別注サイドテーブルを加えた、ツルヤ商店の受注会。ゼロから相談して作った特別な別注品「籐 3段ラックサイドテーブル」をひと足先にスタッフが使ってみたので、本日はそのレビューをお届けします。籐(とう)素材について伺ったツルヤ商店の代表・會田さんへインタビューもあわせてご覧ください。
▼目次
・スタッフレビュー:テーブル兼収納が便利。新作別注のサイドテーブル
・お客様へ質問。スツールやスリムラック、どう使っていますか?
・Brand Interview:籐素材のこと、お手入れについて。
新しい家具を迎えるときの条件。
大きさ、デザイン、素材、自分の部屋に似合うかどうか、価格など、チェックポイントは様々なある中、私自身が重要視するのは「どんな場所でも使えるかどうか」。同じ家にずっと住み続けるかはわかりませんし、住み続けたとしても暮らしやすくするためや、気分転換に模様替えはしたい。結婚や出産、子どもが独り立ちするなど家族構成が変わって、部屋の用途が変わることだってあるかもしれません。だから、どんな場所、どんな部屋でも使い続けられるものを選ぶことが多いのです。
今回ひと足先にサイドテーブルを使ってみた感想として、このポイントをしっかり叶えてくれたインテリアだと感じました。籐を熟知するツルヤ商店さんのものづくり、「ずっと使い続けられる」という私たちZUTTOらしさ、どちらも実感できる別注品です。
ソファ横のサイドテーブルとして。
もともとソファ前にテーブルは置かず、スツールをテーブル代わりにすることが多かったですが、今回のサイドテーブルを置いてみたら、とてもしっくりきました。奥行き30cmとスリムでありながら、マグカップやお菓子、雑誌や文庫本も置くことのできるサイズです。
寝室のベッドサイドテーブルに。
スペースが限られているので収納家具が置かず、小物収納が難しかった寝室。このサイドテーブルがぴったりフィットしました。ハンドクリームやピロースプレー、読みかけの本、ブランケットやルームウェアなど様々なものをまとめられて、部屋全体がすっきり。今の我が家では、ベッドサイドが定番になりそうです。
「軽量で持ち運びやすく、いろんな場所で使える」
いろんな場所で使ってみるため持ち運びを頻繁にしましたが、持つほどに軽量さ、機動性の高さがいいなと思うポイントに。模様替えが本当に気軽にできますし、収納スペースをすぐ増やすことができます。
「高さが低く、圧迫感がない」
【別注】籐 3段 奥行きスリムラックと並べた様子。(身長:160cm)
約50cmという高さも、使いやすい絶妙な高さ。ベッドの横においても圧迫感を感じず部屋が広く感じられます。ちょっとした飾り棚としても使えて、汎用性の高いサイズです。
「サイドテーブルと収納棚を兼ねた利便性」
使ってみてわかったのは、テーブルと収納、どちらの機能もしっかり果たしてくれるという点。一般的に棚がついているテーブルは棚が低くて取り出しづらく、気付けば「使わないもの置き場」になってしまいがちですが、このサイドテーブルは二段目も三段目も取り出しやすく、それでいて散らかって見えません。
テーブルとして使いつつ収納棚としても機能するので、省スペース。きちっとした片付けは苦手な私でも、見た目がすっきりするので使っていて気持ちよかったです。
使用用途が広いことは、どんな暮らし方にもマッチするということ。長く愛用できるインテリアになります。
サイドテーブルよりも前に作っていただいた別注品、スツールとスリムラック。使いやすいシーンを考えながら企画していますが、お客様のもとへお届けしたものは実際どうやって使われているのだろう?と、今回の受注会を開催する少し前、すでに別注スツールとスリムラックを使っていただいているお客様へ使い方についてお聞きしました。
皆様からの回答を読んでいると、共感はもちろん、私たちの新たな発見にもなりました。どうやって使われているのか、少しだけご紹介しますね。
「軽い」が嬉しい。洗面台での利用が多い「籐編みスツール」
一番多かった使用場所は「洗面台(脱衣室)」。
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・脱衣室で使っています。ゆったりスキンケアしたいときや、メイク時に使っています。
・入浴後髪の毛を乾かすときに使用。
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また「来客時の補助座席」という使い方も多く、軽量な籐スツールらしい使い方をされている様子。普段の使い方とは別に、必要なときに一時的に移動させて使うことができるのは籐スツールならではだと思います。その他、キッチンや寝室、玄関と答えてくださった方もいらっしゃいました。
意外に多かった置き場所は寝室。
それぞれの使い方が見えた「籐 3段 奥行きスリムラック」
玄関やリビング収納に使われている方が多いかな?と思っていましたが、一番多かったのは意外にも「寝室」でした。
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・寝室で日記帳や読みかけの本やペン立て、レターラックなどを置くために使用。ぬいぐるみも飾っている。
・寝室のベビー用品収納。
・寝る前に使うボディクリームやエアコンのリモコン、ボックスティッシュ、懐中電灯など枕元用品を入れています。
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リビングはすでに家具が揃っていたり、寝室はスペースが限られていることがあるのかもしれませんが、スツールよりも使い方が多岐にわたっているのがスリムラックでした。その他、デスク横の収納として使いながら、下段はベランダ用のスリッパを入れているという方も。スリムだからいろんな場所にフィットして、使いやすいように工夫して使ってくださっている様子です。
そしてスツールとスリムラック、共通して多かったお声は「軽いから移動しやすく使いやすい」ということ。それは今回のサイドテーブルを使ってみたときも強く実感したポイント。愛用していただける風景が浮かぶような、とても嬉しい回答結果でした。ご協力いただいた皆様、改めましてありがとうございました。
ここからは、ツルヤ商店・會田さんへのインタビューの続きです。「籐」について、丁寧にお話してくださいました。 前回はこちら >>
Brand Interview
「インドネシア産の籐が多いですね。使うのは、ジャングルで育った元々の籐から表面の皮を剥いだもの。ただ現地から直接仕入れているわけではなく、国内外の商社を通して仕入れています。籐が一番最初に日本に入ってきたのは平安時代の終わり、遣唐使の頃とされていて比較的古くから入手しやすい材料。だから昔から馴染みがあるんです。」
「はい。もともとの材料は3m〜6m前後の長い状態で仕入れています。自然のものなので、もちろん色もばらつきがあったりします。そこから選別、カットして使います。サイドテーブルの枠組みになっているものは、表面の皮を剥いだものを再度機械にかけ、綺麗な円柱状にしたものです。今では少なくなりましたが、刃物を使って手で挽く、その専門の『挽籐屋さん』という職人さんもいらっしゃるんですよ。」
フレームはもちろん、パーツを巻いている平紐のような形状のものも籐です。
「材料の太さはいくつかありますが、枠に使うのは、14mm〜16mmくらいの材料。私たちは『フレーム材』と呼んでいます。」
「他にも脚は太い材料、柵に使う部分は細い材料、とパーツごとに使い分けています。蒸気で蒸して曲げるので、曲げやすいのは細いものですが、強度も加味しながら、アイテムごとに設計して作っていきます。
例えば、この柵に使われている細い部分は7mmの芯材を使っています。」
「芯材は、太い材料の表面を削って均一な太さにしたもの。なので、こうした均一な穴にはめこむのに適している材料です。
こういったように様々な太さ、種類のある材料ですが、その背景は少しずつ変わってきています。以前は、サイズや種類を豊富に仕入れて卸している国内商社もあったんですが、そもそも籐製品をつくる会社が減ってきているので商社も在庫を多く持たなくなったんです。材料費も人件費などから高騰している。そういった変化があって、昔はある程度融通がきいたんですけど年々難しくなってきています。なので、必要な数量や納期を確認しながら、海外、主に香港から直接仕入れたりという取り組みもしていて、仕入れの方法も変わってきていますね。」
「テーブルとして使われることを想定して、一段目も二段目も天板部分にラッカー塗装をしているので特別なお手入れはいりません。
コーヒーやお茶をこぼしてしまったときに染み込みにくいですし、すぐ拭き取れば綺麗になると思います。たまに乾拭きをしていただいてもいいかと。無塗装部分は、定期的な乾拭きがおすすめです。
もし無塗装部分に汚れが付着してしまった場合は、中性洗剤をつけて軽くこすって乾かしてください。あまり濡らすとシミになってしまうので、少量ずつでお試しください。」
▼事前に必ず以下をご確認ください。
・商品のキャンセルやご返品は承っておりません。予めご了承くださいませ。
・代引き注文は不可となります。ご注文は【クレジットカード・アマゾンペイ・キャリア決済】をご利用くださいませ。また、決済の都合上、発送前に決済確定を行いますのでご了承ください。
・今回の受注会のお品物は、受注会以外のアイテムとおまとめができません。お手数ですが、別でご注文いただきますようお願い致します。
・ご注文のタイミングによってお届け時期が異なります。ご確認の上、ご注文くださいませ。また配達日の指定ができませんことをご了承ください。