは、命や友情、願いといった意味が込められたもの。お守りとして持ちたくなるストーリーを持つジュエリーなのです。
無骨な雰囲気で、特に男性に好まれる方が多いイメージのインディアンジュエリーですが、ERICKA NICOLAS BEGAYのそれは異なります。伝統と現代の美しい融合を体現していて、民族的なエッセンスを大切に残しながらも、日常生活に溶け込む華奢なデザインが特徴です。
細やかなスタンプワークが施された繊細な装飾は、オールハンドメイド。じっと見つめたくなる魅力があります。
そして、ナバホ族の銀細工に由来し、伝統的に作られているシルバーのパールがナバホパール(Hogan Beads)です。ナバホ族にとって特別な意味を持つ伝統的なこのモチーフは、エネルギーの象徴とされています。
どんな洋服にも調和する、主張しすぎない控えめなシルバジュエリー。普段シルバージュエリーを身につけない方でも取り入れやすいジュエリーブランドです。
そしてシルバージュエリーならではの魅力として、時間とともに生まれる経年変化があります。ケアも必要ですが、その手間が深い味わいとなり、唯一無二の愛用品となるのです。
素材はすべて「シルバー925」。925とは銀の含有率(純度)を示し、92.5%のシルバーが含まれている合金ということ。錆びにくく、長く愛用できる素材です。純度の高いシルバーの輝きは上品で、無骨で男らしいイメージのインディアンジュエリーとは一線を画します。それでいて華美になりすぎず、オールハンドメイドの風合い、そのストーリーから使うほどに愛着がわくはず。
ERICKA NICOLAS BEGAYのジュエリーからは、伝統的な技法と現代的なセンスとの調和が感じられ、日常使いしやすい点も魅力といえます。
今季は、ナバホパールネックレス、ナバホバングル、ナバホパールブレスレットのバリエーションが増えました。
まずネックレスは、一番モチーフが小さい「3mm」に「全長40cm」と「80cm」が加わり、チェーンの長さを3種類からお選びいただけるようになりました。
3mmは全長40cm、50cm、80cmの3サイズ。
4mmは60cmが加わり、50cm、60cmの2サイズに。
レイヤードもおすすめです。(3mm/全長40cm、4mm/全長60cm、3mm/全長80cm)
ネックレスはチェーンの長さで使い方や印象が変わるので、使うシーンや普段の服装から考えると選びやすいです。
首の詰まった服が多い、カジュアルに使いたいなら「40cm」
3mm/全長40cm
単体使い、レイヤードもできる。ベーシックな長さなら「45cm」「50cm」
4mm/全長50cm
5mm/全長45cm ※45cmは5mmのみ。
他のネックレスとレイヤードしやすい「60cm」
4mm/全長60cm ※60cmは4mmのみ。
コーディネートの主役、二連もできる「80cm」
3mm/全長80cm。一連、二連、どちらでも着用いただけます。 ※80cmは3mmのみ。
▲左から、3mm、4mm、5mm
パールサイズは大きいほどネックレスの存在感が出ますので、ナチュラルで優しいスタイリングがお好みなら3mm、モードでクールな印象がお好きでしたら、4mmや5mmがおすすめです。
バングルは元々あったサイズよりも一回り小さい、さりげなく着用できるSサイズが入荷。
▲新しく入荷したSサイズ(HAMMERED)。
▲こちらはLサイズ。
ナバホパールブレスレットも、モチーフが3mmで使いやすい「3mm/SHINY」が加わりました。
3mm/SHINYをナバホバングル(HAMMERED SIZE S)と重ね付け。無骨になりすぎず、普段使いしやすいボリューム。
ナバホパールブレスレットは燻加工を施した「OXIDIZED(画像左)」もお選びいただけます。
シルバージュエリーの日々のお手入れは、さほど難しくありません。ポイントとしてはこちら。
・着用後に柔らかいクロスを使って、汚れを優しく拭き取る
・海や温泉に入るときは外す(硫化反応により黒ずみが起こる可能性があります)
定期的にお手入れしながら、少しずつ変化していく様子をお楽しみください。
夏の装いに涼やかな輝きを添えるだけでなく、深い歴史と意味を持つERICKA NICOLAS BEGAYのシルバージュエリー。ずっと綺麗な状態をキープ、クリーニングして使い続けるというより、少しずつ変化していく様子を楽しんでいただくジュエリーです。お守りのように、長く愛用するジュエリーとの出合いになれば嬉しく思います。
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