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はじめてのブローチ・ピンズ、どう使う?

 

ブローチの起源は、古代ギリシャ、ローマ時代。衣服を留めるための実用的な道具として使用され始めたと言われているブローチですが、今はファッションとして多くの方に愛用されているアクセサリーの一つです。

最近、バッジやワッペン同様に自分なりにカスタマイズして楽しめるため、ブローチやピンズをファッションに取り入れる方も増えてきました。それでもネックレス、ピアス、指輪を基本のアクセサリーとしている方は多く、どう取り入れて良いのか分からない方でも、気軽に飾ることの出来るブローチとピンズの上手な使い方と、ピンを刺した際に生地に影響を与えにくい取り付け方のコツをご紹介します。 

 

KISSO ピンズ

 

 

ブローチの針の種類と付け方

 

ブローチ・ピンズ

 

一言にブローチやピンズと言っても、ストールピン、回転ピン、ハットピン、タックピンなど、様々な種類があります。例えばストールピンやハットピンは、特定の小物に使用するために作られたもので、形状や長さに特徴があります。 

 

KISSO ピンズ

 

最も代表的なものといえば、「タックピン」と「回転ピン」でしょうか。タックピンは、いわゆる「ピンズ」と呼ばれるもので、装飾部分と留め具部分が二つに分かれるタイプで、針を布に刺してから留め具の奥まで差し込むもの。ピンズを外す際は裏のつまみを引いてから、本体を引き抜きます。 

 

エゾリスのブローチ

 

回転ピンは使用中に針の先端部分を仕舞っておけるタイプで、誤って指を刺してしまったり、洋服に引っ掛けて外れてしまう心配が少なく、安全な作りです。回転ピンを外す際には、留め具をくるりと回して溝に合わせると、ピンの針先を外すことが出来ます。 

 

 

ブローチ・ピンズを使ってみる

 

洋服への付け方

ブローチやピンズの使い方の定番は、洋服に付けること。付ける位置は、左鎖骨下、左右襟ぐりのすぐ下あたりにつけるのがスタンダードですが、ジャケットやコートの襟に付けても良いですね。大きめのブローチを選べば存在感があるアクセントに、小さなブローチやピンズを組み合わせてもまとまりが出る上に、楽しそうな雰囲気です。 また、羽織のカーディガンでは、一番上のボタンを留めての肩掛けに、第一ボタンを覆うようにブローチを重ねて。

 

 

帽子への付け方

ブローチは、キャップやハットやベレー帽に付けるとおしゃれもワンラックアップ。いつもとは違う雰囲気になります。ツバの根元に近い位置、帽子をかぶった時に耳の上あたりにくる位置に取り付けるとおしゃれに決まります。帽子はベーシックな色を選ぶことが多いため、他の人とも被りがちです。そのため、小ぶりなピンズを付けることでさりげなく自分だけのおしゃれを楽しむことができます。シンプルに一つ付けたり、サイズ違いで重ね付けするのもおすすめです。お気に入りのモチーフをつけることで帽子を被ってのお出かけも楽しみになります。

 

 

 

ストールへの付け方

ストールをぐるぐると巻いたら、鎖骨の上あたりにブローチを留めます。ストールをまとめつつ、シルエットを崩れにくくしてくれるので便利です。ブローチは比較的ボリュームのあるストールに使用すると違和感なく収まります。

 

 

 

バッグへの付け方

ブローチをカジュアルに使うなら、リュックにいくつか取り付けて。バランスを取るなら、サイズ違いで大小と複数付ければ様になります。リュックだけでなく、帆布で出来たのトートバッグに付けてもオリジナリティを演出出来ますね。 

 

 

 

ジャケットやアウターへの付け方

襟があるジャケットの場合は襟につけるとバランスがとれます。入学式や卒業式、結婚式での装いにもぴったりですし、遊び心あるデザインなら普段から気軽に取り入れてみたくなりますね。カジュアルなアウターにつけることでおしゃれです。こちらも素材や大きさが違うものを複数の合わせ方で個性を楽しめるブローチです。

 

ラペルピン リボン

 

 

生地への負担が少ないブローチの付け方

ブローチやピンズを使う場合、生地に針を刺すのでどうしても穴が開きます。生地の素材によっては穴が気にならないものもありますが、お気に入りの洋服やストールに穴が開いてしまうと考えると、ブローチを使うのも躊躇してしまいますね。そこで、生地への負担の少ない付け方や外したあとのケアについてご紹介します。 

 

エゾユキウサギのブローチ

 

別布やフェルトをあてがう

ブローチやピンズを付ける布地が薄い場合、ブローチの重みで布が引っ張られ、穴も大きくなってしまいがち。そこで別布やフェルトをあてがい、その上から針を刺す方法があります。 

 

 

針を並縫いのように通す

針を直接生地に刺す場合にもブローチの重みを軽減するポイントがあります。針が長い場合、生地に対して並縫いのように通すと重みが分散し、生地の伸びを防ぐことが出来ます。

 

 

服の縫い目

針穴が気になるなら、そもそも穴が目立ちにくい場所に針を通すという手もあります。服の縫い目は糸が重なっているので、生地が厚く比較的丈夫な部分。そのため穴が開いても、傍目からは分かりにくい部分です。

 

 

それでも穴が目立つなら

もちろん、上記の方法でも針を刺して穴を開けていることに変わりはありません。薄手で繊細な素材の場合は外した時に針穴がくっきり残ってしまうこともあります。その場合は、スチームアイロンを浮かせた状態で蒸気を当てると穴が目立ちにくくなりますので、お試しください。 

 

 

ブローチ・ピンズのお手入れ

 

ブローチやピンズは、使用後必ず取って保管してください。お洋服や帽子、ストールに付けたままにしてしまいますと針を刺した穴が広がり、生地への負担が増してしまいます。また、ブローチやピンズを付けていたお洋服などは数日休ませ、生地を落ち着かせてから使うようにしてください。

 

エゾリスのブローチ

 

他のアクセサリー同様、ブローチの素材が貴金属であれビーズであれ、「使用後に拭く」ことが基本のお手入れです。ブローチやピンズの場合は、針やキャッチなどの金属パーツが多いので、お手入れの際は引っ掛けないようご注意くださいね。 

 

 

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投稿者: ZUTTO編集部 日時: 2016年09月20日 11:00 | permalink

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