ZUTTOでオリジナルのパーカーを作るようになって3年。とても嬉しいことに毎年好評で、「大人がすっきりと着られるパーカーがあまりないので嬉しい!」とお声をいただき、今年もパーカーを作ることになりました。
よりコンフォートなアイテムに身を包みたいと考える今、社内のデザイナーとの話の中で、「これまで展開してきたドルマンスリーブパーカーのデザインを踏襲しつつ、より着心地にフォーカスしたものにアップデートできないか試してみよう」ということになりました。
ここで考えた「着やすさ」は
1. 窮屈さをなくし、縫い目によるごろつきを軽減するパターンへのアップデート
2. 着ていて幸せを感じる、よりふんわり柔らかい生地へのアップデート
この2点。
定番アイテムとして長く活躍するためには、この着心地の良さと、体型が変化しても素敵に見えるシルエット、そして使い勝手の良さにあると思うのです。フード付きのパーカーはカジュアルアイテムとして定番ではありますが、今回のオリジナルリヨセルコットン裏毛起毛ドルマンパーカーも、大人が素敵に着こなせるパーカーに仕上がっていると思います。
企画スタッフ「ほどよく立ち上がるフードに、紐や大きなポケットのデザインは排除し、すっきりとしたデザインのリヨセルコットン裏毛起毛ドルマンパーカー。最大の特徴は、縫代が少ないため、身体の曲線に優しく沿ってくれて、大人らしいリラックスした見た目を作り上げてくれること。身頃を大きな一枚布で形成しているので、一般的なパーカーにある肩の接ぎやアームホールの接ぎがありません。これは今回からのアップデート。そのことで、縫い代が身体にあたる部分が少なくなり滑らかな着心地が実現し、袖や裾のリブとの接ぎ目に至っても、ゴロつかないようになりました。」
「前回も大変好評いただいたドルマンスリーブを採用しました。決して奇抜なデザインではありません。肩周りはゆったりしていますが接ぎ目もなくすっきりと、袖はもたつかずにスマートです。カジュアルなアイテムだからこそ、こういった少しのサイズ感の微調整が大きなイメージの違いになるなと、改めて感じます。」
「ポケットも前回と同じ、カジュアルに見えないポケットを。利便性とデザイン性のどちらもかなえるポケットです。」
表側
ZUTTOデザイナー「今年もオリジナルパーカーをご紹介できて嬉しいです。前回のパーカーは秋冬時期にご紹介したこともあり、裏はふんわり、表は超長綿の落ち綿をブレンドして、ヴィンテージのような質感を出しました。今回のパーカーは、春のちょっと浮き足だった時期にご紹介するということもあり、表も裏もふんわりした裏毛をチョイス。もう、本当に気持ちよくて、サンプルを作った時にずっと撫でていたいくらいでした。」
裏側はよりふんわりした起毛仕上げ
「ふっくら、もっちり、という言葉がそのまま当てはまるようなこのパーカーの素材は、柔らかいコットンとリヨセル(再生繊維)の糸を使用し編まれた両面起毛の裏毛を使用しています。独特な立体感があるので、世界的に希少な機械で編まれる吊り裏毛を彷彿とさせます。両面起毛というのが今回のポイントで、表面はふっくらしていて滑らか、内側はフワフワで、思わず顔を埋めたくなるような気持ちの良い風合いに。」
「着ていると立体的に見えるので、肉厚のパーカーかな?と思うのですが、実は中肉の厚みの裏毛です。これからだんだんと暖かくなる季節に、暑くなりすぎないちょうどいい厚みにしました。気兼ねなくラフに羽織るカジュアルパーカーというよりも、ふんわり優しく大切にしたくなるような上質なパーカーに仕上がったと思います。」
今回のリヨセルコットン裏毛起毛ドルマンパーカーは、着丈は162cmのモデルが着用して腰に少しかかるくらいの長さ。ジャストサイズでもなく、大きすぎもせず、スカートやパンツスタイルによく似合います。
やっぱりパーカーを着る時って、背筋をピンと伸ばさなければいけないお出かけシーンではなく、車移動やゆったり過ごしたいカフェ、子どもやペットを連れていく食事など、ある程度気を使わなくていいシーンで、リラックスして使うことが多いと思うのです。
窮屈なのはもってのほかで、ゆったりしたパーカーが欲しいと思ってあえて大きめのサイズを購入したり、メンズのものを選ぶ方も多いですが、その際に着丈がネックになります。大きめサイズは肩まわりや袖がゆったり楽になるものの、着丈も長くなり持て余してしまい、結果として全体のシルエットがなんだか野暮ったく感じることもありました。
今回のパーカーの着丈はおよそ63cm。結局好評だった前回のタイプと長さは変えていませんが、素材が中肉の厚みになったことにより、ストンとしたシルエットが出来上がりました。春先や秋口にはライトアウターとして。お家でゆっくりするときの羽織にもぴったりです。
カラーはOATMEALとNAVYの2色をご用意しました。どちらも合わせるお洋服を選ばず、自然と馴染む、定番で間違いのないカラーです。
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