ZUTTOのスタッフが過去に贈ってきたギフトについて、「なぜそれを贈ったのか」という贈り主の視点をご紹介する、ギフトにまつわるストーリー。
第四弾は、バリエーション豊かなポーチ。小ぶりで手に取りやすいサイズやおしゃれな印象、そして整理整頓や小物の収納に役立つポーチは、ギフトに選びやすい特徴があります。今回は4人のZUTTOのスタッフが異なるポーチをギフトに選んだお話。どうしてそのポーチを選んだのか、それぞれのストーリーとギフト選びのヒントをご紹介します。
(右上から時計まわりに)りんごポーチ、ケーブルポーチ、クラシックポーチ B5、ポーチ SILVRETTA
小物が入るポーチは、バッグの中で使う際、「仕切り」の代わりになって、バッグの中の整理整頓に便利ですよね。さらに化粧品、文房具、PCまわりの小物、というように、小物を仲間ごとに仕分けた上で別々のポーチに入れれば、必要なときにパッとどのポーチから取り出せば良いか分かるし、紛失する心配も少ない。だから荷物が多い人にとってポーチは重宝すると思います。
REN(レン)のクラシックポーチは、荷物が多めの友人に誕生日プレゼントとして贈りました。彼女は営業職ということもあり、持ち歩く荷物が多く、外出も多い人。大きなバッグに仕事で使うものや化粧品などをいくつも入れているのを知っていました。それだけ荷物が多いと、バッグの中は煩雑になってしまいがち。そのため、仕分け用にある程度サイズのあるポーチがあったら便利だろうなと思って、このB5サイズポーチを選びました。
「HALLIE / ハリー」と名付けられたブランドオリジナルの豚革が素材で、柔らかい雰囲気も気に入りました。淡いPINK BEIGEは、自然な色味で天然皮革の性質がそのまま表れています。シンプルでありながら、品のある作りがさすが素材の選定から仕上げまで一貫して行うレザーブランドだと思います。
ほかにARTS&CRAFTS (アーツアンドクラフツ)のGLOVE LEATHER ZIP-TOP POUCHも良いかなと思ったのですが、マチがないポーチのほうが荷物の多い彼女にとっては使いやすいだろうと最終的にREN(レン)のポーチを選びました。
カラーはほかにブラックも。
色が綺麗だと喜んでもらえました。また会社でも違和感なく使えるデザインが気に入ってもらえたようです。仕事用のバッグに入れて使うだけでなく、休日はクラッチバッグとしても使っているそうです。そう思うと、ややサイズがあるポーチにしてよかったなと思います。
プレゼントは相手の好みに当てはまるのが一番だと思いますが、「これが好きそう」「こっちのほうが似合いそうかな」と相手が使うときのイメージをしながら、贈り主の主観で選ぶのも楽しいなと思っています。相手が使いやすいと感じてくれているのが贈った側としても嬉しいですね。
母の日の贈りものというと食べ物が無難だと思うのですが、私のお義母さんはもともとモノが好きで、ものづくりの背景や作りに詳しい。そう思うと、せっかくなら長く使ってもらえる、手元に残るモノを選びたいなと思っていました。今回はたまたまお義母さんが贈るタイミングの直前に旅行に出かけていたので、旅行で使える便利なアイテムを贈ろうと決めました。
旅行といえば、で思い浮かんだのがTO&FRO(トゥーアンドフロー)。ZUTTOでも旅行シーズンや旅好きのスタッフの間でも人気のブランドです。移動があったり、大きな物を運ぶ機会の多い旅行中は、出来るだけ身軽に動けるように工夫したアイテムが必須。TO&FRO(トゥーアンドフロー)はそんな非日常の旅行というシーンで、痒い所に手が届くアイテムが揃っています。
ケーブルポーチはTO&FRO(トゥーアンドフロー)のアイテムの中でも普段使いができますし、お義母さんがあまり持ち運びに慣れていないケーブル類の収納に便利だと思ったので選びました。その名の通り、絡まりやすいケーブルをひとまとめにして入れられるポーチで、大きく開いたり、中身が分けられるポケットが付いていたりと、使い勝手が良いポーチです。もちろん、ケーブルだけでなくて、スマホの充電器やコンパクトカメラ、SDカードなどほかの電子機器も入りますし、ハンドクリームや常備薬を収納するのにも便利。ポーチはふかふかとしてやや厚みも付いているのですが、一方で軽くて持ち運びしやすい。だからキャリーケースにも、普段使うバッグの中でも使いやすいと思います。
柔らかい作りで、スペースが制限されるキャリーケースの中でも収まりやすいのがポイント。
喜んでもらえたようで、お礼のメッセージをもらいました。お義母さんにとっておそらく新しさのあるプレゼントだったと思うのですが、モノを使うことが好きな人だからこそ、「これはどうでしょうか?」と提案するような気持ちで、手に取るのが楽しみになったり、新たに興味を抱いてもらえるようなプレゼントを贈りたいなと思っています。もちろん、相手の暮らし方や行動を思い出しながら、その人に似合うものを選ぶことも大事にしたいです。
刺繍されたりんご柄が可愛いですよね。これは20代の従姉妹に誕生日プレゼントで選びました。従姉妹と会う約束をしていた日がたまたま彼女の誕生日だったので、一緒に使える口紅とともにサプライズプレゼントにしました。
とても喜んでもらえました。彼女はメイクが好きなのですが、いつもメイク道具が多く、ポーチがパンパンになっていたのが気になっていました。メイク道具は形がそれぞれ違って、かさばるものが多いですし、集めるとどうしてもそうなってしまいますよね。そのため、メイク道具がしっかりと入るサイズのポーチをとして、りんごポーチを選びました。
マチが付いているのもメイク道具を入れるポーチとしては便利ですよね。色合いや柄が鮮やかで、りんごポーチともまた違う魅力がある同じALDIN(アルディン)の青い花ポーチとも迷ったのですが、りんごポーチのほうが容量があったので、こちらを選びました。
りんごポーチはリネンとコットンの半々で作られていて、かしこまり過ぎない、くたっとした雰囲気も普段づかいに良いなと感じています。刺繍は糸を先に染めて織り上げる、手の込んだ先染めという技法が使われていて、立体感があります。よく見ると、本体の色と刺繍の色のコントラストがはっきり分かって、細やかな技術が分かりますよ。りんごのポップな雰囲気も従姉妹にぴったりと思ったのも、選んだ理由ですね。
紅白のファスナー紐もアクセント。
食べ物の贈り物なら、自分が美味しいと感じたものを味わってほしい、というものを選びますが、モノの贈り物は相手の雰囲気を大切に、生活の中に自然と取り入れたくなるアイテムを選ぶよう心がけています。今回のポーチも、従姉妹の好みや生活にもしっくりと馴染んでくれたようで、良かったです。
男性も小物を持ち歩くので、ポーチは便利なアイテムだと思います。私の父は常備薬を持ち歩く人で、いつもジップロックに入れて持ち歩いていたんですね。誕生日プレゼントには、それを入れるポーチが便利だろうと思ったのが選んだ理由です。また、父は無類の革好きでして…。
革のエイジングしていく様子を見るのがとても好きなようです。そのためカラーもエイジングがより分かりやすいNATURALを選びました。ドイツのレザーブランド、SONNENLEDER(ゾネンレダー)のアイテムは、どれも丈夫でしっかりとした牛革を使っていて、化学成分を使わず、ベジタブルタンニンなめしで仕上げられています。ベジタブルタンニンなめしをした革はエイジングが出やすく、使えば使うほど、色味が濃くなって艶々になっていくんです。手触りもまるで吸い付くようにしっとりと柔らかいので、革小物が好きな父にはぴったりだと思います。
革小物はほかにもたくさんあるので、美しい光沢を持つ、コードバン革のCORDOVAN SHOEHORNとも迷いました。でも、今回は使い道がはっきりしたポーチが便利だろうなと思って、こちらを選びました。
喜んでいました。見た目だけでなく、革の匂いがとても良いと言っていたのが印象的です。常備薬など日々使う小物を入れて、いつも手に持って触っています。贈ったのは1年半ほど前なのですが、現在のポーチは当初よりぐんと色味が増しました。光に当たると艶もよく見えるように。どことなく「渋さ」が感じられる、父によく似合う経年変化が表れています。
毎日手で触れて使い込まれたポーチは、チョコレートのように色濃く、艶やかに変貌。
プレゼントといっても、闇雲にモノをあげるのではなく、受け取る人が「自分のことをよく見てもらえているな」と感じるものだったり、たとえば今回のエイジングのように受け取った後の体験を実感できるものが喜んでもらえるプレゼントなのかなと思っています。誕生日に限らず、様々な贈り物のシーンで、相手にそう感じてもらえたら嬉しいですね。
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Vol.3 赤ちゃんもご家族も笑顔になる、キリンのソフィー
Vol.2 開けたときから嬉しい、五様ミニグラスセットの汎用性
Vol.1 家族の誕生日プレゼントに贈った、bellroy(ベルロイ)のCARD HOLDER