パジャマを見直してみませんか?
睡眠は人生の1/3を占める、とはよく言いますが、人生の大部分を占める睡眠を「良い眠り」にすることは日々の暮らしに密接な関係があります。日本人の睡眠量は他国と比較しても少なく、スマートフォンやコンビニエンスストアなど、生活が便利になるにつれて、睡眠に何らかの悩みを抱えている人も多くなっているのです。さらに高齢になると睡眠が浅くなり、かすかな物音で起きてしまい、辛い思いをする方も多いと言いますし、「眠り」への悩みは尽きません。
そんな暮らしを豊かにする「いい眠り」を導くアイテムにはマットレスや枕、香りなど様々ありますが、ここで取り上げたいのは「パジャマ」です。皆さんは普段どんなパジャマを着ていますか?睡眠とパジャマには深い関わりがあります。それは身体と脳をリラックスした状態で休ませることが、良い睡眠に繋がるからなのです。
そんなパジャマを選ぶ時に気をつけたい注意点は、「肌触り」と「サイズ」です。
肌触り:
心地よい肌触りのものを選ぶのがベストです。毎日身に付けるものなので、袖を通して気持ちいいと感じられることが重要。素材でいうとコットン、シルク、リネンなどの静電気が発生しない天然素材がこれに当たります。コットンの中でも、赤ちゃんの肌にも使えるガーゼ素材がおすすめです。
また、人は眠っている間にコップ一杯分の汗をかくので、吸湿性に優れた素材が必須。水分をパジャマが吸収することで、布団内の湿度を調整できますし、睡眠に影響を与えません。
サイズ:
身体を締め付けないのが重要なので、ピタッとしたものより比較的ゆったりしたサイズが良いです。睡眠中は血圧が低下する傾向があるので、締め付けられる部分があると血行が悪くなり、むくみを引き起こすので注意が必要です。
着心地と清潔さ、万人うけする肌触りを追求するなら、ガーゼ
ガーゼの良さについて語ると、多々ありますが、とにかく肌触りがよく、アトピーのような肌が敏感な人にも安全です。
空気を含むので、寒い時は暖かく、暑いときは汗を吸ってさらっと快適にして通気性も良いので涼しく入られます。とにかく乾きが早いのが特徴です。
触ってみると分かる、京和晒綿紗のガーゼ
今回ご紹介する京和晒綿紗のガーゼは、使い始めから柔らかく、お洗濯を重ねることでさらにふっくらとしていきます。その質感は普通のガーゼとは少し異なるもの。独特の贅沢なガーゼの質感を生み出しているのは、「和晒」と「縫製」にあります。
■和晒=通常より何十倍もの時間をかけて作るガーゼ
ガーゼを作る際に行われる「晒(さらし)」というのは、綿布の紡績後に行われる工程で、天然の綿花の持つ脂質や、不純物、さらに糸にする際に添加されるサイジング糊という物質を除去して、色素や独特の匂いを取り除くことを言います。紡績後の綿布を生活の中で使える繊維製品にするためということに加え、染色しやすくするための前処理でもあります。
一般的な晒の工程は、洋晒と呼ばれる自動精錬という設備で、約40分から80分程度という短時間で行われます。テンション(張力)や熱、そして塩素系漂白剤などを用いて、繊維自体に負荷をかけながら処理します。時間が短くて済み、生産性が高いです。
その一方、今回ご紹介する京和晒綿紗の用いる「和晒」という工程は、和晒釜という大きな釜に、織りあがった綿布の原反を入れて、負荷をかけないようじっくり処理をして不純物や匂いを取り除いていきます。1時間前後で終了する一般的な方法と比べて、和晒は「丸4日」かけて行われ、時間をかけることで繊維一本一本が潰れて変形しないため、ペタッとしたガーゼにならず、ふっくらと仕上がります。また、繊維を傷めないことで、他のガーゼ製品や綿製品と比較した時にホコリの発生が少ないと言われているのだとか。本当に人の手間と時間をかけた贅沢なガーゼなのです。
■空気の層を作り上げる縫製の力
京和晒綿紗のガーゼは晒の工程の他に、縫製にも特徴があります。同ブランドのガーゼは、多重ガーゼという薄いガーゼ生地を幾重にも重ねているのですが、一般的に作られる多重ガーゼ生地とは異なり、縫製の段階で職人が個別のガーゼ生地を重ねて一枚にしていきます。そうすることで、一枚一枚のガーゼの間に空気が入り、ふんわり柔らかい生地感になるのです。非常に薄くて柔らかいガーゼを縫い合わせるのは、素人の頭で考えても難しく感じますよね。機械による大量生産ではなく、職人が一つずつ手作業で縫製しているからこそ実現することなのです。
草木染めのガーゼパジャマが登場
健やかな毎日を送るのに欠かせない睡眠。肌触りや着心地、吸水放湿性、通気性に優れた上にデザインにもこだわったワンランク上のパジャマが登場しました。
春の麗らかな気持ちを後押しするような、大人が着られる可愛らしいパジャマです。ガーゼを2枚重ね合わせて作った春〜秋のロングシーズン着られる一枚です。
先にご紹介した通り、京和晒綿紗のガーゼパジャマは汗をよく吸い取って発散してくれるので、一年中快適な着心地を保ちます。真夏にはもちろん、冬もパジャマの上から羽織つつ、布団の中では2重ガーゼのパジャマ一枚という方も多いと言います。ホルムアルデヒドも0なので、敏感肌やアトピー、年齢によって変わってくる肌トラブルが気になる方にも安心して選んでもらえます。
とにかく、使い続けるとふわふわと柔らかくなるガーゼのパジャマ。少しくたっとして、身体に馴染んでくるとなんとも言えない愛着が湧いてきます。自然からもたらされるピンクの風合いは肌をパッと明るく見せるので、着るのが楽しみになりますね。ユニセックスのサイズなので、普段女性服で選ぶサイズよりワンサイズ下をお選びいただくのがおすすめです。
身長別、サイズ感比較
身長152cmスタッフ→SSサイズがぴったり
普段Sサイズを選ぶスタッフは、SSサイズのパジャマがぴったりでした。洗濯で数cm縮むとしても、SSサイズが良さそうですが、ワンサイズ大きいパジャマを好んで着る方ならSサイズでもいいかもしれません。(現在SSサイズは販売終了しています)
身長162cmスタッフ→Sサイズが最適?
身長162cmのスタッフは、Sサイズがちょうど良さそうです。Mサイズだと身幅とそで丈、ボトムス丈が少し余っています。
身長167cmスタッフ→Mサイズがぴったり
身長167cmのスタッフですと、Mサイズが良さそうです。ボトムス丈が足首にかかるくらいなので、ゆったり着たい方には物足りないかもしれませんが、身幅やそで丈は問題ないです。
尚、ガーゼのパジャマなので、若干の縮みが発生します。ただし、大きくサイズが変わってしまうことはなく、洗濯すると少し生地が柔らかくなります。
※こちらは同じパジャマのすみくろカラーです。
寝る前にお風呂に入り、パジャマに着替えてリラックス。部屋の明かりを暗くして、ゆっくり読書したり、テレビドラマや映画を見たり。普段頑張っている自分に、「良い眠り」プレゼントしませんか?少し早いですが、母の日の贈り物にもぴったりです。
▽ガーゼパジャマ 草木染め 2重合わせ さんご