温かみのある和紙の質感やその軽さを活かし、アクセサリーを展開する京都のブランドARATA(アラタ)が生み出す和紙パール。控えめながら独特の存在感を放ち、宝石のパールと比べ、よりカジュアルにつけられる素材です。その特徴的な素材使いもあり、ブランドの定番ラインナップは大ぶりでドレッシーなデザインと色使いが際立ちます。
そんなARATA(アラタ)和紙パールの「奥ゆかしさ」を感じる表情を求めて、小さい和紙パールを開発して頂きました。
「小さくてさり気ない、日常使い」をテーマにARATA(アラタ)にお願いした今回の別注アイテム。従来のARATA(アラタ)の和紙パールの中で最も小さいものが直径6mmサイズ。それを、4mmにまで小さくして頂きました。その差はたかが2mmですが、されど2mmです。アクセサリーにして実際に着けてみると、その印象の違いに驚きます。
4mmサイズが今回別注の「ベビー和紙パール」。従来の1cmや6mmサイズと比べていかに小さいかが分かります。
小さくなったことで、和紙らしいさり気なさが生まれ、決して強く主張する訳ではないけれど装いにそっと寄り添う、そんなアクセサリーになりました。
新たに完成した4mmサイズの紙パールを、私たちは「ベビー和紙パール」と名付け、シリーズとしてラインナップすることにしました。ベビー和紙パールは、バロックパールのように不揃いで愛らしいフォルム。円に近いものもあれば、楕円形のものもある、完璧でないその姿は人が一つ一つ手で生み出している証です。
今回のベビー和紙パールに限らず、ARATA(アラタ)の和紙パールは、特殊な立体加工によって作られています。核を中心に和紙を手作業で貼り付けていくのですが、和紙パールが小さくなればなるほど難しく、4mmという目標の大きさに対して小さすぎたり大きすぎたりして、微調整に苦心されたと伺っています。
ベビー和紙パールで作って頂いたのは、ピアス3デザイン・ネックレス2デザイン・ブレスレット1デザインの合計6型です。12月は友人とのパーティーや取引先との忘年会、家族の集まりも増えるので、ベビー和紙パールの「きちんとしているのに気取らない」アクセサリーは重宝すると思います。女性への贈り物にもぜひお選びください。
それではアイテムを1つずつご紹介していきます。
【 別注 ベビー和紙パール ランタン フックピアス 】
既製の金具でフォルムがイメージに合うものがなかったので、オリジナルの金具を作って頂いたピアスです。サンプル完成時、弧を描くフックを見てスタッフがふと「ランタンみたいだね」と言ったことから、「ランタンフックピアス」と名付けました。
フックピアスのフック部分というのは通常見えないようにするものですが、そのフックもデザインの一部として捉え、着けている時にも耳の下からあえて見えるようにしました。小粒のパールが輝いているようで、それでいてとっても軽い。片耳なんと0.3gの重さです。
【 別注 ベビー和紙パール つらなりピアス 】
まるで雪だるまのように重なった和紙パール。その名の通り3つの和紙パールが直線的に連なっているデザインのピアスです。コンパクトなサイズ感にしたので、縦につけても、耳たぶに沿うように横につけてもかわいらしいですよ。
【 別注 ベビー和紙パール 2粒しずくピアス 】
2つの和紙パールがチェーンでつながって、ゆらゆらと揺れるデザイン。動きのあるデザインは着けてみると華やかさが出るので、食事会やパーティーにおすすめです。チェーンタイプは揺れる度に重さが気になることがありますが、和紙素材なのでご安心を。
【 別注 ベビー和紙パール 7粒しずくネックレス 】
ベビー和紙パールが7粒輝く、ロングタイプのネックレス。シンプルなトップスだと少し物足りないかな、という時に華やかな雰囲気にしてくれます。二段階で長さ調節が可能な金具を留める輪っかは着脱しやすい大きめサイズで、こちらもまた後ろ姿のデザインのポイントになっています。
【 別注 ベビー和紙パール つらなりネックレス 】
こちらは少し短め、鎖骨下の長さのネックレスです。ベビー和紙パールを5つ、直線的につなげています。中に芯を通しているのでたわむことも無く、凛とした表情を持つペンダントヘッドになっています。
【 別注 ベビー和紙パール つらなりブレスレット 】
上でご紹介した「つらなりネックレス」のブレスレット版です。ベビー和紙パールの中でも「つらなり」と名付けたシリーズで合わせると統一感が出ます。
ブレスレットは着脱のしやすさもポイントです。マグネット式の金具を採用したので、金具同士を近づけるだけで簡単にくっつき、装着完了です。小さい金具に悪戦苦闘することなく1人でブレスレットを着けることが出来るのは本当に嬉しいことで、ちょっとした感動でもありました。(外す時はチェーンを引っ張らないようにお気をつけくださいね。)
全体的にドレッシーな印象ではなく、あくまで普段着にさり気なくつけられるアクセサリーとしてデザインしているので、日々のコーディネートに合わせて沢山使ってください。
デザイナーが、家業である寺社仏閣の和紙製品の製造に8年間従事し2011年にブランド設立をしたのがARATA(アラタ)の始まり。日本を代表する伝統産業の1つである和紙ですが、安価な西洋の紙に押されていること、紙漉き職人の高齢化や後継者不足など、多くの課題を抱えています。そして何より、和紙という素材は今でこそ毎日触れるものではなくなってしまいました。
しかし、和紙は洋紙よりはるかに丈夫で、かつ温かく優しい風合いを持ち合わせているだけでなく、加工に適し作り手の望むあらゆる形に変容します。伝統という枠にとらわれない和紙産業のさらなる発展と新たな需要の掘り起こしに貢献出来たならと、ARATA(アラタ)を立ち上げたのです。
・特殊な加工を施しているため水に強い素材ですが、長くお使い頂くためにも、入浴や長時間水に濡れる状態でのご使用はお避けください。
・水や雨に濡れた時、汗をかくシーズン時の長時間、肌に触れた時は、一般的なアクセサリー同様に乾いた柔らかい布で吹いて、乾燥させてください。
・長い間ご使用頂くと、表面に細かい毛羽立ちを起こすことがございます。毛羽立ちも和紙独特の面白みのある風合いの1つです。経年変化とともにお楽しみ頂けましたら幸いです。
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