春を感じる頃になると訪れるのは、新しい出会いと別れの季節。年度末を迎える3月は、転勤や転職、進学など、生活とともに場所を移動する方が増える時期です。場所が変わればこれまでお世話になった方になかなか会えなくなるからこそ、感謝の気持ちを込めたギフトを選ぶタイミングでもあります。
仲の良い友人であれば好みやライフスタイルを知っているからギフトも選びやすいものですが、目上の方に贈るものとなると、詳しい好みを知らないぶん、ついつい消耗品や無難なデザインのギフトを選んでしまいがち。けれども、感謝とともに礼儀が伝わる適切な贈りものを選ぶことができたなら、受け取った人の手元に残り、時を経ても自分のことを思い返してもらえる、繋がりを感じられるギフトになります。
そこでご提案したいのが能作(のうさく)のギフトアイテムたち。ZUTTOでも長年ギフトとして人気のブランドから、目上の方に贈る新生活ギフトとして最適な逸品をご紹介します。
能作(のうさく)は1916年から富山県高岡市で仏具生産を手がけてきた金属加工のメーカー。「より能(よ)い鋳物をより能く作る」ことをコンセプトに、現在では錫や真鍮をはじめとした金属を鋳造により製品化しています。
ZUTTOでも長年、多くの方に能作の製品を手にとって頂いてきました。まず第一の理由は見た目の良さ。きらりと輝く錫はガラスや金、銀ともまた異なり、どこか落ち着きと品の良さを感じさせる華やかさがあります。和洋を問わず暮らしに馴染み、錫を細やかなモチーフにしたり、柔らかさを感じさせる印象に仕上げるのは、能作の技術の高さゆえ。
能作の製品は、特に錫という金属がいかに毎日の暮らしの中で使いやすいかという点も教えてくれます。錫は水に強いため、食卓や洗面所など、水気のある場所での利用や花器の素材としても最適。抗菌性があるため錫の花器は花を長持ちさせるといったメリットがあったり、金属の中でも手で曲げられるほど柔らかいため、自ら好きな形に製品を曲げて使うKAGOシリーズも人気です。
単純に美しい、可愛らしい、というだけでなく、素材の良さを活かしたものづくりの姿勢が伝わるからこそ、多くの方の心を掴んできたとも言えます。
さらに能作の製品はほぼ全てが桐箱もしくは化粧箱に入っており、商品の特徴や使用上の注意点が記載された説明書が付属されています。そのため初めて錫製品を使う方にとっても安心で、贈りものとした際にも相手の方に製品の魅力と長く使うためのポイントを理解してもらえるという良さがあるのです。贈りものとして受け取った方にとっても、こうしたプラスアルファの情報があることで印象の良い贈りものになります。
能作の製品が新生活に選びたいお礼のギフトにどう役に立つのか、具体的なシーンに合わせてご紹介します。
同じ職場で切磋琢磨してきた先輩への贈りもの。何か特別なものを贈りたいけれど、引っ越す相手のことを思うと大物は贈りにくい。そんなときに相手に気を遣わせない小ぶりなサイズがちょうどよく、一目で素敵と思ってもらえる華やかさがあるのが能作のすずあみです。
コースターやトレイ、オーナメントとして使うことができるすずあみ。まるで錫を編み込んだような形が印象的で、レースや銀河をモチーフに作られています。コンパクトで薄く作られているので使い勝手が良いアイテムです。
コースターは自分でなかなか買う機会が少ない分、ギフトにすれば喜んでもらえます。全部で8種類あるすずあみは単品でも、ペアや複数枚揃えることもできますので、贈る相手に使ってもらえるであろう人数に合わせて選べる、という良さも。能作らしい華やかさと落ち着き、そしてギフトに最適な要素がふんだんに見られるギフトアイテムです。
オーナメントにも。
学生時代にお世話になった恩師が定年退職することになった際に感謝と、「お疲れ様でした」という労いの気持ちを込めた贈りものを選ぶなら、能作のカトラリーレストをおすすめします。より小ぶりな箸置きに比べると、フォークやナイフ、スプーンが置けるカトラリーレストを持っている方は限られます。だからこそ、お礼の品に選べば新鮮味を感じられるギフトに。
能作のカトラリーレストは平たい状態でお届けになりますが、手で山折にして使うことができます。また、実用性だけでなく、カトラリーレストのモチーフに意味が込められている、という点もまた、ギフトにおすすめしたい魅力です。
例えばギザギザとした形が特徴的なこちらのカトラリーレストは、折り鶴をモチーフにしたもの。まるで折り紙を折ったように美しい陰影が表れています。鶴は元来、平和や長寿の象徴として考えられている、めでたいモチーフです。
折鶴とは別に、南天・亀甲・梅・青海波・瓢箪と、5種類の吉祥文様をモチーフにしたカトラリーレスト 吉祥紋も、お礼の品として最適です。見た目の良さ、「曲げて使う」という錫らしい使い方、そして意味のあるモチーフから、感謝や礼儀の気持ちが伝わるお礼の品になります。
卒業や引っ越しをきっかけに、子どもが通っていた習い事の先生にお礼の気持ちを伝える際にも、品のある能作のギフトは好印象です。花のトレーセットは、春らしい桜と梅の花をかたどった小さなトレーが2つセットになっています。
直径14.5cmの小皿と比べてもはるかに小さなサイズ。砂糖置きとしてやおつまみなどを置く豆皿として食卓で使うことができるほか、置物としても場が華やぎますし、小物入れとしても使うことができます。ゆっくりと手に力を入れて曲げることもできるので、錫らしい使い方も可能です。季節にぴったりな贈りものになります。
目上の人ではないけれど、仲良しさんへのお礼のギフトにも能作のアイテムは役立ちます。ご近所付き合いのあった方には、家の中で気軽に使えるアイテムが喜ばれます。こちらのフラワーベース すずはなは、ぶら下げて花を飾ることができるフラワーベースです。
ぶら下げて使う花器はユニークですが、フラワーベース すずはなは、小ぶりな袋状になっておりもともと輪っかが付いた形なので気軽に使うことができます。まるで布地のような質感を錫で表現しており、小花や一輪の花を生けるだけでも空間を印象的に仕上げてくれます。抗菌性のある錫は、花を長持ちさせるとも言われているので、お花好きの方に喜ばれるギフトになります。
別れの季節というと寂しい気持ちもありますが、これまでの感謝とともに長く使い続けられるギフトを選べば、相手の記憶に残るものになります。目上の方には礼儀を忘れずに、新生活に寄り添うようなお礼のギフトを能作で見つけて頂いたら幸いです。
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