一口に「旅行」といっても、1週間以上の海外旅行から、土日に行く近場の旅行までありとあらゆるパターンがあり、目的地までの交通手段や必要になるものも様々です。全ての行き先に機能性を重視したボストンバッグやキャリーケースは必要なく、たとえば電車で2時間程度の場所への温泉旅行や、ちょっといいホテルで過ごす週末などには、普段使いもできるお気に入りのバッグを旅のおともにしたいところ。そんな日常の延長で出かけるような旅のバッグにおすすめしたいのが「TAMPICO」のバッグです。
そのしっかりとした雰囲気の見た目とは対照的に、持ってみると軽いと感じるのがTAMPICOのバッグ。大きいサイズでもバッグ自体の重さが気になりません。
生地は2枚重ねてボンディングをしているので丈夫というのもTAMPICOの大きな特徴。色々な行き先に気兼ねなく持っていけます。
キャンバス生地のバッグというとラフな印象がありますが、TAMPICOは落ち着いた色のキャンバス生地に、重厚感のあるブラックのレザーと真鍮の金具を合わせることで、ぐっと大人の雰囲気に仕上がっています。旅行に使うダッフルバッグやバックパックはどうしてもスポーティーな印象になりがちですが、TAMPICOであればお気に入りのワンピースやパンプスを合わせても素敵に決まります。
TAMPICOは「特別なお手入れをして大事に使っていくバッグ」ではなくて、「がしがし使い込んで自分に馴染んでいく様子を楽しめるバッグ」として作られています。少しの汚れや擦れなどは味わいとなって経年変化を楽しめるので、移動の電車や旅先での観光でも、置く場所を気にしたりせず気兼ねなくお使いいただけます。
旅行のバッグで気になるのはその容量。できる限り最小限の荷物で出掛けたい方から、お土産を入れたりあらゆる場合に備えて少し余裕を持っておきたい方まで、人によって旅行のバッグに必要な容量はさまざまです。今回は、それぞれのバッグに一泊分の荷物を入れて比べてみました。
ピックアップしたのはこちらの6つのバッグ。どれも普段の通勤バッグとしてなど、旅行以外にも使える大きさのものです。
荷物は一泊旅行を想定して、以下を準備しました。
では実際に荷物を入れてみましょう。
サイズ:幅約36×奥行き20×高さ47(cm) ※持ち手11.5cm含む
重量:約645g
ビジネスシーンでも使いやすい形のHOLYWOOD S BAG COTTON。しっかりとマチがあるので見た目以上の容量があります。さらに手持ちのハンドル以外に、取り外し可能なレザーストラップもついているので肩にかけることもできて便利です。
全ての荷物を入れても上にある程度余裕があります。ボトルや折りたたみ傘もきちんと立てて収納ができるというのも大切なポイントです。
大きく開く開口部ですが、サイドのベルトを留めればきゅっと閉まってコンパクトに。外から中身も見えにくくなります。
トートバッグ HOLYWOOD S BAG COTTONはこんな方におすすめ
・必要最低限の荷物+αの余裕が欲しい方
・通勤バッグとして普段使いしたい方
サイズ:幅約34×奥行き20.5×高さ24(cm) ※持ち手15cm含む
重量:約652g
横長の舟形トートバッグLODGE L。こちらにも取り外しできるショルダーストラップがついています。高さが低いためキャリーケースの上に乗せて持ち運ぶのにも便利で、長期旅行のサブバッグとしてもおすすめです。
こちらにはパジャマ以外のものが全て入りました。折りたたみ傘など長さのあるものも余裕を持って入ります。横長の開口部でさらに深すぎないので、中身を広く見渡すことができて探しやすい、旅行にもってこいの形といえます。
ファスナーはバッグの上部よりもやや下がった位置についているので、混雑する駅など人混みの中でも安心感があります。
LODGE Lはこんな方におすすめ
・旅先には必要最低限の荷物でコンパクトに出掛けたい方
・スムーズに中身の出し入れをしたい方
・バッグの中身が見えないようにしたい方
サイズ:幅約63×奥行き28.5×高さ31(cm) ※ボタンを外した状態、持ち手11.5cm含む
重量:約567g
ストーンウォッシュ加工が施されたコットンキャンバス地を使ったバッグ。広げてみると大きさはZANZIBAR BAG S(ザンジバルバッグ)と同じくらいですが、素材が柔らかいので全く違った印象になっています。両端を留めることでコロンと丸いバッグにも変わります。
全ての荷物をいれても、上にはまだ余裕があります。底が丸く上に向かって広がっていくバケツ型なので、開口部はしっかりと大きく、モノの出し入れもしやすい形です。
荷物を入れて両側を止めると可愛らしいフォルムに。生地がくたっとしている分嵩張らないというのも、旅行にはありがたいポイントです。
留めたままでも、中身を出し入れできます。
LEONARD BAG S(レオナードバッグ)はこんな方におすすめ
・必要最低限の荷物+αの余裕が欲しい方
・バッグを中身以上に嵩張らずに持ち運びたい方
・リネンなどくたっとした生地が好きな方
サイズ:幅約40×奥行き14.5×高さ37(cm) ※持ち手8.5cm含む
重量:約411g
その名前の通り、ビーチに持っていくためのバッグとして誕生したSMALL MINI BEACH BAG。程よい深さのトートバッグで、ポンポンと中身を入れられる使い勝手の良い形です。
こちらはやや小さめで、パジャマ以外の荷物が入りました。形が近いトートバッグ HOLYWOOD S BAG COTTONよりも一回り小さめという感じです。
今回使った晴雨兼用傘は少し頭が出てしまいましたが、バッグの高さ(約37cm)以下の折りたたみ傘であればきちんと収納可能です。開口部はスナップボタンなので、すぐに欲しいものが取り出せます。
SMALL MINI BEACH BAGはこんな方におすすめ
・旅先には必要最低限の荷物でコンパクトに出掛けたい方
・普段の通勤バッグとしても使いたい方
サイズ:幅約62.5×奥行き26.5×高さ43.5(cm) ※持ち手10cm含む
重量:約495g
TAMPICOを代表するZANZIBAR BAGは、上に向かって広がる綺麗なフォルムが品よく見せてくれる形。Sサイズというと小さいイメージがありますがそんなことはなく、たっぷり容量のバッグです。
全ての荷物をいれても、上にはまだ余裕があります。ハリのある生地できちんと形を保持してくれるので、出し入れも手間取りません。
ZANZIBAR BAG Sはこんな方におすすめ
・帰りのお土産や防寒の上着を入れたり、旅行の荷物が多めの方
・バッグの中身が見えないようにしたい方
サイズ:幅約61×高さ34.5×奥行き36(cm) ※持ち手含まず
重量:約679g
容量たっぷりのトートバッグPIC NIC SUD。このモデルはレザーを使っていないので大きさの割に軽く、持ち手も同じコットン素材なので使い始めから柔らかいのも特徴です。
荷物を全て入れてもまだまだ余裕のある容量。ファスナーやスナップボタンがないので開口部を閉じることはできませんが、その分ぽんぽんと容量いっぱいまでたっぷりと入れられます。二泊分や、二人分の一泊旅行の荷物も入ります。
外側には深さのあるポケットがぐるりとついているので、すぐに取り出したいものや細々としたものはこちらに仕分けしながら収納ができます。
トートバッグ PIC NIC SUDはこんな方におすすめ
・軽くて容量の大きなバッグを探している方
・車移動での旅行に
・二泊以上や、二人での旅行に
実際に荷物を入れてみての容量を順番に並べてみると以下のようになりました。
必要最低限のものをコンパクトに持ち運べるサイズ
↑
SMALL MINI BEACH BAG(スモールミニビーチバッグ)
↓
お土産や予備の服も入る余裕のあるサイズ
水洗いはできません。
ほこりや汚れが気になるときはブラッシング、または乾いた柔らかい布で軽く取り去ってください。その後、通気の良い場所で陰干ししてください。
素材本来の風合いを生かすために、キャンバス・革部分ともに防水加工は施されておらず、防水スプレーの使用は推奨していません。
というのも、生地を2枚重ねて接着剤で張り合わせしたものを使用しているため、防水スプレーを使用することによってスプレーの水分で接着剤が剥がれて空気が入り、表面が浮いてきてしまったり黒ずみのようになってしまう恐れがあるためです。
「お洒落のために、綺麗に使う」バッグではなく、市場で買い物をした野菜を入れるエコバッグとして、遠出をするときに必要なものを入れるトラベルバッグとして、時にはモノを収納するためのインテリアとして。暮らしの中にいつも寄り添うバッグとして、多少の汚れも味わいに変わっていくと感じていただけますと幸いです。
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