いくつあってもまた欲しくなるのが、トートバッグとショルダーバッグ。
どちらも素材・デザインともに様々なバリエーションがあって選ぶのが楽しいですよね。
そんなトート&ショルダー、今回焦点をあてるのは「サイズ」。
中でも、休日に「ちょっとそこまで」お出かけする時の必需品を持つ時に
ちょうど良いと思えるサイズのバッグを中心に取り上げます。
お財布とスマートフォン、お気に入りの文庫本を持って、身軽に出かけたい。
そんな願いを叶えるバッグを見つけてみませんか。
シューズ:近日発売予定
【ワンマイルバッグを知っていますか】
「ワンマイルバッグ」という考え方があること、ご存知ですか?
女性の持ち物は、何かと多くなりがちですが、
ちょっと近くのカフェまでコーヒーを飲みにいきたいな、という時の必需品は意外と少ないもの。
そんな必需品だけを持って、「ちょっとそこまで」お出かけする時に使うバッグを
「ワンマイルバッグ」と呼ぶのですね。
1マイル先までお出かけするためのバッグとは、なんとも可愛い呼び名だとは思いませんか。
お気に入りのワンマイルバッグを見つけるためには、
まずは自分の必需品ってなんだろう?と休日の持ち物を確認するのが大切。
・お財布
・スマートフォン
・ハンカチ
・文庫本やタブレット端末
・ハンドクリーム
・イヤホン
ざっとこんなところでしょうか。
人によっては、イヤホンではなく音楽はヘッドホンで聞きたいという人もいれば、
寒さ対策のためにストールのような羽織ものをいつも持ちたいなど、
それぞれ必需品に対するこだわりは千差万別です。
マフラー:近日発売予定
こちらは幅約30×高さ35(cm)という小ぶりのトートバッグ。
「お弁当と水筒と財布が余裕を持って入るサイズ」といえばイメージしやすいかもしれません。
まさにワンマイルバッグにぴったりのサイズ感です。
写真のように、最小限のお財布、スマートフォンに加えて
タブレット端末やコンパクトなマフラー/ストールくらい荷物量なら
ぴったり入るという、「コンパクトさ」と「安心感」の両方を兼ね備えたバッグといえます。
そんなワンマイルバッグを選ぶ時にチェックしたいのは、サイズに加えて
・内側、または外側にポケットが1つ以上付いている
・手を離して置いた時に自立する
・ハンドルに手首を通すことが出来る
という3点をチェックするようにしましょう。
気軽に使えるトートバッグですが、例えば鍵やリップクリームを
そのまま入れてもバッグの中で迷子にならないように
たとえ一つでもインナーポケットが付いていると格段に便利。
ウィンドーショッピングを楽しむ時はハンドルに手首を通して
両手に物を持てる方が良いですし、
カフェに入って席に置かれたバスケットにバッグを置く時は
バッグそれ自体が自立した方が嬉しいですよね。
ちょっとしたポイントですが、こうした要所要所を押さえるだけで
長く愛用出来るワンマイルバッグが見つかります。
キャンバス(帆布)、レザー、コットンと様々な素材のものがありますが、
長く使うという点を重視するなら、ハンドルがレザーで作られたものを選ぶのがおすすめです。
小ぶりなトートバッグは、それほど重いものを入れる機会はないものの、
やはりハンドル部分に一番負担がかかる上、
どうしても手垢が付いて汚れが目立ちやすいパーツです。
そのハンドルがレザーでできていれば、手で触れることで味わいが増し、
使うほどに愛着が増していきますよ。
【ショルダーバッグとお財布の関係】
トートバッグと並んで、ちょうど良いサイズを追求したくなるのが、ショルダーバッグ。
斜めがけにすれば両手が空くという機能性、
体に沿うように身につけることで装いと一体化するファッション性。
そのバランスこそがショルダーバッグの醍醐味です。
そんなショルダーバッグを選ぶ際に特にチェックしたいのが、
「愛用しているお財布が無理なく入るかどうか」。
普段使っているお財布は、長財布でしょうか。
それともコンパクトな折り財布でしょうか。
お財布に合わせてバッグを選ぶと聞くとちょっと不思議な感じもしますが、
これが意外な盲点で、デザインで気に入ったバッグにお財布が入らず
バッグに合わせてお財布を入れ替えるというのは少々骨の折れる作業です。
写真は、縦約17×横26×奥行き8(cm)というオーバルタイプのレザーショルダーバッグ。
ポシェットと呼ぶには少し大きめで、
内容量としては小さめのワンマイルバッグくらい。
ここに、幅19×高さ10×奥行2(cm)の長財布を入れたらすっぽりと収まりました。
バッグの奥行きが外寸で8cmほどなので、
さらにスマートフォン、文庫本1冊、ハンドクリームとイヤホン、ハンカチを入れると
ちょうどぴったり収まるイメージ。
こういった「かっちり」シルエットのショルダーバッグは、
奥行きの長さによって収納力が変わってくるので注意が必要です。
固めのレザーを使用したバッグの場合、奥行き(マチ)の寸法も必ずチェックするようにします。
【収納力を見極める】
一方で、「コンパクト、収納力、軽い」という3拍子が揃ったショルダーバッグも。
ナイロンやコットン素材のショルダーバッグは、
レザーと比較するとバッグ本体が軽く、なおかつ収納力も高いのが特徴。
写真は幅約26×奥行7×高さ16 (cm)のショルダーバッグ。
64クロスというナイロン・コットンの混紡素材で出来ています。
前述のレザーショルダーと比べると外寸はコンパクトですが、
生地自体が薄いため、収納力という点ではこちらの方がより気軽に
荷物を詰め込める作りになっています。
オンラインショッピングの際、一般的なバッグのサイズ表記は、
外寸で計測されていることが多いので、本体が厚手の革なのか、
こういったナイロンやコットンなのかで内寸は異なるので、注意が必要です。
【2wayで楽しめる面白さ】
ショルダーバッグの良いところは、
デザインによってはショルダーバッグとしてだけではなく、
クラッチバッグ、ハンドバッグとして2wayで楽しめること。
スカート:EASY KILT (73cm) BROWN WATCH
たとえば、サッチェルバッグ。
サッチェルバッグとは、もともとローマ時代から存在した学生に多く使われた
イギリスの鞄の総称なのですが、前面の金具がクラシカルな印象で、
ショルダー付きだとまさに英国の学生さんのような端正な雰囲気。
そしてショルダーストラップを外せば、大人のムード漂うクラッチバッグに早変わり。
ショルダーバッグは縦のラインを強調しながら、
視覚的な重心が全体的に下がるのでやや重た目の印象になりますが、
こうしてクラッチバッグとして手に持つと視線が分散され
ロングスカートやワンピースに合わせると非常にバランスの良い装いが完成します。
トップス:LADIES BAND COLLAR SHIRTS
写真のようなハンドルが付いたタイプは、ストラップを外してハンドバッグに。
ショルダーだとよりフェミニンで可愛らしい印象になりますが、
ハンドバッグとして持つ際は、
マニッシュなパンツスタイルに合わせても素敵です。
【収納力とシルエットを保つために】
バッグを長く愛用するためには、
使わない時の保管方法にも気をつけたいもの。
今回はバッグのサイズに着目してトート&ショルダーバッグを数多くご紹介しましたが、
せっかくお気に入りのサイズのバッグが見つかったら、
型崩れや変形を防ぎながら長く愛用したいですよね。
特にレザーのバッグは長期間同じ形で放置すると型崩れを起こしやすいため、
すぐに使う予定がなく、クローゼットに仕舞う時は
空のままペタンコにするのではなく、新聞紙などの詰め物をして
自然なシルエットを保つようにします。
その状態で、付属の巾着袋や不織布に包んで保管しましょう。
とはいえ、バッグは長期間保管せずコンスタントに「使う」ことが大切です。
ちょうど良いサイズのバッグは、日々をともに過ごす相棒。
「ちょっとそこまで」のお出かけにもどんどん連れて行ってあげてくださいね。