季節が変わると、洋服だけでなくインナー/肌着も衣替え。気温の変化に肌も敏感になり、乾燥したり、時には痒みが出たりしてしまうこともあります。スキンケアにこだわるように、肌に触れるインナーアイテムは質の高いものを選び取りたいと考えるものです。
綿ウール丸胴 長袖クルーネック
ZUTTOのインナーを試したスタッフからこんな声が。
「とても着心地がいいので、ぜひZUTTOのお客様に試していただきたい!」
「今まで量販店のインナーをなんの疑問もなく着ていたけれど、良いインナーはこんなにストレスフリーだったなんて」
確かにちょうど衣替えの季節、長袖のインナーをやめて半袖やタンクトップのインナーに切り替えている方も多い時期。それではと、ZUTTOでご紹介しているインナーの中から今の季節にぴったりのアイテムをご紹介。
下着やインナーにこだわるというのは、洋服や靴のそれと比べると後回しにされがちです。しかし、そんな場所ほどこだわることで自分に自信が持てたり、日々の暮らしがちょっと嬉しくなったりするもの。自分用だけでなく、贈り物にもぴったりなインナーです。
こちらでご紹介するのは、特殊な製法を使って作られた着心地のいいインナー3種。
スーピマ変則テレコ丸胴タンクトップ
左上から時計回りに、BLACK・OFF WHITE・LIGHT GREY・WHITE
優しい色で使いやすい4色展開のタンクトップ。柔らかくて肌触りの良いスーピマコットンで、品のいい光沢感とリブのデザインが相まってシャツやジャケットの下に着るような「見せてもいいインナー」としても使うことができます。
スーピマコットンとは?
スーピマコットンとは、品質改良して栽培された繊維の長い「超長繊維綿花」のピマ・コットンのこと。コットンは繊維が長ければ長いものが高級とされており、アメリカ産において最高品質を誇るのがピマ・コットンです。「スーピマ」はそんな高級ピーマ(Superior Pima)の略語で、繊維が細く毛羽立ちが少なく、滑らかかつ柔らかい風合いを持っています。繊維が長いことでつなぎ目が少なく済み、繊維がしっかりと染まりやすいため美しい色合いを表現できることも特徴です。
心地よく着られる変則フライスの丸胴デザイン
脇下や背中に縦方向の継ぎ目がある従来のインナーとは違い、「丸胴編み」と呼ばれる人の体型に沿った形で編み上げていく製法を採用しています。肌にピタッと触れるインナーだからこそ、継ぎ目の少しの違和感も感じさせません。さらには針抜きのテレコ組織を使った特殊な編み機を使用していて、伸縮性に優れた優秀な仕上がり。着てみるとわかる心地よさがやみつきになるタンクトップです。
袖ぐりのデザインは体を綺麗に見せてくれ、シャツやチュニック、ジャケットのインナーにも重宝します。外に見せるときは、凹凸のない下着を着用されることをおすすめします。
綿ウール丸胴 タンクトップ/長袖クルーネック
左からWHITE・GREY・BLACK
丸編ニットの生産で国内1位を誇るニットの総合産地・和歌山の森下メリヤスにお願いして作っていただいた極上インナー、綿ウール丸胴シリーズも今回のトライアルセット販売に。本当に柔らかく超薄手のしなやかなニットを肌に纏っているような着心地がやみつきになります。
綿80%ウール20%の混紡でシーズンレスに活躍
肌触りの良い綿を80%、ウールを20%で混紡し、先ほどスーピマ変則テレコ丸胴タンクトップでもご紹介した、丸胴と呼ばれる筒状に編み上げていく製法で仕上げました。コットンとウールで作られたインナーというと「春や夏には暑いのでは?」と思われるかもしれませんが、ウールは天然のエアコンと言われているほど温度調節が得意な繊維。汗をかいた場合もコットン100%の時とは違い、ウールの繊維が水分を吸収するためさらりとした着心地を保ちます。
程よく身体に馴染む、綿ウール丸胴インナーのデザイン
ごろつきにくく、優しい肌あたりの丸胴製法。細やかなリブが繊細で、より身体に沿ってフィットする感覚があります。脇の部分もゆったり目にとられているので、安心感のある作りです。
今回は2種類のタンクトップをこの1ヶ月繰り返し愛用していたスタッフのレポートもお届け。お買い物の参考にどうぞ。
初めて手に取ったときは、ツヤっとした気持ちの良い生地だなと思いました。生地の程よい厚みとか、くっきりしたリブの感じとか、色合いも含めていいなと思ったのが最初の感想です。実際に着てみると、身体に沿うので背筋がシャンと伸びる感覚がありました。筋肉質な身体ではないのですが、このタンクトップは身体のラインにフィットするといい感じにスタイルがよく見えます。恐らく生地の厚みとリブのおかげだと思います!
あとは個人の感想なんですが、ひんやりして気持ちいいです笑。恐らくリブ編みによるものだとは思うんですが、肌と生地の隙間ができ、程よく風を通してくれて蒸れないです。
まだ使い始めて1ヶ月ですが、何度も使っても、リブが伸び切ってしまわないのもいいなぁと思います。リブタンクトップは伸び切ってしまうのが一番格好悪いと思うので・・。特殊な編み機を使って特別な仕上がりになっているため、着たあとに元の形に戻ろうとする力がきちんと働いてくれます。決して窮屈ではないんですが、身体に寄り添ってくれるインナーなので、朝のまだ眠い時間帯にこのタンクトップを着ると、ONのスイッチが入るような気がします。
私は、身体が泳ぐようなゆったりとしたシャツやカットソーが好きなので、そんな服を着るときはこのスーピマ変則テレコ丸胴タンクトップを合わせます。隙間から冷気が入ってくるのを防ぎますし、身体がホールドされている安心感があります。あえて見せるコーディネートはあまりしませんが、チラッと見えてもかっこ悪くないのがいいところです。
こちらを初めて手に取ったときは、思っていたより繊細で柔らかい!と驚きました。化繊のインナーは痒くなってしまうので苦手で、ウール混のコットンインナーは定番にしているのですが、ここまで繊細な柔らかさのものは初めてです。インナーでこの風合いは贅沢だなと思いました。実際に着てみると、元々の作りが程よいゆとりがあるのと、とろんとした質感で、とても気持ちよく着られました。
細いリブが美しく、さすがラグジュアリーブランドからも引く手数多の森下メリヤスさんの丸編ニットだなと惚れ惚れ。1ヶ月愛用しましたが、サイズ感や胸元や袖の形などもとても安心感がある作りで、迷ったらこのタンクトップを選んでいました。普段着の下にお気に入りの上質なタンクトップを仕込んでいることで、誰に見せるでもないですがなんだか嬉しい気分で過ごせました。
薄手の生地なので、肌着として使う方が多いですが、ジャケットの下のインナーに着ることもありました。BLACKが一枚あると使い回ししやすくていいですね。
お洗濯は、軽く手洗いして短めに脱水し、外に干していました。本来なら平干し指定なのですが、引っ越したばかりで平干しするスペースがなかったので自己責任で滑りにくいハンガーを使って干していました。
生地の厚みとウール混ということもあり、乾きは綿ウール素材の方がやはり早かったです。ただ、どちらも春の日中2時間くらいで乾きました。
今回、2種類のタンクトップを着比べて見て、気づいたこともあります。
まずは、リブの太さで雰囲気が全く変わって見えること。こちらは同じBLACKの色を並べて見たところですが、右のスーピマ変則テレコ丸胴タンクトップの方がいい意味でインナーっぽくない印象があります。
次はは形について。同じトルソー(マネキン)を使って並べたものですが、特に腕ぐりのカットが違います。左の方はグッと内側に入った形で、右の方は肩の周りまでしっかりカバーしてくれています。
スーピマ変則丸胴タンクトップは、少々腕の周りがぴったりめに感じました。身長が高めでかなり胸囲がある方や、私のように肩幅があるタイプの人は、もしかすると小さく感じてしまうかもしれません。右側の綿ウール丸胴タンクトップは腕まわりはゆったりしていたので、こちらを選ぶのが良いと思います。
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