開放的で自由な夏には、Tシャツが良く似合います。
普段はスーツ姿の男性も、オフの日にはTシャツでリラックスしたいですよね。
夏は一枚で主役に、春秋冬はインナーとして活躍してくれ、一年を通して活躍してくれるTシャツ。
ジーンズのように、トレンドに左右されない永久定番アイテムですが、果たしてどんなものを揃えたら良いのでしょう?
さらりと1枚で着るからこそ、こだわって作られたストーリーのあるTシャツを着倒したいですよね。
お洒落さんも唸らせる、名品Tシャツをご用意しました。
・クルーネック
Tシャツと言えば、王道クルーネック。最もベーシックな形です。
元々クルーとは「船の乗組員」の意味で、彼らのセーターの特徴が語源と言われているそう。
曲線的なデザインなので、カジュアルな要素が強いですが、サイズや生地でどんなお洋服にも合わせられます。
・Vネック
胸元をV字に開いているVネック。
首まわりがすっきりと見え、大人の男性に似合う形です。
カジュアル色を抑えてくれ、少しドレッシーなイメージも足してくれるVネック。
・ヘンリーネック
丸首部分を胸の辺まで開けてボタン止めにしているタイプをこう呼びます。
ヘンリーネックと言う名前は、イギリスのボートレースの選手が着ていた
ヘンリーシャツのネックラインからこの名が付いたのだとか。
・薄手で柔らか:天竺(てんじく)生地
Tシャツだけでなくニットにも多く用いられている平編みの生地のこと。
生地の表側には表目、裏側には裏目と編み地が異なります。
薄地で、さらりとした肌触りで通気性が良いのが特徴です。
・さらりと着こなす:サーマル生地
サーマル生地とは表面に凹凸が出来るよう立体的に編み上げた生地で、
肌と生地の間に空気を含んでくれます。
身につけた時に体に張り付く感覚が軽減され、心地よく着ることが出来る仕様です。
・贅沢な着心地:コットンニット生地
Tシャツといえば綿や麻生地が主流ですが、
大人の男性にはコットンニット生地もおすすめです。
Tシャツのリラックスした雰囲気はそのままに、
柔らかくコットンを編み上げた薄手のニット生地は
上質な雰囲気を醸し出してくれます。
・へこたれない丈夫さ:肉厚ヘビーウエイト生地
Tシャツの厚さを表す時に【oz(オンス)】という表示があります。
オンスは質量を表す単位の一つであり、1オンスは約28.35グラム。
スタンダードとされるのは大体5〜6ozの生地で、最も多く流通しているのはこのタイプ。
肉厚で目のしっかり詰まった7oz以上の生地はヘビーウエイトと呼ばれることが多く、
ZUTTOで取り扱っているヘビーウエイトのTシャツもそうです。
インナーが透けないことと、薄手のものに比べて生地がヨレにくいので、洗濯に強い、心強い生地です。
・吊編機を駆使した、着心地の良さ
SUNNY クルーネックTシャツ/FilMelange (フィルメランジェ)
襟:クルーネック
生地:柔らかく馴染む天竺生地
これぞ永久定番の1枚にしたい、胸元にポケットが付いたシンプルな形。
カットソーで名高いFilMelangeが、毎年少しずつ細部をブラッシュアップしてより良いものに作り変えているのだとか。
ブラジル原産、新彊(トルファン)育ちの真っ白な超長綿「オーリンダコットン」を綿の段階から別注、
特番手に紡績し、吊編機で柔らかく編み上げた丸胴の天竺生地です。
丸胴とは、複数の生地を縫い合わせることなく、身頃部分が筒状の1枚の生地から出来ているものを言います。
すとんと落ちたこれぞベーシックな形で、着心地の良さを感じることが出来ます。
旧式の吊編機を使用することにより、長年型崩れせず、生地のハリ感も変わりません。
美しい光沢があり、シルキーで毛羽の少ないなめらかな風合いが特徴な美しいTシャツです。
パッケージも可愛らしく、自分用に、プレゼント用に、
選びたくなるTシャツです。
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FilMelangeは、厳選した天然素材を使用し、原料である「わた」の選定から
「糸」「生地」「縫製」に至るまで徹底した自社開発を行っています。
丁寧な仕事を大事にする日本の優れた職人に絶対の信頼をおき、その技術の伝承の為にも日本製にこだわるという徹底ぶり。
「原点」を大切に、出来る限りシンプルな発想で、
『最高峰のカットソー』を作り続けている【MADE IN NIPPON】を掲げるブランドです。
【こんなTシャツもおすすめ】
・メンズ DESI クルーネックTシャツ
首元:クルーネック
生地:サーマル
原料にオーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維を50%、
バージンオーガニックコットン50%を掛け合わせて紡績された生地をベースに、編みたてた構造。
隙間から裏糸の色が少しだけ覗くので見た目にも立体感があります。
飾り気のないデザインだからこそ、サーマル生地の風合いが引き立つ1枚で、
一度身に付けるとその着心地は病みつきになってしまいそうです。
素肌にさらっと着るのが楽しみな1枚です。
・上質さを楽しむコットンニット
メンズ BELDEN 30G SHORT SLEEVES/ JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)
襟:クルーネック
生地:シーアイランドコットンニット
JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)では、そのシーズンで最も品質が良いと判断した
シーアイランドコットンを使用しています。
シーアイランドコットンとは、元来アメリカのジョージア海岸沖の島々で栽培されていた綿花で、
その後アメリカから西インド諸島を含む世界の様々な地域へ渡り、品質が高く評価されているのです。
ふさわしい気候や土壌、そして正確な農芸技術が必要で、条件が揃った土地にのみ成長するもので、
本国イギリスではエリザベス一世がシーアイランドコットンをシーツやネグリジェに用い、
それ以降、英国の貴族、紳士階級のステイタスシンボルとして知られていると言います。
そんなシーアイランドコットンで編み上げたメンズ BELDEN 30G SHORT SLEEVESは、
さらりとした肌触りが気持ちの良い一枚。
暑いのにニット?と思われるかもしれませんが、シーアイランドコットンを使用した
メンズ BELDEN 30G SHORT SLEEVESは、さらりと快適に馴染んで大人の風格を醸し出してくれます。
袖を通して見てわかる上品な表情は、自分への贈り物にも良いですし、大切な人に着てほしい、そんなTシャツです。
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ピーター・ナイチンゲール氏とジョン・スメドレー氏によって1784年にイギリス、ダービシャー州にて設立された、
ニット製品で名高いイギリスのブランド。
ファインゲージニットと呼ばれる、柔らかく滑らかなニット製品を紡ぎや編み、
縫製までの全工程を自社で行うべきという方針で製作しています。
・3種の撚糸を味わうTシャツ
メンズ 3 PACK GYM Tシャツ/Nigel Cabourn(ナイジェル ケーボン)
一体何が入っているんだろうとワクワクするようなヴィンテージを感じるパッケージですが、
実はこの中には3枚のこだわり抜かれたTシャツが入っています。
それぞれ少しずつ違う見た目ですが、これは【撚糸(ねんし)】の違いです。
撚糸とは、生地を作る前に糸に撚(よ)りをかけることを言います。
もともと撚糸は蚕から取れる糸を撚り合わせて糸として使う目的のために行われていたのですが、
撚りをかける回数を変えたり、太さの異なる2本の糸を撚りあわせたり、
様々な工夫を凝らすうちに、その糸で作られる生地の風合いや質感、丈夫さに大きく違いが現れるようになったといいます。
そんな撚糸技術の年代別にNo.がつけられ、それぞれの風合いを味わえるのが3 PACK GYM Tシャツなのです。
No1.オープンエンド紡績糸による VネックTシャツ
襟:Vネック
生地:ドライな質感
1950 年代に誕生した手法。空気の力で紡績するもの。
スライバーをさらに細かい固まりにして、紡績機に入れます。機械の中で繊維がバラけて空気の渦の中で再びまとまりながら、撚りがかけられる紡績方法です。
遠心力により外側に比較的粗い繊維が集まるため、糸の表面に適度な硬さが生じ、パサついたドライタッチが特徴となります。
プレーンなクルーネックでシンプルに使うことが出来ます。
No2. クルーネックTシャツ
襟:クルーネック
生地:比較的柔らかい
1830 年代くらいに開発された手法によるもの。
それ以前は糸車をくるくる回す手紡ぎであったので、機械による最も古く最も基本的な紡績方法と言えます。
スライバーと呼ばれる脱脂綿のような塊を糸状に引き出し、巻き取っていきます。
この時、ボビン自体も高速で回転するため、両者の回転によって撚糸される仕組みです。
リング紡は現代に継承され続けている紡績の手法であり、そのタッチも極めてオーソドックスな安定性があります。
Vネックで独特なポケットの付いたデザインで、フィット感のあるシルエットを楽しめます。
No3.VORTEX 紡績糸によるクルーネックTシャツ
襟:クルーネック
生地:なめらかで柔らかい
日本の最新技術を凝縮したもの。
圧縮空気の旋回流によって繊維の先端が糸の中心に集束され、常に糸の中心が真っ直ぐで無撚の状態となります。
「エアの旋回流によって糸が紡がれる」という新しい方法から生み出された新しい糸で、一定の力で紡がれるため、毛玉、毛羽が少ないです。
また、糸の中心は、ほぼ無撚状態になるため糸自体の型くずれもありません。
現代の日本の紡績技術を駆使した画期的な製法で、非常になめらかなタッチになる事が特徴です。
No.2のものとは質感が異なり、やや首の詰まったシルエットが特徴です。
この年代別撚糸方法のこだわりは、パッケージの中にも説明がありますので、
おしゃれなあの人への贈り物にもぴったりですね。
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Nigel Cabournは「多くのものを消費し様々なことを経験した後にたどり着く価値感 」
「トレンドや気分次第で揺らぐ嗜好を越えて、決して変わらないもの」といったコンセプトを持つ 本物を求め続ける人のためのブランドです。
生み出される製品は、優れたヴィンテージウエアが持つ機能的なデザインがベースとなっています。
背景となるミリタリーウエアなどは、過酷な戦場で無駄なディテールは削ぎ落とされ、
使い易い仕様だけがより機能的に発展し、研ぎ澄まされたデザインとして生き残ってきたという考え方があります。
【こんなTシャツもおすすめ】
・メンズ VINTAGE HENLEY Tシャツ
襟:ヘンリー
生地:ドライな質感
こちらは先ほどご紹介したメンズ 3 PACK GYM TシャツのNo.1と同じ、
オープンエンドコットンと呼ばれる撚糸の手法を使って編み上げられた生地を使用しています。
ドライな質感と仕上げに製品染めをしていることによって、
生地によってはリラックスして見えるヘンリーネックもヴィンテージの風合いを高めてくれます。
・ヘビーウェイトを楽しむ
Vネック ショートスリーブ Tシャツ MID NIGHT/Goodwear(グッドウエア)
こちらは7.2ozの生地を使ったTシャツで、袖口と裾がリブになったデザインです。
肉厚といっても、分厚く暑苦しそうというイメージはなく、
とにかく丈夫で簡単にくたびれることはなさそうという安心感があります。
Vネックなので、お顔周りをすっきりと見せてくれます。
8oz MAX WEIGHT POCKET Tシャツ/CAMBER(キャンバー)
Tシャツの中では極厚と言っても過言ではない、「Max Weight」を掲げる8ozのコットン素材を使用。
数あるMADE IN USAのTシャツの中でもその頑丈さにおいては軍を抜く存在です。
首と肩の部分はテーピング補強されており、各部縫製はカバーステッチで頑丈です。
ヘビーウエイトの生地は洗濯機で気兼ねなく洗うことが出来、だんだんと生地の目が詰まって、
パリッとした質感からくったり体に馴染んでくるのが特徴です。
しっかりとした生地ですので、タイトに着ても、大きめに着ても様になりますので、
お好みのサイズを選んでくださいね。
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創業以来変わらない、メイドインアメリカのTシャツを作り続けるGoodwear(グッドウエア)を象徴するのは、素材となっている良質なコットン。
アメリカの広大な土地で育ち、厳しい基準をクリアした綿製品にのみ与えられるCOTTON USAのライセンスが、上質なコットンの証です。
伸びや型崩れに強い、7.2オンスというヘビーウエイトの生地を作り上げ、まさに着倒せる服として認知されています。
アメリカだけでなく、世界中で愛用者の多いベーシックなTシャツブランドです。
アメリカ・ペンシルベニア州東部のモンゴメリー郡ノーリスタウンに拠を置く、カットソー専業のファクトリーブランド。
1948年に生地の生産工場として発足し、その後学生スポーツチームや、体育協会等からのボディ受注を請け負っていました。
1992年よりオリジナルブランド、CAMBER(キャンバー)を立ち上げ、8オンスの極厚Tシャツ等、
ヘビーデューティーな商品を追及し、生地や細部のパーツまでアメリカ製に拘った、希少なメーカーです。
基本的にTシャツは気兼ねなくお洗濯が可能です。
ただし、お気に入りのTシャツは長く綺麗に愛用したいですよね。
そんな方は以下の方法を試してみてください。
・薄手のTシャツ
薄手のTシャツはその薄さから長く着ていると襟がよれてしまうことがあります。
お洗濯で干す際は、ハンガーを使用し、裾の部分からハンガーを通すようにしてください。
・濃色のTシャツ
濃色のものは、何度も洗ううちに色落ちが起きます。
単独で洗い、色落ちを防ぐために裏返してネットに入れるのがおすすめです。
加えて、日陰で干すことで退色も防げます。
シンプルでスタンダードなTシャツ。どれも同じに見えて同じでない。
ストーリーのある名品Tシャツで、自分らしいスタイルを楽しんでください。
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