暖かくなってきた陽気に似合う、ロングスリーブのカットソー。出番の多いワードローブとするなら、ベーシックなデザインでも上質とわかるものを選びたいもの。また、シンプルなカットソーは「いつも同じ格好」になりがちですが、カットソーの特徴を知っておくとコーディネートにも幅が広がります。
今回はCHANTECLAIR(シャントクレール)の3つのカットソーをピックアップ。どれもシンプルなデザインですが、形やフィット感、着心地にも違いがあり、それぞれ得意なコーディネートも異なります。ご自身の持っている服やスタイルに合う一着を見つけてみてください。
CHANTECLAIR (シャントクレール)は、素材の仕入れ、パターン、染色、縫製、梱包に至るまで全てフランスの自社工場で手がけています。ZUTTOが取り扱うカットソーは、日本人の体型に合わせた、より着やすい形、サイジングが施されているところもポイント。ピックアップした3種類のカットソーはこちら。
一着目は全体的にゆったりとしたシルエットになったワイドロングスリーブ。やや硬め、厚みを感じるコットン生地は、しなやかで強度の高い双糸を引き揃えた天竺生地と呼ばれ、シャリシャリとした着心地になっています。
モデル身長:162cm
着てみると肩が落ちるドロップショルダーのデザイン。腕まわり、身幅ともにゆとりがあり、動きやすいのが特徴です。身長162cmのモデルだと、手首が少し出て綺麗に見える袖丈で、作業をする際にも邪魔にならない長さになっています。また、首まわりは鎖骨に当たるくらいの広がり。
ゆったりとした着心地でありながら、肩まわりは丸く女性らしいシルエットになり、デコルテや手首を程よく見せる形が最大の特徴とも言えます。
2つめは、七分袖カットソー。手首がしっかり見える七分袖と、前後で長さの違う身頃がポイントです。生地はワイドロングスリーブと同じ16番手の引き揃え天竺生地で、しなやかで透ける心配のない、程よい厚みがあります。
モデル身長:162cm
先にご紹介したワイドロングスリーブに比べると、明確に手首や腕が見える袖丈になっていることが分かります。首まわりはカーブが付いていますが、ボートネックに近い、やや詰まった形。
モデル身長:165cm
また、最たる特徴はその後ろ姿。後ろ身頃はお尻が隠れるほどの丈があり、お腹まわり〜裾までゆったりとしているので体型カバーに最適です。七分袖で涼しげでありながら、気になる部分を隠してくれるカットソーです。
3つめのカットソーは、シンプルなクルーネックロングスリーブカットソー。ワイドロングスリーブや七分袖カットソーに比べて、より肌触りが優しく、柔らかさを感じられるフライス編みを採用しています。もっちりとした質感で伸縮性があり、程よいフィット感がありつつも、体を締め付けることがありません。
モデル身長:162cm
先のカットソーに比べると、身頃や袖にフィット感があることが分かります。その分、インナーとしても使いやすい着心地で、上に服を重ねてもゴワついたり、もたつく心配がありません。首まわりは鎖骨がしっかり見えるほど、やや広めに作られています。
それぞれのカットソーが持つ特徴が分かったところで、次にどう着るとその特徴を生かした着こなしができるのか、着こなしのバリエーションが広がるのか、という点をご紹介していきます。
まずは、ワイドロングスリーブ。このカットソーはゆとりのある袖や身頃、丸みを帯びた形から、「一枚着るだけで様になる」という点を生かし、重ね着をせずとも、様々なボトムスとの組み合わせを楽しんでいただけます。
ワイドロングスリーブ(BLANC (ホワイト))・ロングスウィングスカート(NAVY STRIPE)・サンダル Belflex・ブリサ4デントキャンペーンハット(パナマハット)・ネックレス WIRI TRIANGLE
こちらは爽やかなスウィングスカートとの組み合わせ。カットソーがワイドなので、ふんわりとしたボトムスと合わせる際にはウエストに裾をインすると、リラックスして着られるのに綺麗なAラインを作ることができます。足元は素肌が見えるサンダルを合わせると、全体が軽やかな印象に。
ワイドロングスリーブ(GRIS CHINE (杢グレー))・メンズ SaltShrinkingBurberryパンツ・MANTERO シルクスカーフ(46×46)・エスパドリーユサンダル ETURA ANTE CAMEL・マイクロショルダー スモール
無地のワイドロングスリーブなら、綺麗めのスタイルにも似合います。ストレートラインのパンツにも裾を入れてコンパクトにまとめてみると、腰の位置が高く見え、スタイルアップにつながります。カットソーがシンプルすぎて物足りないなと感じる場合は、ネックレスやスカーフといった首まわりの小物を取り入れるのもおすすめです。
続いて、七分袖カットソー。
正面の裾はスクエアですっきり、後ろは長めのラウンドのアシンメトリーという、気になるウエストやお尻まわりを隠してくれる特徴を生かし、例えば細身のパンツに合わせる際に気になる後ろ姿のカバーやアウトドアなど動き回る際のシルエットカバーに役立ちます。
七分袖カットソー(BLANC)・コンパクトミニ裏毛イージーパンツ・ハイカットスニーカー RORAIMA OLIVE BLACK・Big classic tote
細身のパンツに合わせる場合、裾を全部出してしまうとルーズな印象になってしまいますが、正面だけウエストインしてみるとこなれた印象に。それでいて、背面の体型カバーをしてくれます。パンツも足首に向かって細くなっていくタイプを選ぶと、スニーカーなど存在感のある靴でも全体のまとまりが良くなります。服はベーシックな色を選ぶなら、足元やバッグにデザイン性があるものを選んで。
七分袖カットソー(BLANC/GRIS CHINE)・UNISEX パッカブル ウィンドブレーカー Red・ベイカーショーツ・トレッキングブーツ NEGRO
アウトドアに行く日はこんなスタイルで。ボーダー柄のカットソーはカジュアルな印象を作ってくれ、アウトドア感のあるナイロンジャケットやカーキのパンツとの相性も◎。カットソーがゆったりとしているので、ボトムスはレギンスと組み合わせるなど、細身を意識した装いがおすすめです。
また、上着を脱いで動き回っても、お尻をすっぽり隠してくれるのが七分袖カットソーの良いところ。かがんだり、手を伸ばしたりといった動作をしても、背中が見えづらいのでアクティブに動く日に重宝します。
最後はフィット感が特徴的なクルーネックロングスリーブ。
体に柔らかくフィットする分、服を重ねてもふくらまず、整ったシルエットを保ってくれる点が特徴です。首元がやや開くので、上品なスタイルにも似合います。
クルーネックロングスリーブ(ECRU)・クリケットクロップカーディガン・メンズ SaltShrinkingBurberryパンツ・クラッチバッグ Karina・ポインテッドエスパドリーユパンプス TIERRA
カーディガンを羽織って、きれいめに仕上げたい日におすすめなクルーネックロングスリーブ。柔らかな生地は見た目も優しげで、カーディガンなどフェミニンなアイテムに似合います。全身を統一感のある色合いにし、このカーディガンのようにワンアイテムだけ差し色を持ってくると、すっきり爽やかな印象に。
クルーネックロングスリーブ(NOIR)・ガレージコート BEIGE・ユニセックス 裏毛スウェットパンツ GRAY・WALSH スニーカー Horwich BLK/SIL・DAILY DAYPACK
ジムに行く日はこんなスタイル。スウェットパンツとの組み合わせもすっきりと決まり、上着を羽織ってもごわつく心配がありません。クルーネックロングスリーブは一見きれいめな印象を受けるカットソーでありながら、スポーティーにも、カジュアルにも合わせられる万能アイテムです。
クルーネックロングスリーブ(ASH CHINE)・JEFFERS 裏毛パーカー・コンビネーションスカート CLAY RED&CARRIGAHORIG・WALSH スニーカー Horwich BLK/SIL
ふわっと広がるロングスカートとのコーディネートもお手の物。パーカーやスニーカーと組み合わせるとカジュアルになりますが、クルーネックロングスリーブは鎖骨が見えるくらい首元が開くので、どこか女性らしさも感じさせてくれます。ワイドカットソーに比べると、こうしたロングスカートやワイドパンツとの組み合わせがしやすいカットソーです。
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