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本棚から飛び出した、文学を着るTシャツ

 

好きな本はありますか。

人生を変えた本、心に残っている本、

考え方を変えられた本、少し勇気を貰った本。

今回はそんな誰にとってもある思い出の本を

「着る」という感覚を楽しめる、

そんなTシャツをご紹介します。

 

 

 

今回ご紹介するのは【OUT OF PRINT(アウトオブプリント)】。

小説の装丁デザインをプリントしたTシャツが人気のブランドです。

 

このOUT OF PRINTは、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。

トッド・ロートンとジェフリー・ルブランによって設立されたTシャツブランドで、

例えばスポーツチームやスーパースターが好きな人にとって、

それを主張できるデザインのTシャツがあるように、

本が好きな人にもお気に入りの本をデザインしたTシャツがあってもいいのではないか、と考えたのが始まりなのだそうです。

誰にとっても思い出の本があって、それは人生の中であまり持ち歩くことはなくても

Tシャツならば、いつになっても、様々な場所で着られます。

 

更にはただTシャツを作り、売るだけでなく、

Tシャツが売れるごとに本一冊をアフリカの恵まれない地域に

寄付をするプロジェクトも同時に立ち上げています。

 

 

 

 

アーネスト・ヘミングウェイ:Ernest Miller Hemingwayは、

アメリカ・イリノイ州(現シカゴ)で、父は医師、母は元声楽家の

六人兄弟の長男として生まれました。

行動派の作家として知られ、第一次世界大戦後、カナダ・トロントの

フリー記者として勤め、のちに小説を書き始めました。

独特でシンプルな作風は、20世紀の人々の生活やライフスタイルに多大な影響を与えたといいます。

『日はまた昇る』『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』などを代表作として持ちながら、

1952年に発表した『老人と海』で1954年ノーベル文学賞を受賞しました。

しかしながら、その年に二度の航空機事故に合い、その後は後遺症に悩まされました。

 

 

◆あらすじ

 

この『老人と海』は、キューバの海辺に住む老漁師サンチャゴと、

全長18フィート(約5.5m)もある巨大なカジキマグロとの

4日間に渡る激しい闘いを通して、厳しい自然とその中で生きる人間を描いた物語です。

 

不漁が84日間も続いていた、老漁師サンチャゴ。

以前は彼にも助手の少年がいたものの、両親の言いつけで、

別の船の助手を勤めるようになり、サンチャゴは孤独に海と向き合っています。

しかし、幼い頃から師匠として慕っていた少年は、

何かとサンチャゴを気にかけ、小屋へ差し入れをしています。

 

不漁を憐れむように話しかけてくる他の漁師達とも

愛想よく話をするサンチャゴでしたが、

体は瘦せこけ、皮膚には褐色のシミが出来ていても

その目の奥には不屈の精神が漲っているようでした。

 

85日目も一人で漁に出たサンチャゴは、

これまでに経験したことのないような恐ろしく巨大なメカジキと遭遇します。

このメカジキとの孤独な闘いを通して、徐々に感情移入をしていくサンチャゴ。

He is my brother. But I must kill him and keep strong to do it. 

「やつは、俺の兄弟分なんだ。けれども、俺は彼を殺さなければならない」

 

そうして4日間に渡る死闘を制したサンチャゴでしたが、

すぐにその血の匂いに引かれたサメの大群に襲われ、

捕まえたメカジキは最終的に骨だけになってしまいました。

 

厳しい自然の中で必死に生きる人間と、その時々に現れるサンチャゴの夢が

スパイスになった、揺るぎない地位を持つアメリカ古典文学です。

 

 

このTシャツはそんな寂れた港町と、サンチャゴとメカジキが死闘を繰り広げる、深く雄大な海を描いた一枚。

印象的で、知的なプリントが特徴です。

肌馴染みの良いブラウンベースのTシャツで、ボトムスを選びません。

 


 

ラルフ・エリソン:Ralph Ellisonは、

オクラホマ州オクラホマシティーに二人兄弟の長男として生まれました。

大学在学中にアメリカ文学を読み耽るようになり、

特にT・S・エリオットの詩『荒地』に感銘を受け、

自身のようなアフリカ系アメリカ人の日常を綴りたいと思うようになりました。

そんな彼は大学卒業後、第二次世界大戦で戦地に赴いた後に

書評の執筆で稼ぎながらも1952年『見えない人間』を発表します。

これにより、全米図書賞を受賞、戦後アメリカ小説の傑作と認められています。

 

◆あらすじ

 

主人公の一人称による、黒人としての自己発見の物語。

ニューヨーク・ハーレムの廃墟で暮らす黒人の青年を主人公に、

アメリカに住む黒人であるがゆえの社会問題をテーマにした作品です。

物語は主人公の青年が「Invisible Man(見えない人間)」として

アイデンティティーを確立していく物語であると同時に、

当時のアメリカ人種差別の構造を照らし出しています。

 

「黒人」という理由から事件に巻き込まれ、大学を退学になったり、

仕事に就くも、大怪我をして記憶喪失になってしまったり、

やっと自分の意思でやりたいと思えた政治組織の活動では、

黒人としての役割しか求められていないことに気付く。

ある時彼は、ハーレムでの人種暴動に巻き込まれ、マンホールの中に落ちてしまいます。

地下生活の中で、見えない人間であると認識した主人公は、

さてどうやってこの暗い地下室から抜け出そう、と思案してお話は終わります。

 

作者ラルフ・エリソンの被抑圧者としての経験と、

当時のアメリカを色濃く反映・糾弾したストーリーです。

 

 

 

このTシャツはそんな黒人青年を大胆にデザインした一枚。

暗闇の中、わずかな光に照らされるその顔は、

地下生活から抜け出す望みを掴もうとしているようにも、

望みが叶わない悲壮感が漂っているようにも見えます。

古い映画のパンフレットのようなデザインは一枚でも

インパクトがあり、お洋服と合わせるのが楽しみになりますね。

 

 

 

 


 

Margaret Munnerlyn Mitchell:マーガレット・マナーリン・ミッチェルは、

アメリカの小説家、長編小説『風と共に去りぬ』で知られています。

小説の舞台でもあるジョージア州アトランタに生まれた彼女は、

医学を志し、マサチューセッツ州にある大学に入学するも母親の死去により

アトランタに帰らざるを得なくなり、日曜版コラム執筆に携わるようになりました。

 

この『風と共に去りぬ』を書き始めたのは、彼女が足の怪我を負っていた

1926年頃からと伝えられています。

数年かけて書き上げられた小説は、特に出版社に持ち込むこともなく、

陽の目を見ていませんでしたが、時は1935年、

南部地域で有望な作家を探していたマクミラン出版社の編集者、ハワード・ラザムが

偶然にも彼女の元を訪れ、荒削りながら生命力を感じる物語に惚れ込み、

出版に至ったといいます。

 

結局彼女は48歳の若さで事故によりこの世を去りましたが、

その人生で書き上げた大長編は今も尚、愛され続けています。

 

◆あらすじ

 

時は1861年、南北戦争勃発の少し前、

ジョージア州タラの大地主オハラ家の娘、主人公スカーレット・ヨハラは、

激しい気性と美しさを持っており、多くの青年の憧れの的でありました。

彼女は、同じ大地主のウィルクス家の後継、幼馴染のアシュレーに恋をしています。

そんな貴族社会に生まれ、愛する人と結ばれると信じてやまない彼女が、

恋に結婚、家族、生と死、そして戦争を通してその生き様を描いた長編小説。

まるでドラマのように流れていく文章を追うと、

女性の一生を追体験したようにも思えます。

この本の最後の文章は、この本を読み終えた方の感性に委ねられるようになっています。

 

 

庭園で男性に囲まれるスカーレット・オハラ。

初版の装丁にもなっている

小説の導入部分がデザインに。

発売当時を思わせる、クラシックなデザインが可愛らしいですね。

 

 

 

Herman Melville:ハーマン・メルヴィルは、アメリカの小説家。

ニューヨークの裕福な食料品輸入商の三男として生まれましたが、

次第に経済状況は悪くなり、父親は多額の借金を残して死亡。

銀行員や教員などを勤めるも、経済状況が逼迫したため、

兄の紹介で船員となる。

1840年、捕鯨船アクシュネット号の乗組員となり、

波乱万丈な航海を経験し、後の作品にも影響を与えています。

後に暮らしに余裕の出来たハーマンは文筆業で身を立てようと、

当時の流行りの海洋小説に手を出しました。

その『白鯨』は1851年に発表するも、作品は評価されず、

生前、文筆で身を立てることは出来なかったといいます。

 

 

◆あらすじ

 

1814年、北米捕鯨業の中心マサチューセッツ州ニュー・ベドフォードに

イシュメールという青年が海に憧れてやってきます。

そうして老朽捕鯨船ピークォド号の乗組員として雇われたイシュメール。

船長は鯨骨の義足を不気味に響かせ、顔面に深い傷痕を持ったエイハブは、

以前にMOBY DICKと呼ばれる白鯨に片足をもがれて以来、

復讐だけを願っていたのでした。

 

そんなことも知らずに船に乗り込んだ荒くれ者の乗組員たちと、

船長エイハブが白鯨に出会い、激闘を重ねる物語です。

鯨への深い知識を持った元捕鯨船員であった作者、

その詳細な記述もこの小説の醍醐味でもあります。

 

 

Tシャツのデザインは、白鯨が夜の海でのっしりと現れた様子が描かれています。

その尾ひれを見ただけで巨大であることを感じさせるデザイン。

繰り広げられた死闘を思い浮かべながら手に取りたい一枚です。

 

 

 

OUT OF PRINTのTシャツはユニセックスのサイズ展開で、S・Mのご用意。

女性なら、Sサイズはぴったりと、Mサイズはビッグシルエットで着られます。

男性なら、目安ですが羽織の下に着るのであればS、一枚で着るならMサイズがおすすめ。

お好みに合わせて選んでくださいね。

 

女性モデル身長166cm・Mサイズ着用

 

もともと海外サイズで着丈・袖丈が長いので、プリントが大きく見えるMサイズを選んで、

袖をロールアップ、裾をボトムスインするとビッグシルエットで女性らしい雰囲気に。

 

女性モデル身長165cm・Sサイズ着用

 

リラックス感のあるワイドパンツには、Sサイズを合わせて。

ボトムスの色合いを似たものにすると全体がまとまります。

 

 

 

 

気楽に着られるTシャツというアイテムですが、出番が多いからこそ

色あせや、型崩れ、プリントの剥げなど、ケアすべき点があります。


・洗濯前にシミをチェック

洗濯機に入れる前の一手間が大事です。シミがある場合は

その部分だけ叩き洗いまたは洗剤を染み込ませます。


・裏返して、畳んだ状態で洗濯

プリントの剥げ防止や、Tシャツ表側の色あせ防止のためには

Tシャツは裏返して、かつ畳んだ状態で洗濯ネットに入れてください。

理想は、1つのネットにTシャツ1枚です。洗浄効果を上げることと、

洗濯ネットの中で他の衣類との絡まりを防ぐことが出来ます。


・色移り予防には

洗濯物を色別(白物、色物など)にし別々に洗濯するか、

市販の色移り防止シートを入れて洗濯すると安心です。


・干し方にも注意

Tシャツの重さで伸びやヨレが生じるので、極力平干しがおすすめです。

ハンガーを使用する場合は、肩幅がTシャツに合うサイズを選んでください。

ハンガーにかけた時に、肩がずり落ちてしまうという場合は、

ずれが生じる場所に輪ゴムやタオルを巻いて、

簡易的なストッパーを作ってから干してください。

 

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▽まだまだあります、OUT OF PRINTの名作文学Tシャツ

投稿者: 村上 日時: 2017年08月05日 12:00 | permalink

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