暑さに茹だる、夏本番。
ファッションも軽装になり、持ち歩くバッグも軽くしたい季節ですね。
折角だから、夏こそ持てる、見るだけで元気になれるものを。
お休みの日に心も体も軽くなるような、
サマーバッグを探してみましょう。
いつものスタイルの夏らしさを加速してくれたり、
お出かけを身軽にできるサマーバッグ。
選ぶ際に注意したいポイントを見ていきましょう。
1. ストレスフリーなもの
ただでさえ暑くてすぐに疲れてしまう夏。
軽い、ものが取り出し易い、両手があく、など
お出かけを快適に過ごせるバッグを選びましょう。
2. 夏気分が高まる色、素材
一年中使えるバッグも素敵ですが、
春夏秋冬を楽しむ大人なら、その季節に合った色や素材の
バッグを揃えておきたいもの。
夏といえばこのバッグ、と思えるようなお気に入りがあったら素敵ですね。
それでは、バッグの選び方を詳細に見ていきましょう。
皆さんのバッグのストレスは何ですか?
バッグが重たくてしょうがない。肩や腕に食い込んで、真っ赤になっている。
パスケースがすぐに出てこなくて、改札の前で立ち往生してしまう・・・。
そんな時にはとにかくバッグと中身の【総重量】を決めて必要なものを選んだり、
整理整頓がうまくいくバッグを選ぶのが得策です。
【重量級バッグから必要なものだけを取り出す】
一年中使えるバッグは、どうしても「容量」を重視してしまいますが、
夏のオフの日にはちょっぴり大きすぎるのです。
目安は【1kg〜2kg】が良いでしょう。
1kgと言ってもピンとこない方も多いかもしれませんが、
大体1Lの牛乳パックと同じ位の重さ。
2kgになると2Lのペットボトルを肩に掛けていることと同じになります。
これより重いバッグを長い時間持ち続けるのは大変ですね。
ケースを付けたスマートフォンが大体200gで、
長財布の重量を約300gと考えると、既に500g。
鍵とタオル(ハンカチ)を合わせて約600g、
お化粧ポーチは個人差もありますが、500g前後で考えてみましょう。
そうすると目安の1kgは既に超えてしまっているので、
バッグ自体の重量は500g程度で抑えられるのものが良いですね。
例えば、こんなものがありますよ。
GOAT メッシュバッグ S/REN(レン)
タンニン鞣しの山羊革を、石畳編みという手法で編み上げたメッシュレザーのバッグ。
涼しげなメッシュと、重量は【約350g】と軽量です。
※バッグごとに風合いや質量に個体差があります。
レザーをメッシュに編んでいるというと、伸びてしまわないか?と不安ですが、
RENのスタッフの方も、比較的重い荷物を入れてしばらく使っても伸びはなく丈夫に使えているのだとか。
安心して愛用できますね。
また、オフの日はバッグに合わせてお財布を変えてしまうのも手です。
コインケース/ZUTTO
こんなお財布なら、パスケースとコインケース、
クレジットカードと少しのお札を入れられます。
コインケース自体の重さは【50g】と軽量で、
実際に小銭、カードを入れて中身を測ってみると【約100g】になりました。※個人差があります。
幅を取らず、総重量も軽くしてくれるので、ひとつ持っていると重宝するコインケース。
色は2種類、どんなお洋服・バッグにも馴染むカラーです。
【取り出し易さの配慮を感じる】
例えば暑くて喉が乾いた日に、冷えた飲み物を出店で買う時、
お財布がすぐに出てこなかったり、
電車に乗るのにパスケースがカバンの中で行方不明に・・。
不便だな、このバッグにしなければ良かったなと後悔することも。
特にアクティブに動くことが多い夏は、さっとものが取り出せるバッグを探しましょう。
・ポケットが複数ついているもの
・自立するもの
・ショルダーで両手が開くもの
がおすすめです。
ポケットが複数付いていると、パスケース、鍵と
用途別で仕舞うことが出来ますし、
しっかり自立する生地だと、そうでないものに比べて
中身が動いて行方不明になるのを防いでくれます。
また、ショルダーで両手が開きますので、
中身がぐんと取り出し易くなりますよ。
例えば、このバッグ。
2WAYショルダーバッグ/ZUTTO
しっかりと自立するキャンバス地と、底面にもレザーを当てているので、
ものがバッグの中で行方不明になりにくいです。
ポケットは1つですが、外側に付いているので、スマートフォンやパスケース、鍵などを入れたいですね。
ショルダー付きで、取り外して手提げでも使うことができます。
どんなお洋服にも合うような、一年中使える便利なバッグも良いですが、
夏気分が高まるような色や素材のバッグも揃えておきたいですね。
その季節が近づくと、「早く使いたいな」と思いを馳せるバッグがあるのは
何とも嬉しいものなのです。
【夏らしい色選び】
夏色といえば、時に強い色味を想像し、
普段のお洋服と合わせるのは難しい、、と思う方もいらっしゃるのでは。
そんな時は夏の風景を切り取ったような鮮やかな色を選ぶのがおすすめです。
例えば、こんな色があります。
想像の膨らむカラフルな夏色は、鮮やかで元気を貰えそうですね。
HEBE tomato/Mimi
日本でも高い人気を誇る、メイドインイングランドのMimiのHEBEシリーズ。
その【トマト】の名の通り、黄味の強い鮮やかなレッドが印象的です。
手提げとしても、ショルダーバッグとしても使うことが出来ますし、
本体は約400gとレザーバッグにしては軽量です。
夏らしい色味とはいえ、レザーバッグなので年間を通して使って頂けますし、
落ち着いた冬服とのコントラストで活躍の場もありそうですね。
後ろ姿まで美人です。
ハンサムなカーキのパンツにも良く似合います。
バスケットS/BL/TOINO ABEL(トイノ アベル)
まるでゆらゆらと揺れる海岸線を思わせる、ブルーのストライプ柄。
天然の藁(わら)のスティックを布地と編み込んでおり、
カゴバッグに多い、ラフィアや籐とはちょっと違った風合いを持っています。
ハンドルを、柳の枝で固定しており、天然素材を使った、
大自然の中からそのまま出てきたようなバッグなのです。
レザーの内ポケット付きです。
【欲しいのは、夏素材】
その季節ならではの素材をファッションに取り入れてる人をふと街で見かけると、
お洒落だな、素敵だなと、うっとり眺めてしまいますよね。
夏ならではの素材といえば、カゴバッグを代表する
籐やラフィアなどが挙げられます。
その他にも天然の蔓を天日干しして作られるあけびや、
アフリカの熱帯で育つしなやかなエレファントグラスなど、
軽くて、丈夫で、それでいて季節感のある天然素材のバッグは
大人の女性ならコーディネートにひとつ加えて欲しい、
季節を楽しむアイテムです。
フリンジ RAFFIA BAG/Sans Arsidet(サン・アルシデ)
ラフィア椰子の原産国であるマダガスカルに生息する
ラフィアヤシの葉から取れる最高級品質のラフィアを使ったバッグ。
ふさふさのフリンジが付いたバッグは「かわいい!」と
思わず声が出てしまいそうですね。
とても軽いラフィアで作られており、重量は約234g。
コンパクトサイズではありますが、内ポケットをZUTTOの別注で付けて頂きました。
少しでも長く使って頂けるよう、工夫を凝らしています。
涼しげなシャツやワンピースに、合わせたいラフィアのデザインバッグです。
葦ハンドバッグ レザーハンドル/CANDRIA TOMMASO(カンドリア・トマソ)
イネ科の多年草、葦(アシ・ヨシ)。
日本では稲刈りの後に葦刈りをしていたとされ、
各地で風物詩とされていました。
軽くて丈夫で、ねじりながら編み込まれている葦は
バッグにすることでぐっと夏らしい表情に生まれ変わります。
ころんと可愛らしい見た目で、バッグとして使いにくいのでは?と
思われるかもしれませんが、開け口は大きく開き、中身の確認もスムーズ。
落ち着いた色づかいではありますが、凛とした表情と奥ゆかしさを持っています。
夏といえば、夏祭り、花火大会、海やキャンプなど、
様々なイベントが待っています。
普段使い用に手に入れたバッグが、イベントでも活躍してくれたら
とっても嬉しいですよね。
直前になって、「着るものは決まったけれど、持っていくバッグがない!」と嘆いたり、
お出掛け先で、「あんなバッグを持ちたかった」と後悔しないよう、
使うシーンも考えて選んでみるのも良いでしょう。
【浴衣とカゴバッグ】
浴衣に合わせたいカゴバッグ。
おすすめしたいのは、長く持っていても疲れない工夫のされているもの。
ハンドルに特別なレザーをあしらったあけびのかごが活躍しそうです。
【別注】あけびのかご(並編みグニ手・ショルダーストラップ付)/宮本工芸
青森の職人さんに作って頂いたあけびのかご。
どことなく郷愁を誘うあけびのかごは浴衣姿に良く似合います。
春と秋に採取されるあけびの蔓は、年々その数を減らしているのだとか。
目がぎゅっと詰まっていて、驚くほどしなやかで、丈夫です。
ハンドルにはレザーをあしらい、長時間持っていても手や腕が疲れにくい
工夫を凝らしています。
夏祭りや花火大会では、つい小さいかごバッグを選んでしまいますが、
お財布、タオル、携帯電話に加え、汗で取れてしまったお化粧直しのための
メイクポーチや、水分補給のための飲み物など、
実はこの位のサイズが使いやすく、かつ可愛らしく見えるのです。
普段使いにはショルダーを付けても便利で良いですね。
黒のレザーがスタイルをきりりと引き締めてくれます。
【レジャーに寄り添うキャンバスバッグ】
ひとつは持っていたい、万能キャンバスバッグ。
トートバッグは一説では、トート(tote)を【運ぶ】という意味で捉え、
キャンプなどで水や氷を入れて運ぶことのできる
キャンバスなどを使って作られた大型で角ばった手提げ袋のことをそう呼んでいたのだとか。
野外で氷を使うキャンパーや海のレジャーを楽しむ人々の愛用品となり、
広まっていったとされる説が有力のようです。
ユーティリティトート/Joshu+Vela(ジョシュ ベラ)
そんなレジャータイムにぴったりなキャンバスのトートバッグは、
ポケットをたっぷり備えたものがおすすめです。
このユーティリティートートは、たっぷり容量と18ozの
しっかりしたキャンバス地で、頼り甲斐のあるトートバッグ。
バスタオルや日にあたりながら読む雑誌や本などを
たっぷり入れることができます。
これまで、サマーバッグの選び方についてご紹介して参りました。
バッグはお出掛けの相棒のような存在です。
一緒に過ごして嬉しくなる、それでいて信頼感のある、
お気に入りのサマーバッグ選びの参考にしてくださいね。
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