暑中お見舞いやお盆の帰省時に持っていく贈りもの。いつもお世話になっている方へ、普段はなかなか会えない親戚に選ぶ夏の贈りものは、ギフトらしい華やかさとともに、夏らしさや日本のモノらしい魅力があるもの、さらに暮らしで役立つ実用性があると喜ばれます。
見た目も涼やかで夏の贈りものにぴったりなアイテムとしてご紹介するのは、能作(のうさく)のKAGOシリーズ。少し不思議な、存在感のあるアイテムです。
KAGO ダリア
金属を溶かし、鋳型に入れて成型する鋳造技術が根付いた、富山県高岡市のブランド能作(のうさく)。仏具製造をきっかけに、今では錫(スズ)や真鍮、銅を使った暮らしに寄り添う製品を手がけています。
錫は酸化しにくく、抗菌作用があるため、道具や宝物としても重宝されてきた素材。古くは錫製の酒器や茶器が多く作られてきたと言います。
金属といえば手で叩くとコンコンと音がするような硬さがあるイメージですが、高い純度の錫は驚くほど高い柔軟性を持つ金属です。能作の錫製品は、純度100%のため、この特徴を存分に生かして使うことが出来ます。KAGOシリーズは、まさにその柔らかさを活用し、使い手が好きな形に曲げながら使うことができるアイテムです。
KAGO ロータス
「柔らかく曲がる」とはいえ、実際にどのくらいの程度で曲がるのか実験してみましょう。
試してみるのは、KAGO ロータス。手のひらに乗るほどのサイズで、蓮の花をイメージして作られた「カゴ」です。ロータスはお届け時から、すでにうつわのように若干曲げられた形になっています。
女性スタッフが上に曲がっていた部分を軽く手で押すようにしてみると、簡単に曲げることが出来ました。ぐにゃぐにゃ曲がるというよりも、ググッと曲がっていくような、少し抵抗力を感じる質感です。そのため、力を加えない限り自然に変形することなく、好きな形を保つことが出来ます。なお、落としてしまったり何かをぶつけてしまうと曲がってしまうので、その点は気をつけたい部分です。
さらに曲げるだけでなく、引っ張ることでも形が変えられることが分かりました。引っ張ることができるため、うつわのような形だけでなく、平たくしたり、幅を少し大きめにできるなど、使い方が広がりますね。
また、曲げるときに「ピキピキ」「パキパキ」といった軽い音が聴こえてきます。これは「錫鳴き」と呼ばれる現象で、曲がる際に錫の結晶構造が変化する際に出る音だそう。音が鳴るからといって曲げるのを躊躇しそうですが、錫の特性ですので心配する必要はありません。ただ、無理やりねじったりしますと破損の恐れがありますので、過度な力を加えないよう、ゆっくりと押し曲げるようにするのがポイントです。
では、続いてKAGO ロータスをどんなふうに使えるのか見ていきます。簡単に曲げて使えるからこそ、「どう使おう?」と創造力が膨らみます。
お菓子入れに
KAGOと名付けられている通り「カゴ」としての役目はもちろん果たしてくれます。
ロータスの場合。サイズが小さめなので、どちらかというと小物入れのような感覚で使うことが出来ます。力を加えなければ勝手に変形する心配がないので、縁を曲げてあれば中身が落ちてしまう心配もありません。錫特有のすっきりとした洗練された雰囲気があり、ちょっとしたお菓子を入れてお客様の前に出すのも良いですね。
平たい状態でコースターに
平たい状態にすると、涼やかなコースターへと変身。水が反射してキラキラと輝く錫が綺麗で、涼しげです。
なお、錫は熱伝導率が高いため、例えば冷たいものを上に置くと、KAGO自体もひんやりとします。逆に熱いものを置くと錫も熱くなってしまうので、温かい飲み物や鍋敷きがわりには使わないようにしてくださいね。
スマホ置きに
スタッフ一押しの使い方は、スマホ置き。スマホを挟むようにKAGOを曲げて、さらに背面に足を付けるようにすると、スマホを立てかけることが出来ます。例えばスマホから音楽を流したり、スマホでレシピをみながら料理をしたり、動画をよく観る方にもおすすめ。
ロータスはスマホにぴったりのサイズですが、タブレットの場合は支えきれなくなるため、より安定するスクエアか、ワンサイズ上のダリアがおすすめです。
化粧品の収納に
化粧品の中でも、倒れやすかったり、転がりやすいリップクリームなどの収納にKAGOが便利。手のひらに収まるほどの小物なら、十分に収納が可能です。見た目が良いので、そのまま見せる収納にしても良いですね。
歯ブラシ置きに
その形から、縦長の形をしたものの収納にもおすすめなKAGO。グラスにふたをするようにKAGOを乗せてあげると、歯ブラシ置きとして便利な使い方が出来ます。家族用の歯ブラシを分けて収納するにも便利。
錫はサビに強く、水で洗い流すことができるので、汚れたら柔らかいスポンジを使って軽くこすってくださいね。
ZUTTOで取り扱っているKAGOシリーズは、サイズや形の違う4種類があります。
それぞれ様々な使い方が出来ますので、ご自宅で使う分にはもちろん、ギフトとする際には相手の暮らしでどんな風に使ってもらえるかイメージしながら選ぶと喜ばれます。
KAGO スクエアはシンプルな四角形の形で、四辺が全て同じ長さなことから、曲げても形を整えやすくなっています。
例えばダイニングテーブルの上に置くフルーツトレイやお菓子入れとしても使えますし、ハンカチなど布ものの収納に使っても。スタイリッシュな印象があるので、男性も使いやすいデザインです。また四角形だからこその安定感があり、曲げた場合でも底面を作りやすかったり、垂直な面を作ることも出来ます。小さめサイズなので、気軽に贈ることが出来るプレゼントに。
すでにご紹介してきたロータスの特徴は、丸い形と物を差し込んで使える穴が付いていること。このふたつの特徴のおかげで、ほかとは違う使い方が出来るという良さがあります。また、うつわのような形でも、裏返しにして縁を足のようにして使えるのもポイント。ご紹介してきた使い方のほかにも、ナフキンホルダーや石鹸置きとしても使うことが出来ます。
スクエア同様、小さめのサイズながら華やかさがあるので、贈りものに迷った場合に選ぶのもおすすめです。
たくさんの花弁が広がるダリアの花を模したこちらは、両手で持つくらいの大きさがあり、華やかな印象になります。大き目のバスケットとして、ダイニングテーブルに置けば存在感があり、敷物としてシンプルに置いておくだけでも様になるので、玄関や応接間の飾りとしても良いですね。中央の小さめの穴を活かしてお花を生ければ、一味違うインテリアに。
一目見るだけでKAGOの面白さと錫の美しさを感じられるので、結婚祝いや記念品など、お祝いごとの贈りものにもぴったりです。
もっともサイズの大きなベルフラワーは、星型のように花開く、キキョウの一種を表現しています。幅が約30cm弱あるので、収納用の見せるカゴとしての使い方がおすすめ。たとえば友人を自宅に呼んだ際にビールやワインボトルを入れると、ぐっと場の雰囲気が増すアイテム。ほかにも食材入れとして、雑誌や新聞紙のおしゃれな収納に、スカーフなどを丸めて入れてもおしゃれ。
高さが付けやすいので、多様な使い方を実感できるKAGOです。
アイディア次第で様々な使い方ができる、能作(のうさく)のKAGO。ご自身で使うのはもちろん、贈りものとして受け取った方も、どう使ってみよう、とワクワクするような楽しみがあります。全てブランド専用の箱に入っており、KAGOの基本的な使い方、アレンジ方法の例も同梱されていますので、目上の方やお世話になった方への贈りものに選びやすいという良さも。
ZUTTOのラッピングもお付け頂いた状態でご注文頂くと、さらに華やかな見た目の贈りものとしてお届けが可能です。
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