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スニーカーから腕時計まで。愛用品について、知りたいあれこれ

 

お気に入りのキャンバススニーカーに、ちょっと奮発して手に入れたカシミヤのストール。

秋のはじまり頃に手に入れた今年の新作もだんだんと肌に馴染んできて

自分のものになったな、と感じる頃ではないでしょうか。

そんな時にこそ知りたくなるのが、素材やアイテムごとに気をつけるべきお手入れ方法のあれこれ。

「水洗いしても平気な商品だけれど、そもそもどうして水洗い出来るの?」

「クリーニングできない時のお手入れはどうすれば?」

「この先ずっと同じメンテナンス方法を繰り返して平気なの?」などなど、

購入前には思いもよらなかった小さな疑問がぽつりぽつりと出てくるものです。

今回は、お客様から頂いた質問やスタッフの疑問の中から、

これは多くの人の参考になるはずというものを3つピックアップしてご紹介します。

 

 

 

 


【バルカナイズド製法のキャンバススニーカーは、水洗いしても平気?】

 

 

誰でも1足は持っているのでは?と思うくらい広く浸透しているキャンバススニーカー。

季節を問わず、いろいろなコーディネートに対応できるシンプルな雰囲気が魅力ですよね。

靴屋さんでキャンバススニーカーを買うと、

「水洗いはせずに、防水スプレーやブラッシングで汚れを防止してください」と言われることもしばしば。

そんな中、バルカナイズド製法によって生み出されたスニーカーは水洗い可能なものが多いのです。

水洗い可能なのはとても嬉しいのですが、これって何が違うのでしょうか。

これは確かに気になるところですね。

 

まず、水洗いを避けるべきキャンバススニーカーも世の中にはたくさんあるのですが、

これは、靴のパーツの接合に使われている接着剤が溶け出したり、

キャンバス生地そのものが水に弱く劣化につながる可能性があるため。

一方、「バルカナイズド製法」とは

スニーカー本体とソールの間に固まっていないゴムをはさみ、

特殊な釜に入れ高温で圧力を加えながら硫黄などの加硫剤を加え、ゴムを硬化させていく製造方法です。

この製法により素材の異なるキャンバスとゴム底が強力に圧着され、

しっかりと一体化させることを実現しているのです。

(接着剤で張り合わせるよりもしなやかな作りになり、剥がれにくいという特徴も。)

 

ZUTTOでご紹介しているシューズの中では、

「PRAS(プラス)」のキャンバススニーカーがバルカナイズド製法で生み出されています。

PRASのメーカーさんによると、基本的にはガンガン洗って問題ないとのことです。

そして長持ちさせるコツはずばり洗うことなのだそう。

アッパーが帆布なので、ある程度履いて汚れたら洗うことで帆布の目が締まり、

洗わず履き続けるよりも比較的長持ちするとのことでした。

おしゃれさんって、いつも綺麗なスニーカーを履いているイメージがありますよね。

ひょっとすると、新品でなくても上手にお手入れすることで、

味わいも増してぐぐっと良い風合いになるのかもしれませんね。

 

 

 

>>>PRASブランドページ

 


 

【アイロンウォーターとファブリックフレッシュの違いは?】

 

 

ウールコートやカシミヤのストールなど、日々のお手入れ方法を迷うものがあります。

シーズン中にはクリーニングには出しにくいですし

頻繁にドライクリーニングするのはかえって生地を傷める原因にもなるので、

日々のメンテナンスで、できるだけ良い状態を保ちたいですよね。

冬の衣類のセルフケアで重宝するのが、ウールやカシミヤなどデリケートな素材にも使える衣類用スプレーですね。

そのスプレーを使ったお手入れ方法に関して、あるお客様から

The LAUNDRESSのアイロンウォーターを直接衣類にスプレーして

消臭スプレーとして使うことは出来ませんか?というご質問を頂きました。

 

 

アメリカ発のセルフケアブランド、The LAUNDRESSは統一感のある(つまりとても良く似た)シンプルなパッケージで、

用途別に実にたくさんのラインナップがあるのですが、

確かに、アイロンウォーターとファブリックフレッシュ(衣類用消臭スプレー)は用途が似ていますよね。

実際にパッケージに書かれた成分表記をチェックしてみると、

 

■アイロンウォーター:水、香料、抗菌剤

■ファブリックフレッシュ:水、エタノール、香料、抗菌剤

 

となっています。成分もとてもよく似ていますね。

ここで、日本の輸入代理店さんに確認したところ、

 

「成分はよく似ていますが、アイロンウォーターは水で薄めて使用し、

なおかつ上からアイロンをかける前提で配合が微妙に違っています。

アイロンがけしない衣類の場合は、ファブリックフレッシュをご使用くださいませ。」

 

との回答を頂きました。やはり、用途別にしっかりと考慮された配合になっているのですね。

また、ファブリックフレッシュにエタノールが入っているのは、

「揮発性を高め、香りを飛ばす」ためのようです。

ファブリックフレッシュはとても良い香りなのですが、香水とは異なり、

香りをつけることを目的としているのではなく、あくまで衣類に着いてしまった匂いの消臭を意図したもの。

接客のお仕事をしている方など、強い香りは避けたいという方にも使って頂けるように、

短時間で水分を飛ばすように配慮されているとのことでした。

 

 

 

>>>The LAUNDRESSブランドページ

 

 

【手巻き腕時計は、巻くだけでずっと使える?】

 

つづいては、手巻き式の腕時計を受け取られた方からのお問い合わせです。

贈り物としてGS/TP(ジーエス・ティーピー)の腕時計を受け取った方からの質問で、

「手巻き時計は初めてなのですが、長く使うために気をつけるべきことはありますか?」というもの。

手巻き腕時計、素敵ですよね。現在は電池を定期的に交換するクォーツ式の腕時計が一般的ですが、

このクォーツ式時計が一般化したのは1900年代後半のこと。それまでは機械式時計が一般的だったのです。

 

 

機械式時計は大きく「自動巻き」「手巻き」の2種類に分かれます。

自動巻きとは、時計をつけている間、腕を動かすことによる振動をもとに腕時計が動くもの。

一方の手巻きは、竜頭(りゅうず)を巻くと内部のゼンマイが巻き上げられ、

ゼンマイが解ける(もとに戻ろうとする)力で時計の針が動く仕組みになっています。

自分で竜頭を巻く必要があるという点で少々手間がかかりますが、

自らの手で育て上げる感覚というのが一つの醍醐味でもあります。

 

手巻きの腕時計は、実はとってもデリケート。

いくつもの歯車や、微細なネジ、バネが集まって組み立てられて、まさに小宇宙のようなイメージです。

手巻き時計は確かに電池交換の手間はないのですが、日々の巻き上げの他に、

長期使用の場合「オーバーホール」という分解清掃・調整が必要になります。

 

時計内部の金属部品は、毎日の動作の中でお互いが擦れ合い、微量ながら磨耗していく運命にあります。

オーバーホールとは、ムーブメントを構成する部品を分解し、

きれいにお掃除してもう一度組み立てるという作業。

潤滑油を挿し直したり、磨耗している部品があれば取り替えたり。

これは時計専門店の知識と職人の技が必要になる緻密な作業です。

 

クォーツ式の腕時計と比べると、少々手間のかかる手巻き時計ですが、

大切に使えば10年20年...50年と長く使い続けられるものでもあります。

オーバーホールについては専門的な知識が必要になりますので、

オーバーホールの時期や頻度については、ぜひ時計専門店や時計メーカーに相談してみてくださいね。

 

 

>>>関連コンテンツ「手巻き腕時計に親しむ」



 

 

愛用品にまつわるちょっとした「なぜ?」「どうやって?」を解決するよみものは、

ZUTTO公式アプリでも連載中です。

今回ご紹介した他にも、セルフケアの方法が気になるファッションアイテムな

暮らしの道具に関してお客様から頂いた質問や

スタッフが実際に調査した疑問点について綴っています。

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投稿者: 斎藤 日時: 2017年01月12日 11:00 | permalink

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