【あなたの愛着は、だれかの愛着へ】
私たちがモノに愛着が湧くのは理由があります。
使いやすいから。気持ちがいいから。社会や地球にいいから。
これに、「いつか誰かに使って欲しいから。」が
加わるとどうなるでしょう。
いつか子どもに使って欲しい。いつか友達にあげたい。
そんな、自分の手から離れたあとも誰かの暮らしの中で
変わらず使い続けてもらうために、大切にする。
ロングライフ商品には、そういう「育てたあとの楽しみ」も待っています。
経年変化を楽しめる丈夫な素材、メンテナンスをして
使い続けられる、メーカーで相談や修理を受け付けている。
そんな商品を「いつか誰かが」の気持ちで使う。
なんだか、今までとも違う愛着が湧いてきませんか?
今回ご紹介するのは、
倉敷意匠計画室の【ならのソーイングボックス】。
北欧の伝統的なお裁縫箱の使いやすさを
そのまま活かした二段式の構造です。
上段が左右立体に全開するので一目で中身を
確認することが出来、細かなお裁縫道具も
見つけやすいようになっています。
開閉がスムーズな上に、開いた状態での
しっかりとした安定感に職人の技を感じる
日本のものづくりです。
また、収納力も抜群な上、取り外し可能な小さな
仕切りが設けられているところも、
愛着を持って使い続けられる作り手の心遣いです。
その使いやすさ、職人の技、長期使用のポイントを
具体的に見ていきましょう。
素材の風合いをいかしたオイル仕上げなので、
パーツによって木目が異なりますが、
そこがまた魅力の一つです。
丈夫さを生み出し、美しい模様にもなる、
石畳組み接ぎ。熟練の技が光ります。
ハンドル部分はすべすべとした滑らかなアーチ。
大事に運びたくなりますね。
使いやすさの要。左右に開くことで一目で
中が見渡せ、出し入れもしやすい作りです。
取り外し可能な仕切り板の差し込み部分は
山型にカットされ、差し込みやすく。
細かい気遣いを感じます。
ビーワックスでメンテナンスをすると、
段々と変わる色やツヤ、風合いを楽しんで
使い続けられます。
長期使用には湿気を避ける必要があります。
あえて仕舞わず「見せる収納」も。
見た目が素敵なので出しておいても違和感ありません。
一番のメンテナンスは、「使うこと」。
日々使う(触る)ことで色ツヤが出て、
最初は固かったパーツもスムーズに動くように。
【誰かの手に渡るかもしれない、を想像して】
ソーイングボックスは日常に必要な道具で、
それが使いやすいものだったからずっと愛用する。
木肌がだんだんと色濃くなり、ツヤが出てきた。
ちょっとゆるくがたついてきてしまった箇所も
あるけど、修理に出せる安心感もあるから
これからもずっと使っていける。
自分の手から他の誰かの手に渡っても、
きっとこのソーイングボックスはその人の
暮らしに馴染み、愛用され続けていくだろう。
そういう、誰かの手に渡る未来があるかもしれないから、
より一層大事にしようと思う。
そんな、丁寧な暮らしの提案でした。
今回ご紹介した、ならのソーイングボックスの
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