その快適さにここ数年で注目が高まるイージーパンツですが、ZUTTOにも様々なスタイルのものが仲間入りしています。オシャレは我慢という考え方もありましたが、綺麗めに着られたりコーディネートでも活躍する多種多様なイージーパンツが並ぶ近年、あえて我慢する必要もなくなっているように思うこの頃です。
そんなわけで、今回の主役は夏に着たいイージーパンツ。リラックス性、伸縮性、涼しさの3つをZUTTO独自でランキングにし、それぞれの特徴からぴったりの一本を見つけるお手伝いをします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ゆったり快適度ランキング …シルエットのゆとりに注目しました
動きやすさ満足度ランキング …膝の曲げ伸ばしが楽なものに注目しました
涼しさ快適度ランキング …厚みや通気性などをスタッフ視点で総合的に選びました
こちらのランキングでは「シルエットのゆとり」に注目。夏の猛暑では、汗をかいても肌離れが良いボトムが快適です。椅子にレストランやカフェ、仕事の椅子でも長時間座っていても快適だと感じたものを順にご紹介します。
江戸から続く「高島ちぢみ」の技法が元となったドライで清涼感のある生地のワイドシルエットパンツです。高島ちぢみの特徴に「強い撚りをかけるため、通常のちぢみよりドライ」であるというものがあるのですが、こちらの生地はそこからさらに限界まで撚りをかけることで、よりドライで涼しく肌離れのいい生地になっているのも特徴です。
肌離れの良さを活かすワイドなシルエットでありつつも、やや裾がすぼまったテーパードになっていることで普段着としても「着痩せして見える」「ルーズすぎず着こなせる」といった魅力があるのも見逃せません。
京都縮織 山城(やましろ)のユニセックス二重ガーゼ テーパードパンツはリラックスして穿ける伸縮性もあり、ウエストゴムでゆったりと動きやすいのが快適度が高い理由です。
こちらは通気性に優れる柔らかな「ガーゼ」、さらっと涼しい「楊柳」の2種類のコットンの二重織の快適な肌触りです。カジュアルな着こなしにも最適なパンツで、普段着としてはオーバーサイズのTシャツと合わせるのも楽でおすすめの着こなしです。
ワンピースやチュニックなどとの重ね着を想定して作ったZUTTOオリジナルのパンツです。外のワンピースに響かないコンパクトさと裾から見えた時のバランス、その両方を大切にデザインしていることもあり、すっきりとしていますが細すぎないちょうど良いリラックス感が特徴です。
こちらもシボのある楊柳素材となっており、オシャレ着としての最大の魅力は裾のメロー始末。程よい甘さがあり、ゆとりはありつつも綺麗めスタイルにも選べるパンツとなっています。
こちらのランキングでは「生地の伸縮性」に注目し、膝が曲げ伸ばししやすいものや動きやすいもの順にご紹介します。特に、横方向に伸縮性がある生地はアクティブな活動にも便利で、リラックス時間や旅行時の乗り物内長時間移動にも着苦しさなくて良いのです。
生地の細かい凹凸が折り重なり、ガーゼのように快適な肌触りのスウェットパンツ。1位に輝いたその伸縮性はご覧の通りで、穿く前はスリムに見えますが2倍近くまで伸び、正座してもなおこれだけ伸びの余裕があるのが頼もしいパンツです。
ヴィンテージスウェットをイメージしたマチの切り替えと脇に縫い目がないデザインで、抜群の着心地の良さを誇ります。伸びが良くリラックスして穿けるだけでなく、カジュアルな外着にも選べるスウェットパンツです。
こちらも綿麻混の凹凸生地で、1位と負けず劣らず非常によく伸びるちぢみです。洗いざらしの風合いと着るほどに肌に馴染むくたりとした柔らかさがあり、あぐらや正座にも全くストレスはありません。ジョギングやヨガ、体操といったアクティブシーンにも選べる着心地になっています。
蒸れにくく、裾も締め付けがないのでナイトウェアや家着としても涼しく気持ちのいいパンツです。
BIWACOTTONのワイドテーパードパンツは、リラックス性だけでなく伸縮性でも上位にランクイン。ワイドシルエットなので伸縮性はそこまで重視されていないかと思いきやしっかりと伸びるので、幅広い体型の方が選べるパンツとなっています。
また、今回は伸縮性ランク外となった夏のイージーパンツ(※こちらの記事で紹介するもの)ですが、どれも動きやすい伸縮性はきちんと兼ね備えていますので他のランキングを参考にされる際もご安心ください。
左から楊柳ストライプ ペチパンツ(ZUTTO)、テーパードパンツ(京都縮織 山城)、もんぺ(京都縮織 山城)
こちらのランキングでは、蒸れにくく汗もかきにくい「生地の涼しさ」に注目し、厚みや通気性などをスタッフ視点で総合的に選びました。それぞれ2つずつピックアップしています。
京都縮織 山城のもんぺと、ゆったり快適度 & 動きやすさ満足度ランキングに同時ランクインしていたBIWACOTTONのワイドテーパードパンツが1位という結果になりました。どちらも生地が肌に張り付かない良さを持っており、肌触りがサラッとしているのが特徴です。
▲ワイドテーパードパンツ/BIWACOTTON
BIWACOTTONのワイドテーパードパンツはそのドライ感だけでなく最も生地が薄いということで、涼しいイージーパンツ1位という結果になりました。軽い着心地が夏に嬉しいです。ただ、その薄さから淡色(SILVER)に関しては一枚では透けやすいため、重ね着用としての着用やペチコートなどのインナーとの着用をおすすめします。
京都縮織 山城のジョガーパンツとBIWACOTTONのスウェットパンツは、どちらもミルフィーユのように生地が重ねられており、洗濯も頼もしい厚みでありながらも夏にさっぱりと着られる嬉しいパンツ。
生地を重ねるなら暑いのでは?と思いがちですが、薄手の生地をミルフィーユのように重ねるとガーゼのように空気の層が生まれ、程よく体温と外気を調整することによって夏は蒸れにくく涼しくなる、という利点があります。また、冷えすぎることもないので、室内はエアコンが効きすぎると感じる方にとってもおすすめできる着心地の二つです。
▲ジョガーパンツ(京都縮織 山城)
スタッフ試着レビュー「透けない程よい厚みはありますが、ドライで肌に張り付かない涼しい生地です。」
▲スウェットパンツ/BIWACOTTON
スタッフ試着レビュー「ジョガーパンツと非常に似ていますが、比較するとややソフト。ガーゼのようなドライタッチで汗ばむ日も快適。」
3位となったこちらの二つは、どちらもおしゃれ着で着られるリラックスパンツとなっています。
楊柳ストライプ ペチパンツは、綿とポリエステルの清涼感のある着心地。シボのある生地は肌離れが良いだけでなく、程よい伸縮性も加わって夏に気持ちいい肌触りになっています。加えて、夏だけと言わず春から秋まで選ぶこともできる万能さも、総合的な高評価につながっています。
▲楊柳ストライプ ペチパンツ/ZUTTO
京都縮織 山城のテーパードパンツは、オシャレ着イージーパンツとしても涼しいのが特徴です。通気性に優れるガーゼと、サラッと涼しいちぢみを二重織りにすることで、ふっくらと雲のような感触となっています。こちらは夏に涼しいということもあるのですが、肌寒い日にも選びやすいのもまた嬉しい特徴で、一年通して着られるのもいいところです。
▲テーパードパンツ/京都縮織 山城
リラックス性・伸縮性・涼しさの3つのZUTTO独自のランキングをご紹介しました。今回ご紹介したイージーパンツはすべて暑い季節に穿けるものを取り上げていますので、パンツ選びの参考にしていただければ幸いです。スタイリングの幅も広げる気持ちのいいイージーパンツの魅力。お家で、街でと、イージーパンツと一緒に快適な夏をお過ごしください。
▼ご紹介したブランド