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リトアニア生まれの幸せなウールスリッパ、FLOKATI(フロカティ)の物語

 

 

冬に向けてだんだんと日が短くなる頃、気になるのは足元の冷え。朝、ベッドから出たばかりの素足でひんやり冷たいフローリングを歩くのは辛いもの。夜眠る前、靴下を履くのが億劫で何も履かずにいたら、足先が氷のように冷たくなってしまった。誰しもそんな経験があるのではないでしょうか。

 

今回ご紹介するのは、見た目も履き心地もぬくぬくと暖かい、FLOKATI(フロカティ)のスリッパ。心までもすっぽりと温めてくれるようなスリッパの物語を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

森と湖に囲まれた、自然溢れる場所から

 

 

 

 

FLOKATI(フロカティ)は、ウールという素材を専門的に発信するインテリア/服飾雑貨のトータルブランド。

2000年にウールという素材に惚れ込んだAsta Kančelskienė(アスタ・カンセルスキエーヌ)によってリトアニアで設立されました。森と湖に囲まれた自然溢れるKaunas(カウナス)という町にメインオフィスと縫製工場を構え、世界各国に向けて柔らかなウール製品を発信しています。30人を超える製品の作り手は、ウールをこよなく愛するスタッフばかり。

 

そんなFLOKATI(フロカティ)が手がける製品は寝具、魅力的な服飾小物、履き心地の良いスリッパから、子どもたちを守る子供服まで幅広く展開しています。長い歴史を誇るイタリア・ポーランド・ポルトガルの生産者から提供された良質な素材を使用。手がける製品が多岐に渡る中で、それぞれの製品に適した品質、安全性、倫理観を持って加工しています。

 

FLOKATI(フロカティ)の故郷リトアニアは、バルト海の東岸、フィンランドの南に並ぶ3つの国、通称「バルト3国」のうちの1つ。バルト3国とは、エストニア・ラトビア・リトアニアのこと。リネン(麻)の生産地として有名ですが、実はウールのブランケットやスリッパなどモコモコとした冬の繊維製品も数多く生産している、ヨーロッパ有数の土地なのです。

 

 

安心して使えるウールを生み出すために

 

 

ウール製品が世に溢れる中で、気になるのはその品質ですが、FLOKATI(フロカティ)は客観的な品質評価を得るために、


・有害物質を含まない安全な繊維製品の国際規格「エコテックス100」

・高品質なウール製品の証である「ウール認定マーク」

 

という2つの認定を取得。ウールをこよなく愛する作り手が生み出すからこそ、より客観的に品質をジャッジして欲しいというスタイルを貫いているのです。

 

 

 

 

 

ウール専門メーカーという強みを活かす

 

 

 

ストールやマフラー、ニットセーターなど、私たちの身の回りにはウール製品が溢れているので、その品質や安全性について深く意識する機会は、あまりないかもしれません。そんな中でFLOKATI(フロカティ)の強みは、ウール専門メーカーとして人の体に直接触れる製品を生み出し、ウールの加工技術に長けていること。寝具・ウエア・ベビー用品はもちろん、膝や首に巻くサポーターといったヘルスケアアイテムまで、数々のアイテムを製造しています。

 

そんなFLOKATI(フロカティ)が注力しているのが、「いかに安心してウールの心地よさを感じられるか」。先述のエコテックス100という国際規格は、繊維製品の安全性をチェックするもの。人体への有害物質による影響や被害をなくすことを目的とし、繊維の全加工段階における原料、半製品、最終製品に適用される、世界的に統一された試験・認証システムです。

FLOKATI(フロカティ)は子供向けのアイテムも製造しているので、クラス1という特に厳しい製品分類の試験をパスするなど、老若男女問わず心地よく使うことが出来るウール製品づくりを目指しています。

 

 

 

 

素材となるウール生地。FLOKATI(フロカティ)の手がけるアイテムは、いずれもウール本来の風合いを活かしたナチュラルなカラーリング。見た目の美しさやデザインはもちろん大切だけれども、奇をてらうことなく素材の良さを素直に活かすというブランドの姿勢が感じられます。

 

 

 

 

型紙に合わせて生地を裁断するところ。ウールという素材が裁断されることで形を変え、少しずつ私たちの暮らしに馴染むデザインへと息を吹き込まれていきます。

 

 

 

 

縫製の様子。アイテムによって生地の厚さや起毛具合が異なるため、正確な仕上がりのためにはウール専門メーカーならではの技術が必要なのです。

 

 

 

家族で使いたい、とっておきの暖かさ

 

左:男性向け(42-43サイズ) 右:女性向け(38-39サイズ)

 

 

 

 

FLOKATI(フロカティ)のスリッパは、モコモコとしたウールの起毛が暖かく足の先まですっぽりと包み込まれるような履き心地。見た目にも暖かいアッパー部分は、足の甲が触れる内側も起毛しているので素足で直接履いても、履いた瞬間からぬくぬくと暖かい仕様になっています。

スリッパ裏面は滑り止め仕様になっていて、フローリングでも滑りにくいように配慮がなされています。床の埃を巻き込んでしまい汚れがつきやすいのですが、端の処理がバイアスでくるまれているので汚れもつきにくいのが嬉しいポイント。男性向け、女性向けの2サイズ展開です。

 

 

 

 

ウールそのものの温もりを活かすような優しいカラーバリエーションが揃います。シンプルでインテリアとの馴染みが良いグレー、ベージュ、色合わせがキュートな雰囲気のメランジュ。色味を統一してシックにまとめるのもよし、家族でそれぞれ好きな色味を選ぶのも素敵です。

 

写真左、ブラウンのお色味は「キャメルスリッパ ブロンズ」。メリノウール90%にキャメル10%を合わせたタイプで、ふかふかとした優しい履き心地。キャメルとはラクダの毛のことで、天然素材の中で最も吸放湿性が高く、汗や水分を外に放出する力に優れています。 

 

 

 

 

実際に足を入れてみると、内側がモコモコと暖かく、足全体をすっぽりと包み込む優しい肌触りを実感することが出来ます。冷え性が気になる女性、つい靴下を履かずに湯冷めしがちな男性など、家族みんなで使いたくなるウールスリッパ。

夜お風呂から上がってベッドに入るまで、あるいは朝起きてから着替える前のちょっとした時間など靴下を履くまでもないけれど素足だと足先が冷えてしまうというシーンにぴったり。靴下の上から履くのはもちろん、素足で履いても足を入れた瞬間からぬくぬくと暖かいのが嬉しいですね。

 

 


ウールスリッパを長く快適に履くためにできること

 


 

・日常のお手入れ

もともと獣毛であるウール繊維は、コットンをはじめとする植物繊維やそれらの混合繊維と比較すると、汚れを弾き、吸着しにくいという特徴があります。よってウールのスリッパもさほど汚れに神経質になることなく日常使いして大丈夫。

 

繊維それ自体は汚れを吸着しにくいのですが、モコモコと起毛した仕上げのスリッパは、どうしても埃や髪の毛など小さなゴミが入り込みやすいため、定期的に汚れを払い繊維の奥深くに汚れが定着するのを防ぐようにしましょう。また、ウール製品は湿気を含むと獣毛特有の匂いが気になる場合も。そんな時は、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、しばらく風に当てると匂いが軽減されます。

 

・自宅での水洗い

素足に履く機会も多いため、汗や皮脂の汚れが付いたり、直接床に触れることで埃を溜め込んだりと、スリッパならではの汚れが気になるところ。汚れが気になる時は、ウール専用、もしくはお洒落着用の洗濯洗剤を使用して水洗いが可能です。手洗い又は洗濯機の弱流(お洒落着洗い、手洗いモード等)を使用してください。タンブラー乾燥、アイロン掛けは避け、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させましょう。

 

 

 

 

リトアニア生まれのウールスリッパの魅力を読み解くよみもの、いかがだったでしょうか。服やバッグのように、人の目に触れることでウキウキと心躍る嬉しさこそありませんが、スリッパは足先からほっと心と体を一緒に和ませてくれるような存在です。この冬は、ふかふかのウールスリッパと一緒に、一足早く足先から冷え対策を始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

▽FLOKATI(フロカティ)アイテム一覧はこちら

 

 

投稿者: 斎藤 日時: 2017年10月01日 11:00 | permalink

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