冬のお出かけには欠かせない、マフラーやストール。同じアウターを連日着ることが多い冬には、色や大きさ違いでいくつかあると、いつもの装いに変化をもたらし、おしゃれをより一層楽しませてくれます。
そんなマフラーやストールを贈り物で選ぶ際には、できるだけ長く使ってもらえるように、その人に合う色柄だけでなく、大きさや素材選びも大切なポイントです。ZUTTOにも様々な素材やデザインのお取り扱いがあるので、いざ選ぼうとした時に迷ってしまうということも。今回はそんな贈り物としてのマフラー選びのヒントをご紹介します。ご自分用のマフラー選びの参考にもしてくださいね。
カシミヤマフラー/Joshua Ellis(ジョシュア エリス):幅約30×長さ180(cm)
マフラーは幅が30cm程度、全長が160-180cmほどの長さが王道で、これは「一重に巻き、両端のフリンジを左右に垂らす」「二つ折りで巻いて、輪にフリンジを通す」といった巻き方をした時に、男女とも違和感なく使いやすいサイズ。
チェックストール MACDONALD/Highland Tweeds(ハイランドツィード):幅約48×長さ180(cm) ※フリンジ含む
一方ストールは、羽織りにもなるものというのが一般的な分け方です。羽織ると背中まで覆えて、縦に折りたためば首に巻けるというサイズ感です。
膝掛けにもなるので、外出先で寒さを気にすることが多い方にはストールが活躍します。ストールも首に巻くことができますが、幅がある分ボリュームが出るので、首に巻いて使うという用途がメインの人には薄手の軽いものを選ぶのがおすすめ。またストールは生地をたくさん使っている分重さも出るので、肩こりが気になっている方にはマフラーを選ぶのが安心です。
マフラー・ストールと言っても、長さ100cm以下のものから200cmくらいあるものまで様々。目安として160cm前後あるものだと、ぐるりと一周して前に垂らす、二つ折りで巻いて輪にフリンジを通すという、巻き方に悩まない定番の使い方がしやすくなります。
3本の長さの異なるマフラーを同じ巻き方で比べてみましょう。
比べたのはこちらの3本。
1、モヘアマフラー/FOXFORD(フォックスフォード): 幅約23×長さ150(cm)
2、ラムウールマフラー FAH03691/HILLTOP(ヒルトップ):幅約30×長さ164(cm) ※フリンジ含む
3、ラムウールマフラー LSS1/Glen Prince(グレン プリンス):幅約35×長さ205(cm) ※フリンジ含む
首にぐるりと一周巻いた場合。
2くらいがちょうど良く、1だと体の大きい方には少し窮屈に感じる方もいるかもしれません。3になると少し長すぎて動作の邪魔になることもあるので、くるりともう1周巻いてボリュームを出して巻くのが良さそうです。
ワンループ巻きの場合。1や2はキュッとコンパクトな印象に。3はコーディネートのポイントになる存在感です。
仕事で外に出ることが多かったり、電車では暑くて外したりという方には、鞄に入れやすい短めのものがおすすめ。一方、長めのものはボリュームがありアレンジもしやすいので、おしゃれが好きな方に色々な巻き方を楽しんでもらえます。
また短めのものはコンパクトなので色で遊んで、200cmを超えるものはアウターに合わせた目立ちすぎないベーシックカラーで選んで、とするともらった方も使いやすいかもしれません。
王道サイズ以外のものが決して使いにくいというわけではありません。それぞれ特徴があり、こちらの方がしっくりくる!という方もいらっしゃいます。
S702 Modern Fairisle マフラー / ROBERT MACKIE(ロバート マッキー):幅約21(cm)×長さ178(cm)
こちらは幅が21cmと細いですが、袋状に二重になっているので、程よいボリュームがあり保温性も高いです。変なシワが入ったり、くしゃっとしてしまったりということがないので、さっと巻いて綺麗に決まりますので、あまり巻き方にこだわらず、気軽に身に付けたい方におすすめです。
モヘアマフラー/Cushendale:幅約22.5×長さ200(cm)
こちらも細いですが、折ったり巻いたりせず、コートに重ねてアクセサリーのような感覚でも使うことができます。おしゃれな方へ、アクセントになるような明るい色柄で選ぶのも素敵です。
マフラー Stoneybrek/ERIBE:幅約12×長さ86(cm)
長さ100cm以下だとぐるりと一周するのは難しい長さなので、前で固定できるようになっているものが多いです。巻き方を気にしたり、外れてしまうというストレスがないので、自転車で通勤通学をする方に便利です。
▼女性向け
自分でマフラーを選ぶと無地や定番のタータンチェック、となりがちなので、贈り物にするときには、自分ではなかなか選べないけれど試してみたいと思ってもらえそうなものを選ぶのも楽しいですね。似合うものが見つかったり、新たな発見につながる贈り物になります。
ふんわりもっちりと柔らかく編み上げられた、TRICOTE(トリコテ)のマフラー。幅の異なるボーダー柄で、巻き方によって印象が変わります。複数の色を使っていますが、どれか1色とアウターや小物を合わせればまとまりのあるコーディネートが完成です。
山形県で江戸時代から続く伝統産業「米沢織」を現代の暮らしに寄り添うストールへと変換させるnitorito(ニトリト)のコットンウールのストール。ウール60%、綿40%なので軽さと暖かさの両方を兼ね備えています。使い慣れたチェック柄なので、手持ちのウェアにもよく合います。
ラムウール リバーシブルチェックマフラー SLS125/Glen Prince(グレン プリンス)
柔らかなラムウール100%のマフラー。一見定番のチェックマフラーですが、このマフラーの面白いところはリバーシブルになっているということ。それも色が反転しているということではなく、全く別の色柄になっており、1枚で2倍楽しめるマフラーなのです。
▼男性向け
男性向けにはスーツやコートに合わせることや、色々気にせず手軽に巻けること、持ち運びに便利なことをポイントにして選んでみました。おしゃれな方には、定番とはちょっと違う大きさやデザインの1枚を贈ってみるのもいいですね。
上質なダウンウェアを作るNANGA(ナンガ)のマフラー。驚くほど軽く、ボリュームがありますがまるで羽をまとっているかのようなふわりとした巻き心地で温めてくれます。パッカブルタイプで使わないときはコンパクトに収納できるので、ビジネスバッグに入れてもかさばりません。寒い時間帯の通勤用に、休日のアウトドアにとあらゆるシーンで活躍してくれそうです。
どんな装いの時にも迷わず選べる、黒い無地のマフラー。ラムウールにアンゴラの毛を混紡しており、シンプルな分素材の良さが引き立ちます。長さも約177cm(フリンジ含む)と、定番の結び方にちょうど良い長さです。
ストールというと女性が使うイメージが強いですが、こちらは薄手で滑らかな質感なのでボリュームが出すぎず、男性にも使いやすい万能ストール。グレンチェックなのでスーツや、休日のウールコートにもよく合います。色々な巻き方を試せるサイズなので、おしゃれが好きな方への贈り物に、今年はストールを選んでみるというのもいいですね。
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