性別や世代を問わず、さらに1年を通して着ることが出来るデニムパンツ。
今では多くの人の定番として愛用されているデニムパンツは、
そもそも鉱山で働く労働者が着用していた作業着として生まれた経緯があります。
長く使っていると、裾が切れてしまったりほつれてしまったりというパンツが多かった中、
厚みのある生地にリベットを付けることで、擦り切れにくいパンツとして世界に広がっていったのでした。
ZUTTOでは2005年にスタートしたワークウエアブランド
Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)の
男性向けデニムパンツのお取扱いがあります。
今回はStevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)の
デニムパンツをもとに、合わせるものによって様々な印象が出来る
冬のコーディネートをご紹介します。
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ヴィンテージの服からインスピレーションを受け、
古くて新しい、モダンでありながら普遍的という
一見矛盾しているかのようにも思える要素を取り入れ、
デニムを始めとする現代に見合ったワークウエアをデザインする
Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)。
Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)の
デニムパンツの魅力はそのシルエットの美しさから。
Jackson 320シリーズはウエストから太ももにかけて
やや緩やかな作りとなっているテーパードタイプ。
それでいて体のラインをすっきりと見せるようデザインされています。
13.5~14オンスのセルヴィッジデニムは程良い硬さと重厚感があり、
履いたときに生じるシワやアタリさえも美しいと感じるほどです。
カジュアルな印象があるデニムでも、Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)の
デニムパンツがどこか品の良さを感じさせるのは
ところどころに入ったステッチワークや独特の縫製デザインの効果かもしれません。
小さな部分でありながら、散りばめられたこだわりを垣間見ることが出来ます。
①ベルトを通すループは、直線的に縫製されることが多い中であえて3箇所の点で縫製
②上から下にかけて細くカーブを描いた独特の形のベルトループは、
職人が一点一点をアイロンにかけた上で縫製
③バックポケットの部分にはあえてカーブを持たせたステッチを。
特徴的なV字のステッチは、ポケットの裏側の見返し部分にも施されています。
使いはじめは、やはりデニムパンツならではの硬さが気になるところですが、
徐々に柔らかく、そして色合いが変化していくのもデニムパンツの楽しみ。
使い始めはよそよそしく感じるけれど、時間が経つと自分にものになっていく。
さらにStevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)のデニムパンツは
随所に入ったデザインによりカジュアルだけでなく様々なシーンでも着回しがしやすい一枚になっています。
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《1》細やかな編み地のニットと合わせる
Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ カンパニー)のデニムパンツを
冬のコーディネートに仕上げるならまずは季節の定番ニットから。
ニットの中でも、細ゲージで細やかに編まれたニットを選べば、ぐっと洗練された印象に。
こちらはイギリスの老舗ニットブランドとして知られる
JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)のメンズ A3835長袖クルーネックプルオーバー。
上質なニュージーランド産のメリノウールを丁寧に編み上げ、
美しい光沢のある編み地が特徴です。
ファインゲージニットと呼ばれるJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)のニットは
ウールなのにちくちくと感じず、さらりとした肌触りを実現した
細かいゲージならではの良さが発揮されています。
着ぶくれせずにスマートに着こなせるのも、ファインゲージニットならではの特徴です。
一枚だけでは落ち着きすぎるかな、という場合でも、
デニムパンツに合わせれば程よくカジュアルダウン出来ます。
シンプルなデニムに合わせるなら、編み目が特徴のニットもおすすめ。
GUENSEY WOOLLENS(ガンジー ウーレンズ)のMENS クルーネックニット ポケット付きは
漁師たちが防寒服として知られていたフィッシャーマンズセーターの原型と言われるガンジーセーター。
漁師や海と関係が深く、MENS クルーネックニット ポケット付きもまた、
袖口のリブはロープや船のはしごを、肩の接合部分はロープを、
袖ぐりのガーター編みは浜辺の波を、とそれぞれの編み模様に意味を持たせています。
天然のブリティッシュウールを使用したMENS クルーネックニット ポケット付きは、
保温性に優れ、全体の30%が水分を含んでも湿気を感じさせないほどと言います。
ざっくりとした形ですが、袖口を絞り首元に厚みを持たせることで型崩れせず、
冷たい空気を入らせないので寒い日には持っておきたい一枚。
あえてダークカラーのデニムパンツを合わせて、ニットを主役にしたコーディネートも良さそうですね。
《2》シャツで遊び心を見せて
きちんとした印象のあるシャツでも、特徴的なモチーフが付いていたり、
少し大ぶりにデザインされたものであれば、デニムパンツとも合わせやすくなります。
FIDELITY(フィデリティー)のメンズ 24oz C.P.O.シャツジャケットは
ウールの表地にナイロンの裏地が付いたシャツジャケット。
一枚ではもちろん、ダウンベストのインナー等としても着ることが出来ます。
ウール生地の表面を毛羽立たせ肉厚に仕上げ、
大きめのボタンとポケットが付いたデザインは
シャツが持つ清潔感もありながら、ワークウエアのような活動的な印象も作ります。
ボタンに入った碇のマークもワンポイントに。
シャツジャケットをアウターとして羽織って、もしくはダウンの下に着て、
デニムパンツと合わせればしっくりと馴染んでくれます。
Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ)の
メンズ バンドカラーシャツSaloonは、通年で着られるドレスシャツ。
デニムパンツ同様に、細やかに入ったステッチが目を引きます。
シャツにモチーフが入っていると、派手な印象になってしまうイメージがありますが、
メンズ バンドカラーシャツSaloonの場合は、ステッチが細く、そして何より
高い縫製技術がそのままに表れているので、品よくコーディネートが出来ます。
襟もとをぐるりと生地を一周させたようなデザインの
バンドカラータイプのシャツは、かしこまり過ぎないのでデニムパンツとも相性良く合わせられます。
また襟がない分、上からジャケットやカーディガン、コートを羽織っても
胸元にシワが寄りにくく、だぶつかないので、冬のコーディネートアイテムとして重宝出来ます。
《3》合わせたい小物たち
ニットやシャツ等、トップスをご紹介してきましたが、
小物でもデニムパンツのコーディネートは広がります。
ANGLO LEATHERCRAFT(アングロレザークラフト)は革や
ウッドファイバーと呼ばれる木の繊維を丁寧に編み込んだベルトブランド。
一般的なベルトのようにベルトホールが付いておらず、
自分のサイズに合わせて着用出来るので、選びやすいですね。
革やウッドファイバーはデニムパンツともしっくり馴染み、
何気ない動作の際にウエスト部分からちらりと見える編み込みがおしゃれです。
また、言わずもがなデニムパンツと好相性なのがワークブーツ。
CHIPPEWA(チペワ)のエンジニアブーツは、そもそも労働者のための靴として
作られていたこともあり、足の安全性を考えて作られた構造になっています。
エンジニアブーツならではの、丸いつま先、太いベルト。
そして型くずれしにくく、美しいフォルムを保つので長年履いていきたい一足になります。
デニムパンツと合わせるなら、パンツの裾を一折して
エンジニアブーツの丸いつま先の形を見せるとバランス良く決まります。
【Stevenson Overall Co.(スティーブンソン オーバーオールズ)の
デニムパンツの特徴とお手入れ】
・デニムパンツの特徴として、お洗濯により縮みが生じる場合があります。
また、お洗濯や使用を重ねることで徐々に硬さがなくなり
風合いの変化が起こりますことをご理解ください。
・デニム生地の染色は使用を重ねることで徐々に色落ちしていきます。
色落ちすることで、自分の足にあったアタリやシワが出て馴染んでいきます。
尚、使い始めは摩擦や水濡れにより色落ちや色移りが生じる場合がありますので、
ご注意くださいませ。
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デニムパンツを洗濯する際には、洗濯機の中で擦れないように
パンツを裏返しにします。気になる方はさらに洗濯ネットに入れて頂くことをおすすめします。
お洗濯後はパンツをしっかりと伸ばし、陰干しします。
※乾燥機は縮みの原因となりますので、ご使用にならないでください。
※直射日光が当たると色落ちの原因となりますので、ご注意ください。