小さな小さな一粒のビーズを
組み合わせ、つなげ、編み、出来上がる一つの造形は、
時に息を呑むほど美しい。
ビーズの魅力とは、そういうところにあるのだと思います。
溶かしたガラスの中に空気を吹き込み、
管状にしたものを細かく裁断し、角を取ると丸く均一なビーズが
出来上がりますが、ガラスという儚さやクリアな印象が、
私たちを惹きつけます。
そんなガラスの粒を、耳元に飾るとどんなに綺麗だろう。
大人っぽく、気品のあるビーズピアスとはどんなもの?
こんな想いから、今回ビーズブランドのFALBE(ファルビー)に
お願いをして、別注のビーズピアスを作って頂きました。
今回、耳元に上品に付けられるフープピアスを依頼しました。
FALBE(ファルビー)を手がけるビーズメーカー、
MIYUKIのビーズはどれも美しい輝きで、
気品があるため、セミフォーマルな場でも付けられる、
フープピアスというデザインをお願いしたのです。
そして出来上がったのが、「ベリービーズ」を使用したピアス。
丸くて均一なビーズとは違い、
ベリービーズは2つのビーズがくっついたような、
穴を中心に左右にぷっくりとした形状です。
組み合わせると互い違いとなり立体感が生まれ、
適度なボリュームがある表情が素敵です。
そして、ぽこぽとしたビーズに当たる光の反射で陰影を作り出し、
なんとも上品な印象になるのです。
一般的なフープピアスは、ピアス本体とキャッチ部分は分かれていて、
身に着けるとちょうど「Cの字」のように、耳の後ろ側が開くデザインですが、
FALBE(ファルビー)のベリービーズ フープピアスは
ピアス本体とキャッチがつながっています。
つまり、着けると耳たぶの前側から後ろ側まで全てビーズのフープが
つながり、綺麗な丸みとなり、美しいフォルムが保たれます。
キャッチ一体型で、外す時に失くす心配もないのが嬉しいポイントです。
カラーは全4色です。
ホワイト:光沢のある、オフホワイトです。上品な印象で、フォーマルなシーンにもお使い頂けます。
クリア:ビーズの穴部分にゴールドの加工がされているので、シンプルになり過ぎない美しさがあります。
ゴールド:派手過ぎず、落ち着いた印象のゴールドです。光の当たり具合で陰影が生まれます。
グレーシルバー:オン・オフの格好ともに合わせやすく、大人っぽく仕上がります。
ピアスのポスト(耳に刺す部分)と、キャッチには10金を採用しました。
金属アレルギーは金属と汗などが反応して起こるもの。
金属は汗を含む水分に、わずかですがその成分が溶け出す性質があり
これが体のタンパク質と結びつくことでアレルギー源となり、
かゆみやかぶれなどの症状が起こるのだとか。
溶け出しにくい性質の金属を(金、プラチナ、チタン)を選ぶことで、
金属アレルギーの反応を防ぐことが出来ます。
チェコ、インド、中国など世界中でビーズは生産されていますが、
その中でも日本のビーズはトップクオリティ。
その理由は、日本製のビーズは1粒1粒が均一で形が整っているために、
製品にした際に非常に綺麗に並ぶからです。
特に、FALBEを手がけるMIYUKIのデリカビーズは織り上げた際、
隣り合うビーズ同士に隙間を作らない均一な円筒形で、
その完成品を見ると正に「美しい」の一言です。
しかし、常に粒の揃った均一なビーズを作り続けるのは
並大抵の技術ではありません。
同じ材料、同じ工程で製造しても
全く同じビーズが出来上がることはなく、
ほんの少し調合が変わっただけ、
ほんの少し窯の状態が変わっただけで
全く違うものが出来上がることもあるのだとか。
それを常に完璧な状態に近づけているのは
熟練の職人さんの技で、MIYUKIでは各工程で何年も何十年も
技を磨き上げ、一人一人がその工程の熟練者になることで
難しいビーズ作りと対面しています。
現在約1万5000種類もの、形状やサイズ、色、
仕上げ加工の異なるビーズを生産しているMIYUKIには
欠くことの出来ないスペシャリスト達がその品質を守り、
更なる向上を目指しているのです。