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室内で過ごす時間が長い方に贈る、ベルベットのルームシューズ。足を綺麗に見せてくれる形とエコロジカルなストーリー

 

 

自宅で使う方も多いルームシューズ。履き心地の良いものは朝起きてから眠るまで、ずっと履き続けていたいような魅力があります。drogheria Crivellini(ドロゲリア・クリベリーニ)のベルベットミュールは、イタリア生まれの細身のシューズ。その形とベルベットの組み合わせがエレガントで、一見、一般的なルームシューズとは違う姿が印象的です。

 

まるで外履きの靴のように足を綺麗に見せてくれる上、軽くてソフトな履き心地。さらに作り手の思いが込められた、エコロジカルなアイテムでもあります。

 

見た目が良く実用的なベルベットミュールは、家で過ごす時間の長い方にちょっと贅沢を感じてもらえる贈りものにもなります。

 

 

知恵から生まれた靴

 

Papusse Mules 006 PINK

 

すっきりとした細身の形でスリッポンのように履くdrogheria Crivellini(ドロゲリア・クリベリーニ)のベルベットミュールは、イタリアのfurlane(ファーレーン)という靴をもとにしています。

半世紀以上前、物資不足の戦時中にイタリア・フリウリ州の農民たちが作業靴を作るために古くなったベルベットや自転車のタイヤを募り、再利用して作り上げたというfurlane(ファーレーン)。シンプルな形で非常に軽く、履き心地が良いfurlane(ファーレーン)はその実用性が評判を呼び、働く人々にも使われていくようになります。

 

さらに時が進むと、furlane(ファーレーン)はヴェネチアのゴンドラの船頭にも愛用されるようになっていきました。その理由は、furlane(ファーレーン)が滑りにくいことや軽い履き心地であること、そしてベルベットのように柔らかい素材が使われていることでゴンドラを傷つけることなく履けるから。まさに理にかなった靴として「ゴンドラシューズ」とも言われるようになります。そしてその後は刺繍が施されたりヒールがつけられるなど、ファッションとしての要素も加わっていったようです。

 

 

かつてはリサイクル素材で作られていた、実用的な靴、furlane(ファーレーン)。drogheria Crivellini(ドロゲリア・クリベリーニ)でも、1955年から家族で営む日用雑貨店で販売されてきました。ベルベットミュールはそんなエコロジカルな靴を現代に合わせてアップデートすることで、furlane(ファーレーン)のストーリーとともに広めていきたいという考えから作られており、今やイタリアの職人文化を象徴する靴としても知られているのです。

 

 

足をきれいに見せる形 + 軽い履き心地

 

Papusse Mules 005 ROYAL

 

ベルベットミュールの大きな特徴の一つであるその形。まさにミュールのように幅が狭くなっているので、必然的に足を綺麗に見せてくれる効果があります。ただ、ミュールサンダルのように爪先がグッと細く作られているわけではなく、指の付け根から爪先まではゆとりのある形になっており、アッパーも柔らかいベルベット生地なので、窮屈さを感じさせません。

 

スニーカーサイズ:23.5cm・ワイズ:C ・着用サイズ:37

 

スタッフが履いてみたところ、このような感じになりました。

普段なら、サイズ36を選ぶというスタッフですが、ベルベットミュールは幅が狭いことを考慮してワンサイズ上の37を着用。すると、素足の場合は少しだけかかとに余裕ができますが、靴下のあるなしに関わらず、窮屈さを感じない履き心地とのこと。足幅がはみ出しているという感覚もないようです。

細身の形が心配であれば、ワンサイズ上を選ぶと意外とその細さが気にならないのでおすすめです。

 

Papusse Mules 005 ROYAL

 

また、着用したスタッフが履いてみてわかったと話すのが「歩く際、シューズがかかとに付いてくる」ということ。幅が広めだったり、ゆとりのあるスリッパだと、スリッパがかかとに付いていくのに時間差があるため歩くたびにパタパタと音が出ますが、ベルベットミュールの場合、幅が狭い上にアッパーが足首付近まである深さなので、パタパタと音がしにくく歩きやすいようです。さらに「サイズしっかり足にフィットする分、長時間履いていても疲れにくい」という良さも。床がフローリングなどで足音が気になる方や一日通して履けるルームシューズをお探しの方にもおすすめです。

 

エレガントなベルベットのアッパー

 

Papusse Mules 020 BROWN

 

また、ベルベットミュールで目を引くのがアッパーのベルベット生地。ほわほわと起毛しており、ずっと触っていたくなるようなソフトな肌触りです。光沢感があるので光の当たり方によって見え方が変わるところもポイント。上品でフォーマル感が生まれる点もベルベットの特徴です。とはいえごくシンプルな形なので、印象が強すぎず、ベルベットでも履きやすいという魅力があります。

 

 

Papusse Mules 006 PINK

 

ベルベットのおかげで、ちょっぴり贅沢な高級感が生まれるベルベットミュール。普段一人暮らしや家族で過ごす自宅では見た目も気にしないけれど、例えばお客さんや友人を家に呼んでホームパーティーをする際や、他人と共有するワークスペース、子どもの授業参観に行くときなど、人の目が気になる場では、少し見栄えがしたいルームシューズを選びたいもの。そんなシーンでもぴったりな一足です。

 

 

手縫いだけれど、丈夫なアウトソール

 

また、ベルベットミュールのアウトソールにもご注目。ベルベットミュールはfurlane(ファーレーン)にヒントを得ていることからアウトソールには糊を使用せず、全て糸で縫われています。それでいて、本体とアウトソールがばらばらになってしまうような心配はないほど、十分な強度があり、縫われている様子がまるでステッチのように可愛らしい印象を作ります。

 

Papusse Mules 014 ASH

 

Papusse Mules 014 ASH

 

アウトソールはラバー製なので、布製のスリッパに比べるとしっかり硬さがある底面です。布製のスリッパは長く使い続けるとクタクタと柔らかくなりすぎて、履き心地が悪くなってしまいますがラバーソールはその点耐久性があり、長持ちします。カーペット敷きの部屋のほか、フローリングや石など硬い床でも滑りにくく、歩きやすいシューズです。また、自宅のデッキや庭先などにちょっと出るときにも使うことができます。

 

 

また、コンパクトに持つことができるので、出先に持っていくのも便利。ドライブや飛行機の移動中に履き替えたり、旅先の宿で使う一足にする際に便利です。なお、スニーカーなどと比べるとアウトソールの強度は劣るため、ベルベットミュールを長時間外履きとして使用することはおすすめしていません。外履きとして長く履くためには、靴修理専門店でソールを貼り直すといった補強をおすすめします。

 

 

 

見た目良く、いつものもう一足に加えてもらうギフトに

 

足もとを華やかに見せてくれるベルベットミュール。「ものを大切に、無駄なく」という精神を大切にしている背景もあいまって、使う人にとって少しの贅沢を感じさせるシューズです。すでにスリッパを持っている方にとっても使える一足になるので、大切な方へのプレゼントにぜひお選びください。

 

 

▽drogheria Crivellini(ドロゲリア・クリベリーニ)商品はこちら

 

投稿者: 植田 日時: 2020年11月20日 11:00 | permalink

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