日差しが眩しい5月、ふと目に止まるのは、
ふんわりと裾を揺らすワンピースやロングスカートであったりします。
ここでは【シルエット】【ブランド】を知って、自分好みのスタイルを
探してみてくださいね。
一枚着るだけで全身が決まるワンピースや
スタイルの大部分を締めるロングスカートを選ぶにあたって
考えておきたいのは【シルエット】。
自分の見せたいシルエットに合わせてワンピースや小物を選んであげると
素敵に決まることが多いのです。
一般的に、お洋服のシルエットは
Iライン、Xライン、Aラインを考えながら
選ぶと良いと言われています。
このアルファベットは、全身を表していて、
聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。
・Iライン
トップスからボトムスまですとんと真っ直ぐに落ちた形をこう呼びます。
例えば裾に広がりのないボトムスとシャツ等を合わせたこのコーディネートも
Iラインを作っていますね。
このシルエットは縦を強調することによって、全体をすっきりと見せてくれるのです。
ポイントはとにかく【縦】を意識すること。
スタイリッシュな都会的な雰囲気を作ることができるのです。
・Xライン
腰回りを細く見せるシルエットがこのXライン。
メリハリのある女性らしい印象です。
トップスを、裾が広がったスカートやワイドパンツに
ウエストインしたスタイルもこのXラインに含まれます。
バストや腰回りにボリュームのある方におすすめ。
ポイントは【ウエストマーク】と、【裾の広がり】です。
ベルトでウエストマークしたり、フレアスカートやワイドパンツを選ぶことで
このシルエットを作ることができます。
・Aライン
ウエストを絞るXラインとは違い、上半身からすとんとAを描くようなシルエットがこちら。
日本人に多い、上半身が細めだけれども下半身が気になる方や
上半身よりも下半身のスタイルアップを叶えたいと感じる方におすすめです。
ポイントは【上半身がすっきり見える】デザインを選ぶこと。
トップスは体の線に合わせて選んで、ボトムスはゆったりとしたものを選ぶのがポイントです。
一枚で様になるワンピース、雰囲気を決めるスカートだからこそ、
そのブランドの背景やこだわりを知って身に纏いたいもの。
ZUTTOで取り扱っているブランドをいくつかご紹介します。
【ONEIL OF DUBLIN(オニール・オブ・ダブリン)】
1850年代から続くアイルランドの老舗ブランドで、首都ダブリンから
アイルランドの民族衣装であるキルト製品を作り続けている名門ファクトリーです。
高品質な生地をふんだんに使ったスカートは、伝統を守りながらも
時代に合わせたものづくりを行うブランドを表していると言えましょう。
ONEIL OF DUBLINらしいリネンのスカートとワンピースは
春夏におすすめしたい一着。
リラックス感のあるリネン素材と、ふんわりとしたワンピースは
流行り廃りのないタイプですので、外出の時に気軽に着て頂けますよ。
※モデル身長157cm
ウエストがゴムになっているスカートタイプのものは、
身長160cm前後の方が着ると足首が覗いて、涼しげな印象に。
風を纏ってスウィングするリネンのスカート。ワードローブに加えたい一枚です。
【HAVERSACK(ハバーサック)】
日本発のカジュアルブランド。『流行に左右されない、完成度の高いタイムレスなデザイン。
長い間着ていても飽きることのないヴィンテージになりうる服」を目指しています。
洋服自体を、身につける「道具」として捉え、形として美しいものであることと、
実際に着た時にどう見えるかとい二面からデザインしているのです。
つまり、ものとしての美しさと、人に着られた時の美しさの両方を兼ね備えた
お洋服であるのです。
こちらはCottonLawnワンピース。
きめ細かく滑らかな肌触りのコットンローンを使用したワンピースで、少し透け感があるタイプです。
※モデル身長158cm
フロントにはプリーツ、その間に小さな梯子レースも挟み込み、
肩や袖口にはギャザーを入れた手の込んだ作りになっています。
布地をたっぷり使っていてもボリュームが出過ぎない綺麗な形は、
上品な甘さに抑えられた、大人に似合うワンピースです。
【FilMelange (フィルメランジェ)】
厳選した天然素材を使用し、原料である「わた」の選定から
「糸」「生地」「縫製」に至るまで徹底した自社開発を行っているのがこのブランド。
また、着心地はもちろん、環境への配慮からオーガニックな素材を積極的に使用しています。
丁寧な仕事を大事にする日本の優れた職人に絶対の信頼をおき、
その技術の伝承の為にも日本製にこだわるという徹底ぶり。
衣服を着ることの意味や喜びを追求したものづくりをしています。
LIBBY ジャージースカートは、丸胴天竺のロングカート。
原料にはオーガニックリサイクルコットン「オーガニックラフィー」を使用。
この柔らかでコシのあるわたを別注染色し、特別番手に紡績した
オリジナルのメランジェカラー糸を吊り編み機にかけ、
ヴィンテージの風合いたっぷりの天竺生地を生み出しました。
ジャージー素材というとスポーティーなイメージがありますが、
着方によってはおしゃれな外出着として活躍してくれる、
しっかりとした厚みに柔らかさを兼ね備えた逸品です。
【FOB FACTORY(エフオービー ファクトリー)】
世界に誇れるデニムの産地である岡山県の南端に位置する繊維の町・児島で
職人一丸となって服を作るFOB FACTORY(エフオービー ファクトリー)。
職人気質なmade in japanデニムで、糸・生地・縫製・ボタンやファスナーなど、
本当に良いと思うものを突き詰めたものづくりをしています。
開発した生地やそれぞれが持つ技術を活かすこと、そして着用する身体そのものや生活を考えることで、
デザインは自然に、必然的に誕生しているのだそうです。
G5126 ST.SKIRTは、12.5オンスのセルビッチデニムにストレッチ性を持たせたデニムスカート。
ほど良くコンパクトで、着こなし幅の広い膝丈です。
上質な素材を使って履き心地の良さを叶えています。
シンプルでいて随所にちょうど良いこだわりを貫いた『基本の1枚』です。
毎日のように活用できる究極のベーシックデニムですね。
▼FOB FACTORYについてもっと知りたい方は
お好みのシルエット、ブランドの背景を知って頂いたところで、
春夏におすすめのコーディネートをご紹介します。
・Iラインコーディネート
トップス:PARKER3 吊り編み裏毛パーカー
スカート:LIBBY ジャージースカート(BLACK MELANGE)
シューズ:2337T レーススリッポン
バッグ:2way スクエアバッグ キナリ
しっかりとした厚みのあるジャージー素材がお洒落です。
トップスにゆったりとしたパーカーを合わせたり、
Tシャツにカーディガンを合わせても良いですね。
スカート自体がすとんと落ちたIラインの形をしているので、
比較的簡単にシルエットを決めることができます。
このようなワンピースや、シャツワンピースなどでも作ることができますね。
・Xラインコーディネート
トップス:RamieLawn ロングシャツ
バッグ:手提げバスケット007
女性らしさが特徴のXラインコーディネートは、
オニールオブダブリンのスウィングスカートがおすすめです。
こちらのようにふんわりとしたトップスをインして着るだけでも
ウエストが引き締まり、また外へ広がった裾により、Xラインが完成します。
ワンピース:リネンワンピース ANTHRACITE GREY
カーディガン:クルーネックカーディガン(ブルー×グレー)
バッグ:GOAT メッシュバッグ L (CAMEL)※6月1日頃再販売予定
このようにベルトでウエストマークしてもスタイルアップが叶うのも嬉しいところ。
裾の広がりに合わせて、トップにつばの広いハットを持ってくるのもおすすめです。
・Aラインコーディネート
ワンピース:リネンワンピース MILLTARY GREEN
こちらもまたONEIL OF DUBLINのワンピース。
ノースリーブですので、一枚で着ると裾がふんわり広がった
Aラインの出来上がりです。
トップス:LADIES カットソー Mock Neck Tee
シューズ:VIOLET ヴァイオレット Walnut Nubuck
バッグ:フィールディングカートリッジバッグ shoelether Black
Xラインのコーディネートと違い、体の線にぴったり沿うような
トップスを持ってくることでAラインに近づけることができます。
Aラインのシルエットは、アウターを着ない春夏の時期に
挑戦しやすいのが特徴。
ぴったりとした半袖やノースリーブのトップスを
選んでみてくださいね。
さて、涼しげなスカートスタイルが出来上がったところで、
どんな小物を合わせると良いのでしょう?
・つば広ハット
強い日差しから守ってくれるつばの広い帽子は、
季節の楽しみでもありますね。
DAY STROWS(デイストローズ)の麦わらフレンチ カサブランカは、
どんなファッションにも合うプレーンなデザインが使いやすい一品です。
岡山県笠岡市で、 熟練の職人が丹念に作る石田製帽のオリジナルブランドで、
シルエットの邪魔をせずに、可憐さを加えてくれますよ。
・コットンカーディガン
朝晩の冷え込みや、室内の冷房の寒さにも悩まされる季節。
重宝するのがコットンのカーディガンです。
丈が短めで、肌に馴染むようなW1607 30G 3/4SLEEVESカーディガンは、
AラインシルエットやXラインシルエットに。
腰回りまでカバーしてくれるS3918 30G LONG カーディガンや、
HENRI コットン カーディガンは襟元から前立てに繋がるトリムが太めになっているので、
スタイルバランスを良く見せ、Iラインを作りやすいです。
・コンパクトに巻けるストール
朝晩の寒さや冷房対策に欠かせないのはストール。
裾のふんわりとしたスカートスタイルには、
コンパクトに巻くことのできるものがおすすめです。
ロセリエスカーフは薄地のリネンを使用した、軽やかなスカーフ。
空気を通すリネンの生地は、くるくると首に巻いても
涼しげな印象を崩しません。
春夏にしか出来ない、季節感たっぷりのスタイル。
是非お気に入りを見つけてみてくださいね。
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