1999年の創業から日本人の足に寄り添う靴作りを追求してきたというchausser(ショセ)。一度履いたらやみつきになる快適さには、ZUTTOでも愛用しているお客様が多く、次の一足に迷われる方も少なくありません。バリエーションが豊富だからこそ、どれを選ぶべきか悩んでしまいます。そこでこの記事では、人気のモデルやおすすめを詳しくご紹介します。
第3位 TRAVEL SHOES レースアップ レイン キルト付き TR-007 BL
第4位 TRAVEL SHOES アンクルブーツ レイン TR-012 BL
第5位 TRAVEL SHOES ストラップバレエシューズ レイン TR019 BLACK
洗練されたデザインと快適さで、圧倒的な支持を得ています。ぱっと見たときの印象は革靴で、柔らかな履き心地はやはりスニーカーです。
TRAVEL SHOES スリッポン レイン TR-018 BLG
手軽な着脱感と確かな品質で、デイリーユースに最適な靴として人気です。革の表面にガラス加工が施されており、水に強いという優れものです。
TRAVEL SHOES レースアップ レイン キルト付き TR-007 BL
マニッシュなデザインと快適な着用感のバランスが絶妙です。水を通さず空気を通すという独自に開発したTRAVEL SHOESは、歩き回る旅先での読めない天気にも安心です。
▼第4位
TRAVEL SHOES アンクルブーツ レイン TR-012 BL
オールシーズン活躍する versatile なシューズとして支持されています。高すぎないヒールタイプはフラットに比べて実は疲れにくく、また少しでも高さがある方が雨の日の足元としては安心です。
▼第5位
TRAVEL SHOES ストラップバレエシューズ レイン TR019 BLACK
ガーリーな着こなしからエレガントな装いまで、フェミニンなデザインに機能性を両立したシューズです。
1位のses amis ウイングチップ スニーカーは、スニーカーをレザーシューズの雰囲気にしたもので、ダントツの人気。履きやすくて大人も選びやすさがありますが、2位以降は全てトラベルシューズという結果でした。
この結果から、TRAVEL SHOESを中心にchausser(ショセ)に取材に伺いました。
chausser(ショセ)のTRAVEL SHOESシリーズは、革靴とスニーカーの良さを融合させたハイブリッドシューズです。従来のレザーシューズにスニーカーソールを組み合わせたこのスタイルは、まさに先駆者的な存在。
今では、革靴にスニーカーソールを組み合わせたデザインも多く見かけますが、chausserはその分野における先駆けのようなブランドです。その特徴をパーツごとに見ていきましょう。
まずは、洗練されたデザインだけでない、機能性に優れたシューズであること。スニーカーのような快適さがあり、レースアップシューズの面倒な紐はゴムになっているため、履くごとの手間がありません。
レザー染色時にフッ素樹脂を繊維にからませることで強度と防水性を増しながら、さらに表面にも防水加工を施しているそうです。そうして水を弾く一方で、空気は通し通気性を保つという、雨の日の足元にうってつけの性質を実現しています。実験では48時間の水漬けでも浸水せず、さらに防汚効果も備えています。
特殊なゴムソールと高品質な素材により、平均的な使用で3年以上の長期使用が可能。ソールは約5年以上の耐久性を誇ります。
多目的な活用が可能で、出張や旅行時に1足あれば、ビジネスからカジュアルまでカバー可能。長時間の歩行でも疲れにくく、様々なシーンで活躍します。
こうした特徴が、幅広い世代から愛される秘密です。足の悩みは十人十色。しかし、このシューズは様々な足の個性に対応する快適さを備えています。
chausserの魅力をすでに体験済みの方へ。あなたの次なる相棒をご提案します。実際にオーナー前田さんに直接話を聞きました。
「ses amis」のスニーカー感覚のフィット感を気に入っている方には、TRAVEL SHOESのウイングチップがぴったりです。スニーカー感覚の履き心地はそのままに、フォーマルにも対応できるデザインで、ゴム紐を採用し、手軽に履ける一方で、革靴としての本質を持ち、丁寧なお手入れと修理で4-5年という長い付き合いが可能です。
ちなみに、「ses amis」はスニーカーの製法で革靴に見せているものなんだとか。足にフィットする心地よさはやはりスニーカーと聞いてなるほど納得。つま先からサイド、かかとにまでぐるりと配された細やかなメダリオンの装飾など、革靴を思わせるディテールが、大人の女性が選びたいスニーカーの魅力です。
スリッポンの快適さに魅了された方には、TRAVEL SHOESのバレエシューズをおすすめします。木型は同じなので、履き心地はそのままに、足の形を考えた設計が新たな快適さです。
ボールジョイントを低めに設計することで歩行時の前滑りを防ぎ、かかとはしっかりとホールド。長時間の着用でも指先が圧迫されない絶妙な設計により、動きやすさと女性らしい佇まいを両立しています。スカートスタイルはもちろん、パンツスタイルにも相性が良く、毎日のコーディネートの可能性を広げてくれる一足です。
レースアップのTR-007に満足された方には、アンクルブーツのTR-012がぴったり。レースアップと同じ木型を使用しているため、変わらない快適さです。
その秘密は、ショセ独自のフィット製法にあります。中底に使用されるヌメ革が、一般的なヒール靴では味わえない抜群の返りの良さを実現。さらに、アッパーの2枚革を異なるテンションで吊り込む技法により、まるで足のための特注品のような心地よさを生み出しています。
オフィスでもカジュアルな場面でも、そしてどの季節でも活躍するデザインは、大人の女性の足元を上品に演出してくれます。
chausser(ショセ)の靴は、木型によって大きく2グループに分かれています。それぞれのグループで履き心地を考えて作られていますので、同じ木型を使用したアイテムで、確実に心地よいフィット感を早く実感するのが賢い選び方です。
chausser(ショセ)の靴は大きく2つの木型グループに分かれており、それぞれに特徴的な履き心地があります。
レースアップやアンクルブーツなど、マニッシュなデザインを支える木型グループです。指先にわずかなゆとりを持たせた設計により、一日中快適な履き心地を実現しています。
この木型の特徴は、甲高タイプの足でも安心して履けること。たとえば、お持ちのTRAVEL SHOES レースアップ(TR-007)で心地よさを実感された方は、同じ木型を使用するアンクルブーツ(TR-012)でも、まったく同じフィット感を体験できます。
ポイントは、つま先に指一本分とまではいかない、ほんのわずかなゆとりを感じる程度のサイズ選び。大きすぎると、せっかくの履き心地が損なわれてしまいます。同じ木型なら、お持ちの靴と同じサイズを選ぶことで、確実な履き心地をお約束できます。
スリッポンやパンプスなど、よりナチュラルでしなやかなデザインを支えるこの木型グループ。かかとをしっかりとホールドする設計で、スリッポンでありながら歩きやすさを実現しています。
この木型群の特徴は、つま先の付け根部分の絶妙な余裕と、歩行時の負担を軽減するボールジョイント製法によって、靴が脱げにくく、安定した歩行をサポートします。特に甲が低めという特徴をお持ちの人に心地よいフィット感を実感いただけます。
たとえば、TRAVEL SHOES スリッポン(TR-018)の履き心地に魅了された方は、同じ木型を使用するストラップバレエシューズ(TR-019)でも、同様の快適さを味わっていただけます。
サイズ選びのポイントは、かかとに指が入らない程度のジャストフィット。レースアップのある靴と比べると、よりフィットした着用感が理想的です。場合によっては、レースアップの靴より1サイズ下を選ぶことで、理想的なフィット感が得られることも。
chausser(ショセ)の靴との出会いは、長いお付き合いの始まりです。革の種類によって異なるケアの方法を知ることで、その魅力は何年も色褪せることなく続いていきます。
たとえばトラベルシューズの白革は2週間に1度のクリーム塗布を。ガラスレザーは使用後の軽い拭き取りだけでも十分ですが、より艶やかな表情を望むならコードバンクリームがおすすめです。また、かかとと中敷きの状態は定期的にチェックを。早めの修理が、大切な靴との長いお付き合いの秘訣です。
取材中、chausser(ショセ)のオーナーの前田さんはお父さんが木型から靴を作る職人さんということも話題にあがりました。80歳頃まで現役でお仕事をしていたそうです。 前田さんが幼少期から見てきた靴作りがあってこそのchausser(ショセ)のポリシーがあり、それを形にしていることを改めて感じた取材です。
足の形は千差万別ですが、支持される背景には、一般的な既製品とは一線を画す独自の製法や、長年の経験から生まれた木型の設計、そして何より、履く人に寄り添う思いがあります。
一度自分に合う靴(木型)が何か見直し次に迎えるきっかけになれば幸いです。