暑い夏はついつい、涼しさを求めてスカートやワンピースに手が伸びます。
でも、それだとやはりお洒落の幅が狭くなり、いつも同じような印象になりがちです。
夏に履きたいボトムスは、軽くて涼しげで、脚にまとわりつかないもの。
おしゃれと履きやすさの両方を叶えるパンツ選びをご紹介します。
オンラインストアでパンツを選ぶのは、トップスに比べて少々ハードルが
高いイメージがありますね。ジャストサイズを好む方、ゆったりめを好む方
様々ですが、選び方のポイントをご紹介します。
・サイズ表記と見方
そもそも、パンツの「ちょうどいいサイズ感」は難しいものです。
先述したように、ぴったり履きたいものや、ゆったり履きたいもの、
人の好みによるところや、そのパンツのシルエットにも関係してきます。
ただ、イメージと実物のサイズ感を近づけておくと、
届いて手に取った時のギャップは格段に小さくなります。
商品ページのモデルのサイズ感でなんとなくイメージするのではなく、
サイズ表記もきちんと確認することが大事です。
ZUTTOでは、自社でサイズを測って商品ページに載せています。
その際に測る位置の目安はこちらです。
□ヒップ
・ファスナーがあるもの
ファスナーの開き止まりを中心にしてパンツの両脇までの直線距離を2倍にした長さ
・ファスナーが無いもの
腰回りの一番大きい部分の幅を2倍にした長さ
□裾幅:裾の幅を測った長さ
□ウエスト:縦に割り左右のウエストを重ねた状態にし、その幅を2倍にした長さ
□股上:上端からわたり線までの直線距離
□股下:わたり線から裾までの直線距離
・自前のパンツを採寸する
数字だけで表示されているサイズ表記をより分かりやすくするには
自分のパンツを測ってみることです。
「こういうサイズ感・イメージで履きたい」というパンツがあれば、
そのパンツを計測して比較してみるのが良いですね。
その時、特に注意したいのが履き心地やシルエットに影響が出やすい
【ウエスト・ヒップ・股下】の3か所。
また、ジーンズやチノパンを折り返さずにちょうどの長さで
履きたい、と思う場合は裾直しが必要になることが多いので
オンラインストアで探すのは躊躇する方もいらっしゃるかもしれないですね。
ですが、最近はご自宅の近くや駅にそういったお直しを受けている
修理屋さん(裾直し・靴・バッグの修理等)も多いので、
オンラインストアで気に入ったパンツがあれば、裾直しは別のところで、
という選択肢もありです。
パンツはワイド、テーパード、サルエル、クロップド、ハーフ等
シルエットが様々あり、その多くのシルエットを楽しむのは実は夏が一番だと思っています。
冬はくるぶしを出す丈は履きにくいですし、
寒いからといって下にタイツを履くとなるとぴったりとした
シルエットのパンツも意外と冬の出番は少なかったりします。
素足にさらりと気持ち良く履けるパンツは、夏に楽しみましょう。
ー 柄トップスを合わせる変形ボトムス
トップス:フレンチスリーブ シャツ(Les Olivades)
サンダル:ベルトエスパドリーユサンダル BLK(gaimo)
サルエルパンツといえば、股上が深いパターンのボトムス。
まっすぐに立つと一見スカートのようですが、
丈の長いキュロットのような作りなので、
脚さばきが良く歩きやすいのが特徴です。
ウエスト部分はギャザーゴムと紐の仕様になっていて、
身につけていてストレスのない快適なデザイン。
太ももからふくらはぎにかけての体型をさりげなくカバーしつつ、
足首が見える丈感なのでシューズやサンダルとの合わせ方で
コーディネートの幅が生まれます。
サルエルパンツの良いところは、スカートのように
ゆったりと楽なのに、パンツの安心感があるところ。
そして履くだけでこなれた印象が生まれるところです。
しかし、ゆったりとしたパンツなので
シンプルなTシャツやビーチサンダルなどを合わせてしまうと
リラックス感が出すぎてしまう心配も。
柄もののシャツや、シルエットがおしゃれなトップス、
レザーサンダルなど洗練された小物とまとめるのがポイントです。
普段お買い物などで自転車によく乗られる方は、
サルエルパンツで自転車は乗れるの?と心配されるかもしれませんが、
マウンテンバイクではない普通の形の自転車
(前輪と後輪をつなぐ、間のバーが高い位置にないもの)であれば、
股上が深いサルエルパンツでも引っかからずに乗れますよ。
(もちろんお持ちの自転車にもよるので、ご参考までに。)
トップス:ショートスリーブ ドロップショルダー バスクシャツ(M.B.L)
サンダル:ビーズトングサンダル 0950 BLACK(PIKOLINOS)
パンツ:4ポケット クロップド丈 リネンデニムパンツ(Nigel Cabourn)
トップス:ジャージー/リネン シャツ(Nigel Cabourn)
リネンデニム、という少し珍しい素材のワイドパンツ。
ワイドパンツは脚にくっつかないので暑い夏に嬉しい一本です。
麻100%デニムの微光沢は大人にふさわしい上質感があり、
少年のようなシルエットとのコンビネーションが乙な一本となっています。
ワイドシルエットでも麻の落ち感で広がりすぎないので、
バランスの良いコーディネートを作ることが出来ます。
履き込むほどに深まる生地の変化もお楽しみいただけます。
パンツに存在感があるので、単色無地トップスを合わせると
ちょっと物足りない印象になってしまいます。
柄シャツや、Tシャツでもちょっと遊びのあるものを
選ぶのがおすすめですよ。
イギリスのブランド、Nigel Cabourn(ナイジェル ケーボン)が
生み出す製品は、優れたヴィンテージウエアが持つ機能的な
デザインがベースとなっています。
背景となるミリタリーウエアなどは、過酷な戦場で無駄な
ディテールは削ぎ落とされ、使い易い仕様だけがより機能的に発展し、
研ぎ澄まされたデザインとして生き残ってきたという考え方があるのです。
パンツ:4ポケット クロップド丈 リネンデニムパンツ(Nigel Cabourn)
トップス:LinenBorder シャツ(HAVERSACK)
サンダル:VIOLET ヴァイオレット Red Burnished(dansko)
バッグ:【別注】3way レザーポシェト enveloppe GREY(PATRICK STEPHAN)
ー タックで綺麗めに
パンツ:ベルギーリネン タックワイドパンツ 生成(FACTORY)
トップス:綿麻ジャカード ドルマンスリーブ ブラウス(ZUTTO)
サンダル:ストラップサンダル BEIGE(ITALO CARLI)
リラックススタイルのリネン素材パンツでも、
タックが入っていると綺麗めな雰囲気にまとまるのが不思議ですね。
日本のブランド、FACTORY(ファクトリー)の
ベルギーリネン タックワイドパンツは身体のラインを拾いにくい、
ゆったりとした作りになっています。
ウエスト部分にタックを入れて立体的なフォルムでありながら、
しなやかな生地で裾が広がらずに落ち着きます。
ボリュームが抑えられ、様々な体型の方に着ていただけます。
さらっとした生地が素肌に心地よく、体を締め付けないので暑い夏の日にも重宝しますよ。
こういうパンツにはブラウスやポロシャツなど、
ラフ過ぎないトップスを持ってくるとバランス良くまとまります。
ー 夏も履きたい、定番ストレートシルエット
パンツ:スリムフィットジーンズ 10D02 Ecru denim(Universal Works)
トップス:S3926 24G SHORT SLEEVES(JOHN SMEDLEY)
サンダル:クラシックレザー Womens モカ(RAINBOW SANDALS)
夏らしいデニムといえば、ホワイト。
デニムはチノパンに比べると厚みがあるために、
ピタッとしたデニムは夏にはちょっと暑苦しい印象。
太ももや膝あたりにゆとりがあるものを、
ロールアップすると夏の雰囲気にちょうどよく履けますね。
爽やかなホワイトデニムはやはり夏にさらりと履きたいものです。
Universal Works(ユニバーサルワークス)の
スリムフィットジーンズ 10D02 Ecru denimは、ストレートタイプのジーンズ。
ワンウォッシュしてありますので、比較的柔らかく、
フィットする様な履き心地を味わうことが出来ます。
ヨーロッパではほとんど現存していない、
古い織機を用いたポルトガル製のセルビッジ付きのデニム生地を使用しています。
白デニムに白Tシャツの組み合わせもシンプルながら
涼しげにまとまります。ベルトでアクセントをつけて、
小物にもこだわってください。
また、チュニックやワンピースに合わるボトムスとしても。
ブルーのデニムは定番ですが、夏らしさ抜群の組み合わせにはホワイトを。
パンツ:スリムフィットジーンズ 10D02 Ecru denim(Universal Works)
ー ファティーグパンツはヒールでバランスよく
パンツ:イージーファティーグパンツ レディース(GUNG HO)
トップス:リネンロングスリーブシャツ ラウンドカラー Caramel(James Mortimer)
バッグ:【別注】3way レザーポシェト enveloppe BLACK(PATRICK STEPHAN)
イージーファティーグパンツ レディースの素材は、
コットンに麻を合わせ、女性らしく光沢感のあるものです。
「イージー」という名が付いていることからも、気軽に履ける一本。
気軽さを叶えるのは
・ごわつかず柔らかい生地
・ウエストはゴム+紐
という仕様で、同じミリタリー調でも重厚感のある
カーゴパンツよりリラックスして履けます。
実際、履いてみると脚まわりはごわつかず、
しゃがんでみても膝で突っ張る感じがありません。
色やデザインは男性イメージのワークパンツも、
合わせるトップスや靴で女性らしい着こなしになるのが、
GUNG HO(ガンホー)のファティーグパンツ。
裾をロールアップしてヒールを合わせたり、緩やかなシルエットの
ふんわりしたトップスに合わせたり、白シャツやパステルカラーと
合わせても相性良く、女性らしさが引き立ちます。
パンツ:イージーファティーグパンツ レディース(GUNG HO)
トップス:リネンロングスリーブシャツ ラウンドカラー White(James Mortimer)
シューズ:フラットシューズ JazzShoe White(CATWORTH)