まもなく赤ちゃんを迎える大切な人がまわりにいませんか?
友人だったり兄弟だったり、はたまた自分の孫が生まれるのを心待ちにしていたり。
それぞれに立場は違えど、心からのおめでとうの気持ちを込めて何か良い贈り物はないかな、とお探しの方も多いと思います。生まれてすぐに必要なタオルや服、スタイなどはすでに用意しているだろうし、他の人と贈り物がかぶってしまうのも良くないし・・・。と、色々と考え出すと難しく思えてしまう出産祝いですが、生まれてすぐに使うものではないけれど、一生の思い出になる、そんな「ファーストシューズ」を贈るのはいかがでしょうか。
ファーストシューズとは、生まれた赤ちゃんが立ち上がりその一歩を踏み出す時の象徴として準備する、初めての靴のこと。記念の品として取っておく人も多いので、贈り物としてもぴったりです。
ZUTTOでご紹介しているのは、日本のブランド・umelo ihc(ウメロイーク)のファーストシューズキット。その名の通り、ファーストシューズを手作り出来るキットになっています。レザーパーツはすでに裁断され、針穴もあらかじめ開いて、糸や針も全てセットになっているので、キットが届いたらそれだけですぐにでも作り始めることが出来ます。
接着剤や溶剤を使用せずに作れるファーストシューズキットなのでアレルギーを持っている子どもにもほとんど影響のない、タンニン鞣しのオリジナルの革だという点も安心。
ひと針ひと針、「すくすく健やかに育ってね」の想いを込めて、世界に一足だけのファーストシューズが出来上がりますよ。
ファーストシューズキットはこんな方への贈り物におすすめです。
初産の方はファーストシューズを持っていないですし、ファーストシューズが必要になるのは大体1歳になる前後なので、出産前に準備しておく方も少ないはずです。他の人とは違う出産祝いになりますよ。
裁縫が好きでバッグやポーチなど自分で色々と作る方、手先が器用な方への贈り物としても特におすすめです。出産後はなかなか自分の時間を作ることが出来なくなりますが、赤ちゃんがお昼寝の最中に少し時間を取って自分だけの時間に没頭するのは、気分転換にもなります。
また、サプライズでパパからママに贈るのはいかがでしょう。生まれる前、時間がある時に一緒に片足ずつ作る時間を設けるのも素敵だと思いませんか?チクチクと縫っている間、2人の時間を楽しみつつ生まれてくる子どもに想いを馳せてください。
生まれてくる妹や弟のために、お姉ちゃん・お兄ちゃんがファーストシューズを作るのも楽しいかもしれません。生まれる前から、赤ちゃんを迎える心の準備にもなるかもしれないですし、何より自分が作ったものを妹・弟が履いているのを見たら嬉しくなりますよね。ママやパパが教えながら一緒に作ってあげてください。
興味はあるけれど、贈る相手は裁縫や手作りが苦手そう。そんな方でしたら、キットのまま贈るのではなく、自分で作って完成させたファーストシューズをプレゼントするのも。付属している箱は完成したシューズも入りますので、名前を書いて贈れば素敵な贈り物。「実は私が作ったんだよ。」と言えば、想いの込もった贈り物に感激してくれるはずです。
そもそも、ファーストシューズをお祝いとして贈るには理由があります。
靴の文化が生まれた欧米では、ファーストシューズは「立ち上がる、前に進む」などの子どもの成長を連想するアイテムであることから、出産のお祝いとして贈る風習があります。また、ヨーロッパではファーストシューズを玄関に飾るとその家には幸せが訪れるという言い伝えもあるんですよ。
小さな小さなファーストシューズは本当に可愛いく、見ているだけでも心が和みます。そろそろ歩き始めるかな?という時期に準備するのではなく、その前からお祝いとしてもらえれば飾っておけますし、子どもが大きくなっても一生の思い出として取っておけるので、長く愛される贈り物となります。
また、まだ歩けないうちから、外出時には履かせて靴に慣れさせておくことも、後々スムーズにいくこともあります。
とはいえ、普段裁縫をあまりしない方からしてみれば、umelo ihc(ウメロイーク)のファーストシューズキット、作るのは難しいのでは?と心配になることもあるかもしれません。
そこで今回実際にファーストシューズを作ってみました。来年生まれる予定の親戚の子に、プレゼントしようと思います。
靴のデザインによってどこを縫うかは違うのですが、基本的な構造と縫い方は同じなので、参考にしてください。
作ってみるのは、こちらのファーストシューズ。
女の子でも男の子でも履ける、シンプルなデザイン。色はZUTTOだけの別注カラーで、キャメルのレザーにはダークブラウンの靴紐と糸を合わせて、ナチュラルな印象でまとめています。まだ安定しない赤ちゃんのくるぶしを優しくホールドしてくれるハイカットタイプです。
箱を開けて中身をチェックしてみると、レザー部分はカットされ、針穴も空いています。糸も針もついていて、ハサミがあればすぐにでも作り始めることが出来ますよ。自分で何か特別なものを用意しなくていいのが良いですね。
また、説明書は写真や図解付きでした。文章だけだとイメージが湧かないのでこれで合っているのかな?と心配になりそうですが、ここは安心材料です。
靴は右・左でセットになるので組み合わせを作って片足ずつ作っていきます。縫い始める前に自分で行うのは、糸を指示された長さに切っておくだけです。
さあ、作り始めましょう。
革を縫うのは、1本の糸に対して両端それぞれに針を通して、2本の針を交互に縫い進めていきます。ここが、普通の布を縫う裁縫とは違う点なのですね。
説明書を読むと、基本的な縫い方は一足を通して同じで、その要領をつかめばどんどん縫い進めることが出来ます。私の場合は、その基本の縫い方を理解するのに説明書の図解としばしにらめっこしました。
ですが、いざ縫ってみるとその手順は単純ですし、何も難しいことはありません。
糸はロウ引きなので通常の糸と違いハリがあって、針から自然と抜けてしまったり絡んだりすることもなく、扱いやすいです。
3つのパーツを3本の糸で縫いとめて、片足が完成するまでに1時間半かかりました。
続いてもう片足も一気に縫ったのですが、慣れて迷う部分がなくなったためか、こちらは1時間ちょっとで完成。(糸は2m以上余ったので、仮に失敗してやり直す箇所が出てきても大丈夫です。)
ちなみに私は特別器用でも不器用でもないですが、布を縫う裁縫はたまにやっている程度です。
また、5歳の娘も縫ってみたいと言うので途中10針くらいを任せてみました。手順を教えると問題なく進めていましたし、糸を引っ張って縫い目を詰めるのを手伝ってあげれば、お兄ちゃん・お姉ちゃんが赤ちゃんのために縫ってあげる、というのも出来ると思います。
完成品はこちら。
umelo ihc(ウメロイーク)の方が作ってくださった別シューズのサンプルと比べると、縫い目をぎゅっと詰める力が弱かったのか、糸が少し見えてしまっていますね。でもそこもまた手作りならではの愛嬌。少しくらいいびつでも、気にすることはありません。
作っている時間、こんなに小さな靴に足が入ってしまうなんて可愛い、とか、これ履いて一緒にどこ行こう、とか生まれてくる赤ちゃんに想いを馳せていました。そんなかけがえない時間を誰かにプレゼント出来るのも、このファーストシューズキットの魅力です。
umelo ihc(ウメロイーク)は親の立場と視点から、子供に向けたものづくりを行う国内ブランドです。子育て真っ最中のママ2人が立ち上げ、「子どもの肌に触れるものだからこそ、つくり手の顔が見える素材と製法で。」という事にこだわり、ものづくりを行っています。
ファーストシューズキットはレザーを使っていますが、そのレザーのなめし方にもこだわりを持ち、全てベジタブルタンニンなめしを国内で染め上げて仕上げています。ベジタブルタンニンなめしは、木や草から抽出したタンニン(渋)を用いていますが、その良さは経年変化を感じやすいことと、クロムなめしと異なりアレルギーを引き起こさないことです。やはり子どもの肌に触れるものですから、素材の良さはきちんとしたいところ。その点、安心してお使いいただけます。
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