1898年、イギリスのGreat Yarmouth(グレート・ヤーマス)で誕生したYarmo。その名は地元への愛着から名付けられました。創業以来125年、地元の働く人々のためのワークウェアやレジャーウェアを提供し続けています。
英国のワークウエアのブランド「Yarmo(ヤーモ)」。1898年の創業以来、働く人々の傍らで歩み続けてきたブランドが、今シーズンスペシャルなTシャツをリリース。それは単なるおしゃれTシャツのようで、ブランドの哲学をデザインした一枚です。
スタイリストの大森伃佑子さんとのコラボレーション企画として「働く日 働く人」をテーマにYarmouth storeの歴史/今古写真と大森さんがイメージするワードをデザインしたものを限定販売。Tシャツの表にプリントされている写真はかなり古いYarmouth Storesの写真です。
デザインは、長年Yarmoを支えてきたファクトリーの姿そのもの。プリントされた建物はYarmoの工場併設ショップで、労働と休息の境界線を優しくぼかしているように感じます。
「はたらく」と「いきる」の境界線を、やさしく溶かしたようなデザインで、なんだか仕事と休息のバランスは現代への問いかけのようにも感じます。
Tシャツの色は4種類でどの色もYarmoの洋服との組み合わせから、手持ちワードローブとも合わせやすいベーシックカラーです。
ーツイル生地:シワになりにくく丈夫で、制服にも使用されるため、きちんと感がでます。
ーモールスキン:肌触りが良く頑丈で暖かな生地です。
ーウォッシュ加工:肌当たりがソフトで着心地抜群です。
長年、船員や港湾労働者向けの衣服を作り続けてきた技術が活きています。
動きやすい足さばきがいいパンツのシルエットに、羽織もの深めのスリット、アームホールもゆったりとしています。
大きめのポケットは、日々の必需品を携帯する実用性があります。脱ぎ着しやすい最低限のボタンの数、柔らかな生地のシャツは、羽織りとしても活用できて便利です。
生産の8割はイギリス製で、品質管理も徹底しています。
育てる服と言えるYarmoの洋服たちを実際に手にすると、随所にそのこだわりを見ることができます。
例えば、年齢を問わない普遍的なデザインに、ゆったりとしたシルエットは体型を問わず着ることができます。ファッションに昇華しているブランドらしく、一枚で様になる。着るだけでこなれた印象にというのも特筆すべき点です。
そして、着心地の良さがあります。ワークウエアを手掛けてきたメーカーの得意とする長く愛用できる品質に、動きやすさ、お手入れの手軽さ、アイロン不要の生地が多く、洗いざらしでも味が出るのも魅力で選ばれる理由だと思います。
【Q1】Yarmoの製品をどのような場面で使用していますか?
休日から仕事までYarmoは一年中着ています。
【Q2】Yarmoで気に入っている点、1〜5点のいずれかをつけて教えてください。(★が回答です)
ーYarmoは耐久性がある 。
1 □ 2 □ 3 □ 4★ 5 □
ーYarmoは着心地が良い。
1 □ 2 □ 3 ★ 4 □ 5 □
ーYarmoはデザインが優れている。
1 □ 2 □ 3★ 4 □ 5 □
ーYarmoは何年も着ることができる。
1 □ 2 □ 3 □ 4 □ 5★
ーYarmoを着ているとおしゃれと言われる。
1 □ 2 □ 3 □ 4 □ 5 ★
【Q3】Yarmoの魅力を教えてください。
ワークウエアの質実剛健さとファッション性を持ち合わせている点だと思います。機能性や快適性に加え、ファッション性も持ち合わせたブランドだと思っています。仕事柄人の前に出ることもあるのですが、コーディネートを考えずに一枚で様になる、気軽に着ることができるのもいいのですし、着ていると「どこのお洋服ですか?」と聞かれることもあって、お気に入りの服を褒められるとちょっと嬉しいです。
今回は、Yarmoを日本でご紹介するグラストンベリーさんにお客様の知りたいを取材しました。
【Q1】Yarmoはどういった人が愛用していますか?
ブランドイメージやワークウエアというワードからイメージすると、若い世代が多いように感じますが、意外と30代後半~40代オーバーが多いと思います。Yarmoはマニアックなブランドだと思うので、ファッション系のお仕事の方をメインに、お花屋さん、美容師にも人気で、以前美容室の制服として購入される方もいました。子育てに奮闘されているお母さんにも、ワークウェアのタフさや気を遣わずにガシガシ着て頂けるという点が受け入れられているように感じます。
【Q2】Yarmoのブランドを⽇本で紹介するきっかけはどういったことからですか?
グラストンベリー創業当時、代表がLondonの洋品店で見かけたYARMOブランドのDrivers JKTがきっかけです。
【Q3】Yarmoのあるエリアは縫製や繊維が盛んな地域ですか?
イギリス東海岸Norfolkの海辺の町で、漁業や観光が中心。繊維業は稀です… 歴史的な中世建築と現代的な開発がミックスしたユニークな町で、有名な特産品といえばヤーマス・ブローターという燻製のニシンです。Yarmoはその土地で、船員や港湾労働者へ長年一貫して耐久性にこだわり、丈夫な縫製の専門知識が生まれたり、workerのニーズに合わせた生地選びやポケットの仕様、フィット感なども採用されています。Yarmo工場にとってはファッションではありませんが、私達にとってはそこがいいですよね。
そのYarmoの⼯場では、25人くらいのスタッフが縫製をメインに働いています。みんな地元の方ばかりで長い人は30年以上のキャリアで、家族のようにアットホームな雰囲気の中、それぞれがプロフェッショナリズムを持って働いています。過去には、国防省や企業の制服を手掛けていた時代もあり、現在もワークウエアやレジャーウエアを生産、イギリス国内のお店や小規模企業、地元の人達に幅広く提供しています。
上の写真は、休憩時間にカードゲームしている女性達のようですが、今も昔も丁寧な縫製は現地の女性スタッフによるもの。下の写真は近年です。多くの女性が活躍しているのがわかりますし、洋服でも顔が見えるものづくりというのは洋服の縫製も見え方も変わってきます。
さりげなくておしゃれに見えるというYarmoの洋服は、着る人のことを考えた、快適さ、動きやすさを両立させ、「自分らしさ」も後押ししてくれるようです。そして、着ることでより自分にフィットしていく、愛着のわくワークウエアブランドの「Yarmo」のご紹介でした。