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陸上選手の足を支えた本格的な軽量スニーカーを作る、WALSH(ウォルシュ)のスニーカーを知る

 

 

自分のアイコンになるような靴

Tornado17/WHT

 

一昔前のスニーカーブーム。クッション性抜群の有名ブランドのハイテクスニーカーや、キャンバス地のローテクスニーカーは、世の中を席巻するほどの人気ぶりでした。その履き心地を気に入り、履き続けている方も多いと思います。そんな中で、世はまた新たなスニーカートレンドが生まれています。決して安くないお金を出してようやく手に入れたスニーカーなのに、トレンドの早い流れに取り残され、なんだか色あせて見えてしまう事はありませんか?

 

スニーカー市場は成熟し、選択肢も増えました。トレンドは移り変わっていきますが、その一方で多様性も認められる風潮になってきています。そうした中で、「見かけないけど、素敵だね。それどこのスニーカー?」と人に聞かれたり、「そのスニーカーといったらあなたよね」と言われたり、自分を象徴するようなブランドの靴は、長きにわたって愛用したくなります。物理的に流通する量が少なかったり、他のスニーカーとはちょっと違った形のデザイン・・、そんな「長く愛用したくなる、自分のアイコンになるようなスニーカー」の選択肢として、このWALSH(ウォルシュ)は適しています。

 

足にいい靴って?

WALSH スニーカー Ensign/BLK

Ensign/BLK

 

足にいい靴を考える

足にいい靴というのは、イコールたくさん歩いても疲れない(疲れにくい)靴だと言えます。ただしそれは「実際にどんな場所で履くか」ということと切っても切り離せない問題。例えば登山靴を想像すると、硬くて重たくずっしり。ただそれは、道が安定していない山中で歩くときにぴったりだから。柔らかくて軽いと足元がつるっと滑ってしまったり、尖ったものが靴を貫通して足に刺さってしまったり、足裏にダイレクトに岩の感触がきて痛かったりします。

 

街中で履くなら「底やかかとにクッションや芯が入っているもの」がおすすめ。柔らかい靴は足だけでなく膝や腰まで痛めて、後からドッと疲れが出てしまうこともあります。「滑りにくさ」もポイントで、勾配のある道で思いがけず足裏やふくらはぎに力が入ることを防ぎます。

 

WALSH スニーカー Ensign/BLU

 

タウンユースだと軽さのある靴、重さのある靴、どっちが足にいいの?

これは、「履いていて軽く感じる靴」が正解だと思います。特に足に筋力がない人は軽い靴が良く、一般の方は少し厚みがあったり、少し重さのある方が振り子のように足が振れて、グングン前に進めます。

 

今回ご紹介するWALSH(ウォルシュ)のスニーカーは、五輪チームのシューズに選ばれたこともあるほど、「足にいい」スニーカー。スポーツの動きに基づいていますが、種類も豊富で、ご自身の好みに合わせて選べ、タウンユースにぴったりです。

 

 

五輪選手の足を支えた、WALSHの作るスニーカー

 

創業者であるNorman Walsh 氏が作ったブランド、WALSH(ウォルシュ)。1945年弱冠14歳で学校を離れ、父の後を追いシューズビジネスを目指します。イギリス・ボルトン市のフォスターブロスフットウェアで修行を重ね、マスタークラフトマンに就任。Walshの技術はフォスター氏に認められ、顧客であるプロアスリート専属のクラフトマンとして活躍しました。1948年には英国のオリンピックチームのシューズを製造、世界中で名前を知られるようになりました。

 

 

その後1961年にNorman Walsh Footwear を設立。Walsh 氏は幅広い範囲のスポーツシューズを製造しました。陸上、ロードランニング、ラグビー、フットボール、クリケット、すべて手作業によって個々の顧客の要望を形にし、中でもフェルランニングシューズは、ソフトで柔軟なアッパー素材に硬く丈夫なソールを組み合わせて作られ、1981年英国登山家のクリス・ボニングトンがコングール山(中国)初登頂の際に着用しました。


国を代表するスポーツシューズブランドにまで上り詰めたNorman Walsh Footwear。全ての商品は英国ボルトンの小さな工場で製造されています。イギリスで革靴の工場はまだ幾つか残っていますが、スニーカーを専門とする工場はほぼ残っていません。WALSHの工場は10人の高い技術を持った職人のみが作ることを許され、一つ一つの製造過程を丁寧にこなして高品質の商品を作り上げているため、生産の出来る数量は決して多くありません。そのため、必然的に日本での流通も本当に少ないものなのです。

 

どんな種類がある?4種類のモデル

◇Tornado17

 

まずWALSHを初めて履く方には「最初の一足」としてご紹介することが多い、Tornadoシリーズ。WALSHの中でも特に軽量モデルです。クラシックな形なため、服装を選ばず、気軽に履ける一足です。

 

WALSH スニーカー Tornado17/WHT

Tornado17/WHT

 

その軽さは、片足およそ200g。初めて履くと、ちょっとびっくりする軽さです。モノトーンの使いやすい色合いが多いのも特徴です。

 

WALSH スニーカー Tornado17/BLK

Tornado17/BLK

 

WALSH スニーカー Tornado17/GRY

Tornado17/GRY

 

 

◇Ensign(エンサイン)

 

こちらのEnsignシリーズは、1981年のニューヨークマラソンに参加するボルトンのランナーチームに開発提供をしたモデル。かかとの安定のためのヒールカップ、衝撃吸収のEVAミッドソールを採用した本格的なアスリート対応モデルです。スピードレーシングシステム(Dカン)を採用しているので、シューレースを締める際に役立ちます。

 

Ensign/GRY

 

この樹脂製のDカンがあると、紐を調節しやすく、より足とスニーカーが一体になるような感覚を味わえます。スニーカー内部に隙間ができにくいので、吸い付くようなぴったりした感触です。

 

また、つま先からかかとにかけてスエードで補強されているので、デザインだけでなく、足元の安定に繋がる嬉しい機能美です。Dカンがあることでよりクラシックなイメージが強くなりますが、アッパーは単色なので、カジュアル過ぎず、ファッション要素も高い一足です。

 

WALSH スニーカー Ensign/BUR-TA-SV

Ensign/BUR-TA-SV

 

WALSH スニーカー Ensign/BLK

Ensign/BLK

 

 

◇LA84

 

このLA84は丸みのあるシルエットが特徴で、使用している素材も比較的厚手のため、足元にボリューム感を出すことができます。履き口周りと、シュータン部分にクッションが入っており、足入れをするとTornadoやEnsignと比べて気持ち小さいと感じられます。

 

WALSH スニーカー LA84/OLV

 

ベロア素材は高級感があり、一年中使いやすい。カーキとブラックのご用意なので、ミリタリー感があっていいですね。

 

WALSH スニーカー LA84/BLK

ミニマムな印象のブラック

 

◇Horwich

 

新作のHorwichシリーズ。80年代に開発されたロードレース用シューズ。レトロなカラーリングとシンプルなデザインが組み合わさったモデルです。LA84と同じく、履き口周りとシュータン部分にクッションが入っているので、足当たりの柔らかい履き心地が特徴です。スパイクタイプのアウトソールを採用しているので、アスファルト以外でもグリップ力があり、アウトドアなどで履いても役に立つアイテムです。

 

 

スポーティなデザインなのに、配色がなんとも言えずおしゃれです。

 

 

 

バイヤーがWALSHをおすすめする理由

Horwich BLK/SIL

 

WALSHを実際にセレクトしたバイヤーに、WALSHをおすすめしたい理由を聞いてきました。

「WALSHは履きやすくもあり、デザインとしても取り入れやすいです。イギリスの自社工場で10人ほどの職人が手作りしていることもあり、世の中に出回る数が圧倒的に少なく、人と被らないのも特徴です。WALSHの作る靴は、本当に手間のかかった高い品質のものばかり。私自身バイヤーとして日々展示会に出かけ、お客様にお会いしたり、よく歩く中で、たくさんの靴を履きつぶしてきました。そんな中で気づいたことは、WALSHのようにクッションがしっかりしていて、ソールが厚く、足裏のグリップ感がある靴は、本当に長時間歩いても疲れにくいです。すごく軽くて履いていることを忘れてしまう・・と言うお客様の声もいただくようです。足の負担を軽減しつつ、展示会のようなおしゃれに敏感な方の前でも自信を持って履いていけるのもいいなと思うポイントです。」

 

WALSH スニーカー Ensign/BLU

Ensign/BLU

 

例えばこちらのブルーが眩しいスニーカー。靴だけ見るとちょっとスポーティー過ぎるかな?と思いますが、実際に服に合わせてみると、クリーンで新鮮な見た目に惚れ惚れします。デニムやターコイズ、ギンガムチェックとリンクさせてもいいですし、ネイビートーンの落ち着いたコーディネートにも同じブルーのトーンは爽やかでよく似合います。白いスカートやワイドパンツにもいいですね。

 

Horwich BLK/PLUM/GRY

 

今回新しく追加した、Horwichシリーズ。展示会で目を奪われた、このBLK/PLUM/GRYは特に推したい色です。装いにプラムの色味が追加されて、派手過ぎないのにぐっとお洒落な印象になります。靴にたくさん色が入っていると使いにくいかな?と思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。この靴は他のお洋服とのコーディネートでもよく登場するほど使い勝手○。踵のオレンジ色がいいですよね。

 

 

 

WALSH スニーカー Ensign/OLV-YLW

Ensign/OLV-YLW

 

このイエローの入ったグリーンのスニーカーもすごく素敵です。こういう色合いって、スポーツブランドのロゴが入ってしまうと一気にカジュアルになってしまうんですが、WALSHはそれがないのがとてもいいですね。無駄な色がなくて、とても使いやすいと思います。

 

あまり見かけない色の靴は、WALSHならでは。手作業の工程が多く、大量生産できないので、珍しい色合いも作りやすいのかもしれません。

 

サイズの合わせ方は?

WALSHの輸入代理店の営業を務めている方に、サイズの合わせ方についても伺いました。

WALSH スニーカー Tornado17/GRY

Tornado17/GRY

 

「イギリスの靴なので、平均的な日本人の足だと少し幅が狭く感じられるかもしれません。海外製のスニーカーはワンサイズ上にする方は、同じように普段よりワンサイズ上を選ぶとといいと思います。」とのこと。スタッフが試着してみると、普段パンプス24、コンバース24.5、ナイキのハイテクシューズ25を選ぶスタッフで25cmがぴったりでした。

 

試し履きのコツ

自分の足に合ったサイズを選ぶためには、以下の点がポイントになります。
 

・試し履きは必ず両足で行う。

・試し履きをする際は、スニーカーのヒールの部分にかかとを付けた状態で履き、紐を結ぶ。

・靴を履いたらそのまま立ち、かかとの部分に人差し指1本分くらいの余裕があれば適切なサイズです。また、足の指が自由に動くくらいがちょうど良いサイズ感ですので、ご確認ください。

 

万一、試着時にサイズが合わなかった場合は、在庫を確認の上、サイズ交換可能ですのでお気軽にカスタマーサポートまでお問い合わせください。

◆ZUTTOカスタマーサポート:support_store@zutto.co.jp



 

スニーカーは靴紐を適切に結ぶことでより歩きやすくなります。基本的には、紐を最下段の穴に外側から通して結ぶ方法ですと、紐が緩みにくくなります。また、最上部の穴が他の穴とは少し横にずれて付いている仕様の場合(もしくは二つ穴になっている場合)、下記の方法で紐を通しますとさらに解けにくくなりますので、お試しください。

1. 外側から最上部の穴に紐を通します。

2. 1の紐を通して出来た輪に反対側の紐を通します。

3. 輪に通した紐を結べば、解けにくい結び方の完了です。

 

スニーカーのお手入れ手帖

比較的丈夫なスニーカーですが、毎日履き続けていると劣化が早くなります。何足かを交代で使うことをおすすめいたします。また、使用前には防水スプレーをかけておくと汚れが付きづらくなります。

 

【ナイロン製スニーカーのお手入れ方法】

1. 靴紐とインソールは外して別にしておきます。

2. 柔らかい布を濡らし、汚れが気になる部分を拭きます。

しつこい汚れには少量の靴用洗剤を付け、拭いてください。

※ベロアや革の部分を濡らさないようお気をつけください。

3. その後、風通しの良い日陰で乾燥させてください。

 

尚、こちらのSHOE SHAMEのジェルで拭き取るタイプのスニーカークリーニングキットも使えると思います。詳細は以下のよみものをご参考くださいね。

 

よみもの:実践、SHOE SHAMEで白いレザースニーカーをお手入れ。

 

 

これからずっと履き続けて行こうと思えるほど、使い心地がよく、足にぴったりの一足。そんな風に自分に合ったスニーカーとの出会いは、なんとも嬉しいものです。歩いた分だけ、新しい発見がある。そんな新しい世界に私たちを連れて行ってくれる自分にぴったりのスニーカーをぜひ探してみてくださいね。

 

▽ご紹介したWALSH(ウォルシュ)はこちらから

 

投稿者: 村上 日時: 2020年04月11日 12:00 | permalink

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