春風、陽のあたたかさを感じた肌が、
寒さから開放されたと軽快な装いになる4月。
羽織ものを着る機会も少なくなり、洋服、小物その一つ一つが
存在感を発揮しますので、大事に選ぼうとするものです。
4月は、そんな身に着ける一つ一つを、「素材」という視点で
選んでみませんか?というギフト提案です。
季節を感じる素材、かつその素材を気持ち良く存分に楽しめるのは
実は春が一番なのではないかと思います。
定番のボーダーシャツはギフトに選んでも
心配の少ないファッションアイテムです。
特に、定番ブランドのものであれば品質もお墨付き。
Le minor(ルミノア)のバスクシャツはしっかりとした
生地で長く愛用出来る逸品。
身頃は細身デザインで、着用するとボートネックがへたる
ことなく綺麗に形づくられます。
パンツやスカートに一枚着て、靴やバッグでおしゃれする
シンプルスタイルがいい定番カラー。また、バスクシャツの中に
シャツを着て衿を見せたり、スカーフやバンダナを巻いたり、
ジャケットを羽織って衿から覗かせるボーダーのおしゃれもおすすめ。
フランスの北西部、ブルターニュ地方に1928年創設された
マリンウェアを製造するメーカー、Le minor(ルミノア)。
反物を織るところから一貫してフランスの自社工場で作られており、
その変わらない製品作りが世界中で高い信頼性を得ています。
やわらかいコットン生地にフランスメイドの質の高さから、
定番のファッションアイテムとして多くの人々に親しまれています。
気持ち良く眠りたい、深く質の良い眠りにつきたい。
1日6-8時間ほどはパジャマに身を包み眠りにつくのですから、
その時に着ているものは重要です。
ですが、Tシャツにスウェットという格好で寝ていて、
ちゃんとしたパジャマをお持ちでない方も多いと思います。
そんな方へのギフトにおすすめなのが、Villond(ヴィヨン)の
パジャマです。自分ではなかなか買わないけれど、
貰ったらとても嬉しいものです。
使用している生地はシャツ生地にも用いられるもの。
柔らかくさらりとしていて素肌に心地良いので、クセになりそうです。
定番の襟付きタイプ、ノンカラータイプ、チュニックタイプ、
カラーは無地やストライプ、チェックなど。
型にもよりますが、レディース・メンズ両方のサイズ展開の
ものもありますので、結婚のお祝いにペアで贈るのも
良いかもしれません。
Villond(ヴィヨン)は流行りに左右されることなく、
年代や性別を超えて日常的に愛用される生地を作りたい
という想いを持った、シャツ生地を用いたパジャマ専門ブランドです。
先染めシャツ生地を様々なアパレルメーカーに提供してきた
生地問屋というバックグラウンドを活かした、特別な日常を
演出するホームウエアブランドです。
男女問わずどなたでもお持ち頂ける帆布のトートバッグは
細長いシンプルな形状。上部の口部分に施してあるステッチが
程良いアクセントになっていて、シンプルなだけでない
かわいらしさも演出しています。
使われているのは、倉敷帆布です。
明治時代から、岡山県倉敷市の土地で代々織り続けられてきた
帆布で、非常に丈夫で重い荷物にも衝撃にも強く、
かつてはトラックの幌(ほろ)や学生カバン等に使用されてきました。
6号生地はしっかりとした厚みと安心感がありますが、
手に持っても重たく感じることはありません。
中を開けると、A4サイズのノートが縦にすっぽりと収まる
スペースがあり、マチも付いているので、
お財布や手帳を入れても不格好になりません。
携帯やペン類を収納出来る小物用ポケットが
2つ付いているので、バッグの中の収納も安心です。
最初は硬い生地に感じますが、使っていくうちに
徐々にこなれていくのも倉敷帆布の良さです。
贈り物が愛用されて、だんだんと経年変化していく様子を
イメージしただけでなんだか嬉しくなりますね。
春夏の季節でも通気性が良くかぶりやすい
コットン×リネンキャップは、シンプルなデザインで流行に
左右されることなく、いつの時代もいくつになっても
愛用出来るアイテムです。
綿麻の混合で肌触りはリネン特有の乾いたサラッとした感じと、
コットンの柔らかさが気持ちいいキャップです。
リネンが含まれる触感からも、水分の吸湿、
発散が早くベトつかない特徴を感じます。
帽子が大好きなお洒落な方のギフトにおすすめしたい
コットン×リネンキャップで、6色展開です。
ネイビー、グレー、ホワイト、アッシュグリーンは
使いやすい馴染み色、
イエローとレッドはファッションの差し色として
楽しめそうです。
ブランドのHighland2000(ハイランド2000)は、
1964年の創業以来100年の歴史と伝統を誇る英国の
老舗ニットメーカーです。
長く守り続けられてきた伝統的なハンドフレーム手法は、
英国ウール産業で多大な影響を与えたと語り継がれ、
高く評価されています。様々なものが機械化し、
大量生産となった現代でも、特殊技法を大切にしています。
fog linenwork 【別注】スピカリネンナイトシャツ ハーフ
スピカ リネンナイトシャツ ハーフは、締め付け感がなく
ゆったりとした着心地が特徴のルームウェア・パジャマです。
ZUTTOの別注品で、ZUTTOでしか
手に入れることが出来ません。もともと販売している、
長め丈の「スピカ リネンナイトシャツ」のベースはそのままに、
春夏により使いやすく、また身長の低い方でも着やすいようにと
サイズを変更しています。
着丈は97cmで、身長158cmのモデルが着用すると丈が膝下で、
下にスパッツを履いても履かなくてもどちらでも違和感なく
お使い頂けます。
また、袖はもたつかないよう7分丈にしています。
ルームウェアやパジャマを着る時はリラックス出来る
ものが良いですが、リネン素材は独自のシャリシャリとした
手触りがとても心地よく、爽やかです。
吸水性・速乾性に優れているので、暑い時期のパジャマとしては
最適な素材と言えます。
ブランドである、fog linenwork(フォグリネンワーク)は、
普段使いをテーマにしたものづくりをしています。
毎日使うものだから、かっこつけず、素朴なものの方が
気兼ねなく使えるもの。しかし普通とは違う少し良い素材を
使用する事にこだわりを持っています。高級な生地も魅力的ですが、
ジャブジャブ洗って使える方が、普段使いのリネン製品として
最高級品だという考えから、こだわりのあるものが生まれているのです。
贈り物の相手のイニシャルを贈る、とてもパーソナルな
ギフトで、貰った人は一層嬉しくなるはずです。
特にハンカチは、持ち歩くものだけれども誰かに見せるための
ものではなないので、イニシャルが入っていても
使いやすいアイテムです。男女問わず誰もが使うものですし、
誕生日ギフトの一つとして、ちょっとしたお礼や送別の品などにもおすすめです。
ZUTTO別注の洗いざらしリネンのハンカチは、
丸みのある柔らかなイニシアル文字と、それを囲むフレームが
付いている刺繍はどこかクラシックな印象です。
明るくカラフルな麻生地に施された刺繍は、10種類です。
苗字、名前、どちらか当てはまる文字をお選びください。
ZUTTOのイニシアル刺繍ハンカチを作って頂いているのは
1879年創業の老舗メーカーブルーミング中西。
ヨーロッパ貴族の象徴とされていたハンカチが日本に伝来してから、
その文化を支えてきたblooming(ブルーミング)の製品は、
一枚の布にこだわり、大切にすることで、人々の生活を
豊かにしてくれる、そうしたメーカーです。
美しい光沢が目を引く、000(トリプル・オゥ)のネックレス。
一見パールネックレスのように見えますが、
よく見ると細い糸が何重にも縫製されて球体が
作られていることが分かります。
ボールの表面をシルクの糸で覆っているのかと思いきや、
なんと中も全て糸が詰まっているのだそうです。
熟練した職人が何度も何度も繰り返し刺繍を施すことで
立体的な造形を可能にしており、なんとも日本らしい
手仕事の美しさを感じます。
まるで繭玉のような球体のモチーフは、糸で作られる
ことによって柔らかな印象を作ってくれます。
シンプルに白いTシャツに合わせるとかっこ良く、
フォーマルなドレスとコーディネートすると女性らしく
見せてくれて、意外にも使い勝手が良いアイテムです。
金具以外は、全て糸。
だからこそ優美で繊細、なおかつ軽いのですね。
触り心地も優しく、金属だとひんやりと感じたり、
重さを感じる方にぜひおすすめしたいネックレスです。
糸の力でゼロから新たな価値を創造するという
コンセプトを掲げる000(トリプル・オゥ)。
ブランドの母体となっているのは、群馬県桐生市で
明治10年(1877年)に創業した、老舗刺繍店「笠盛」。
笠盛は創業から桐生の伝統技法をベースとしてものづくりを行い、
あらゆる衣料加工に取り組んで最新鋭のテクノロジーと
熟練の職人の手によりものづくりを行なっています。
鮮やかな彩色が素敵なthe PORT(ポート)のスカーフ。
機械で作られているのかと思うほど、はっきりとした輪郭と
染色ですが、全て手で染め上げられているというのだから驚きです。
木版で作られるデザインや柄は2000点以上、数多くの色数を
一枚の布の上で表現出来るのは、手捺染(なっせん)の
職人ならではの技術です。
滲みのない美しい色や柄は、まるで絵画を見ているような
気分にもなるほど見事です。
マフラーやストールが「防寒」という機能性があるものだとすると、
スカーフはそれ以上に「ファッションアイテム」というイメージです。
柄はより主張するものが多いですし、首に巻くだけで全体的な
雰囲気がガラリと変わります。それだけ印象的なアイテムで、
取り入れるのは難しいと考える方も多いかもしれません。
ですがスカーフは首に巻くだけではありません。手軽に挑戦出来るのは
バッグに付けること。ラフにきゅっと巻くだけでシンプルな
バッグが見違えたように新鮮に。最近は手首に巻いたり、
ベルト代わりにする楽しみ方も多く、様々な使い道を考えるのも
良いですね。
ブランドを手掛ける株式会社丸加は横浜の老舗スカーフメーカーとして
昔からたくさんの人やモノが行き交う港町、横浜がかつて世界に
繋がり日本を元気に彩っていったように、毎日の生活に彩りを添え、
現代に見合うプリントでありたいという願いから、
ファクトリーブランドであるthe PORT(ポート)をスタートさせました。
知られ、現在日本で唯一企画からデザイン、工場生産、納品まで一貫して
自社が受け持ち、手捺染によるこだわりのスカーフを生み出しています。
新社会人になった方への贈り物におすすめなのはやはりネクタイです。
HADACHU ORIMONOのネクタイは普通のネクタイとは違い、
糸と織り方による質感にこだわっています。
長繊維のシルクをわざと短くし様々な色の繊維と混紡し、
凹凸のある生地に仕上げ、太番手の糸を使うことで今までのシルクには
無いざっくりとした風合いを生み出しています。
機織り機に職人が糸を1本1本通し、図案も人の手で描かれたものを使用。
このアナログ的なやり方で、機械織りにない、柔らかい曲線を
描くことが出来ます。ゆっくりと仕上げることで、糸の間に空気を含ませ、
風合いに優れた布に織り上がるのです。
光沢のあるネクタイは、プライベートシーンではフォーマル過ぎる。
遊び心があり、気張らずに締められるネクタイが欲しいという想いから
生まれた糸の使い方で、ネクタイに限らずボウタイもよりカジュアルな
ファッションに取り入れやすいデザインとなっています。
結婚式の二次会でこんなボウタイを着けていたらとてもお洒落ですね。
HADACHU ORIMONO(羽田忠織物)は、昭和10年に傘や風呂敷の
布地を織るメーカーとして創業しました。着物の裏地などに多く使われた
甲斐絹(かいき)の一大織物産地として栄えた山梨県富士吉田市は、
ネクタイの生産量日本一を誇ります。1935年に創業した羽田忠織物は、
国内ではたった1軒しかなくなったネクタイの紗織りや、シルクの持つ
素材感にこだわった品を作り続けています。
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