これからの季節にぴったりなのが、折りたたみ傘です。
長傘とは別に折りたたみ傘1本を持っていて、
朝から雨が降っているなら長傘を、
帰りだけ雨なら折りたたみ傘を、と使い分けると便利ですよね。
でも、実は折りたたみ傘は間に合わせで買ったもので、
さほどこだわってはいない。
かといって、どれを選んでも差はないような気がするし・・・・。
そんな方も多いのではないでしょうか?
今回のテーマは、ずばり「折りたたみ傘の選び方」。
ZUTTOでもロングセラーとなっている
ドイツデザインの折りたたみ傘ブランド、Knirpsを取り上げます。
ドイツ生まれの折りたたみ傘「Knirps(クニルプス)」は1928年に
ハンス・ハウプト氏が折りたたみ傘を発明したことからはじましました。
Knirps(クニルプス)生みの親であるハンスさんは足が悪く、
雨が降りそうな日に杖と傘の両方を持ち歩くことに不便を感じていました。
それを解消するために、「ポケットに入るくらい小さな傘」を考案したのが始まり。
1928年に折りたたみ傘の構造を考案し、1934年には折りたたみ傘の特許を取得。
現在、クニルプスはスマートで洗練された傘の代名詞となっています。
Knirps(クニルプス)のデザイン性は、
単に雨を避けるためだけの道具ではなく
ファッション小物としても注目され続けてきました。
雨の日をより快適に、楽しく過ごすための商品でもあるのです。
1950年代のドイツの天気予報では、
雨が降る日を“Knirps Weather(クニルプスウェザー)”と呼んでいたそうですよ。
ヨーロッパはもちろん、世界の主要都市のデパートや専門店で、
「Knirps(クニルプス)はどこにありますか?」と店員に話しかけると、
傘売り場を案内されたり、折りたたみ傘をすすめられます。
ドイツでは、Knirps は折りたたみ傘の代名詞になっており、
ドイツ語の辞書では「Knirps= 折りたたみ傘」と表記されているほど。
ZUTTOでご紹介しているKnirpsの折りたたみ傘は、
全部で4シリーズ。
X1;
バッグにいつも入れておきたい、X1シリーズ。
4シリーズの中では一番コンパクトかつ軽量なので特に女性におすすめです。
収納にはポリエステルの中袋と、EVA樹脂ケースの両方付いており、
速乾性に優れ、湿気を外に逃がす効果が。
ケースにはホルダーストラップ付きなので、
傘を閉じて濡れたままの傘をバッグにしまいたくないという時にも安心です。
Fiber T2 Duomatic:
ワンタッチ自動開閉式のボディ。
スリムなボディですが、傘を開くと男性にも十分な大きさ。
シャフト(持ち手)にアルミを使用しているので
X1よりも大きいサイズが好みだけれど軽さも重視するという方に。
Fiber T3 Duomatic:
T2と同じ自動開閉式のシステムに加えて、
シャフトの収納時、途中で手を離してもそのままピタリと止まる
「Safety Shaft(セイフティー・シャフト)」仕様。
スチールを使用しているので、より頑丈なタイプをお探しの方に。
Topmatic SL:
木製のウッドハンドルがシックな折りたたみ傘。
全長42cm、重さ520gとKnirpsの中でも重厚感があり、
紳士的な印象を受けます。
手元の赤いボタンを押すと開くワンタッチオープンタイプ。
頑丈なスチールフレームだから、手に持った時の安定感も抜群です。
これからの季節に重宝する折りたたみ傘は、贈り物にもぴったり。
Knirpsはビジネスシーンにもお使い頂ける柄が幅広く揃っているので、
女性から男性への贈り物にお選び頂く方が多いんです。
ところが、相手の方が折りたたみ傘に何を重視するか?
というのは分からないもの。
軽量タイプが良いのか、ちょっと重くても大きいものが良いのか...。
そんな悩みを解決するために、いろいろな視点でシリーズを比べてみました。
まずは、傘をお使い頂く方の身長。
左:身長170cmくらいの男性。スリムな体系なので、
直径95cmのT2シリーズで肩幅もすっぽりおさまります。
右:身長180cm台の男性。身長が高い分
肩幅も大きいため、直径105cmのT3が安心です。
続いて、意外と盲点なのが普段使っている鞄のサイズ。
折りたたみ傘は、いつも持ち歩くことが大切。
普段使っている鞄に入れて持ち運ぶことが出来るのが一番。
いつも鞄が小さく、コンパクトな鞄やボディバッグを愛用している方に
おすすめなのは、X1のシリーズ。
比較的、幅が広いビジネスバッグやバックパックで通勤する方なら
T2以上のサイズでもOKです。
サイズと機能をベースに、X1・T2・T3・SLの
どのシリーズを選ぶか決まったら、柄をチョイスしましょう。
特に一番人気のT2シリーズには様々なチェック柄と
ベーシックなストライプ、クロス系の柄が揃っています。
スーツを着て出勤することが多い男性に人気なのは、
やはりチェック柄ですね。
もちろんどの柄もオンオフ問わずお使い頂けますので、
普段着ている洋服のイメージに合わせて選ぶのがおすすめです。
お気に入りの1本が見つかったら、
ちょっと上級者向けのテクニックもマスターしましょう。
こんな経験はありませんか。
お気に入りのバッグで出かけた日、急な雨が!
傘はちゃんと持っていたので一安心。
さっと傘をさして颯爽と街を歩きます。
ところが、傘を閉じてバッグにしまう時、
鞄の中が濡れてしまわないか心配。
ノートパソコンやレザーの財布も入っているし。
さて、どうしよう??
便利な折り畳み傘ですが、
濡れた状態で持ち運ぶのは抵抗がありますよね。
濡れた傘をしまうことまで考えるなら、
Dry Bagとの合わせ技がおすすめです。
このDry Bagは、全長29cm、周囲の長さ17.5cmまでの
折り畳み傘を収納することが出来ます。
Knirpsなら、T2/T3のシリーズにどうぞ。
普段は小さめの折りたたみ傘を愛用しているという方に
おすすめしたいのが、より大きい傘との合わせ技です。
例えば、普段はX1の折りたたみ傘を愛用している方でも、
キャリーケースを引いて移動する出張時には、
より大きいT2/T3のシリーズを使うという風に。
直径が大きいので、体の後ろに引いて歩く
キャリーケースや荷物が濡れにくいというポイントがあります。
また、T2/T3は、電車ではなく車で移動する時にもおすすめなんです。
ワンタッチで開閉出来るので、車から乗り降りする時には
片手で傘を持ち、空いた方の手で車のキーやドアを操作することが出来ますよ。
そして、意外と知られていないのですが、
Knirpsの傘は晴雨兼用でお使い頂けます。
男性は日傘を持つという習慣がない方も多いかと思いますが、
いつも鞄にKnirpsを1本入れておけば、
太陽が照りつける夏の日には日傘に、
雨が降れば雨傘に、と使えて一石二鳥です。
そんなKnirpsは、暑い日も雨の日も
お仕事を頑張る男性にこそぴったりなのです。
1:自動開閉モデルは、片手で傘を閉じることが出来るので便利。
手元のボタンを押して、傘を閉じたら良く降って水気を切ります。
2:傘の先端を手のひらで抑えながら、シャフト(軸)を縮めます。
3:シャフトをカチッと音がするまで押し込んで固定。
4:傘の留め紐を持って、そのままぐるりと一回転。
この時、傘のひだが均等になるようにすると仕上がりが綺麗です。
5:一回転したら、そのままマジックテープで紐を留めます。
6:ひだを軽く整えます。
綺麗に畳むことが出来ました。
最初はちょっと慣れるまで時間がかかりますが、
よく水を切ってから、留め紐でクルッと巻けば
手が濡れにくいので、手袋をしている冬場にもおすすめなのだとか。
最後に、ZUTTOでご紹介している人気の柄と、
今季仲間入りした新柄を一挙にご紹介します。
a:X1 (Motion Stripe)
b:X1 (Motion Summer)
c:X1 (Motion Sector)
d:Fiber T2 Duomatic (Check Gray)
e:Fiber T2 Duomatic (Check Green×Navy)
f:Fiber T2 Duomatic (Check Green)
g:Fiber T2 Duomatic New Check(Blue)
h:Fiber T3 Duomatic (Black)
i:Fiber T3 Duomatic (Pinstripe Black)
是非、お気に入りの1本を見つけてみてください。
頼もしい傘と一緒なら、急な雨に臆することなく過ごせそうですね。