年末、頑張って終わらせた大掃除。綺麗になった我が家やオフィスのデスクまわりの整理された状態を保つため、大掃除の時に気になった箇所を更に使いやすく快適にするために、いま一度見直したい収納。細々としたアクセサリーは、見せながら収納しかつアクセサリー同士で傷を付けないように。タンスに入りきらない洋服や翌日のコーディネート一式の置き場など、収納グッズとアイディアをご紹介します。
細々としたものが多いアクセサリー。よく愛用するものは別に収納して取り出しやすくしたり、アイテム別に分けて絡まりを防いだり。ピアスやリング、ネックレスなど多岐に渡るのでそれぞれに合った収納を見直してみてください。
アイテム別に分けてスッキリ
女性が日々身に着けるアクセサリーには、リングやピアス、ブレスレット、ネックレス、ヘアアクセサリーなどアイテムとして様々存在します。全てのアイテムを一度に身に着けることはないかもしれませんが、例えば今日はリングとピアスを付けて出かけようと決めた時、どのリングにするか、どのピアスにするか、それぞれのアイテムの中でその日の格好に見合ったものを選び取ります。
そんな時、リングはリングで収納、ピアスはピアスで分けて収納されていれば選ぶのもスムーズですし、形状の異なるそれぞれのアイテム同士が絡まることも防げます。
PLYWOOD laboratory(プライウッドラボラトリー)のアクセサリートレイ tower ovalは、正にアイテムごとの収納にぴったり。スタッキング可能な3つのトレイと蓋が付いたタイプと、トレイだけを追加することも出来るのでアイテムが多ければその分だけ増やすことが可能です。トレイの中には布が貼られているので繊細なアクセサリーをそのまま置いても傷つく心配がありません。
スタッキングすると、断面が綺麗なボーダー模様のタワーに。PLYWOOD laboratory(プライウッドラボラトリー)の特徴とも言うべきこの素材は、「Paper-wood」という、積層された板の間に鮮やかな色の再生紙を挟むことで出来上がる合板です。北海道産の木材にこだわって人の手で丁寧に製造されており、木口面に穴などがないよう単板1枚1枚をしっかりと検品して補修をしているため、切った断面に欠点が少なく、美しい断面としてそのまま使用できる高品質な合板に仕上がっています。オーバルタイプだけでなく、スクエア形もご用意がありますよ。
トレイ追加で意外なものも収納ボックスに
アクセサリーケースだけがアクセサリー入れになる訳ではありません。意外なものだって、工夫次第で立派に収納アイテムになります。上の写真の箱は、実はお弁当箱なのです。飾りがなくシンプルな木や竹のお弁当箱ならばアクセサリーを入れて飾っておいても違和感ありませんし、二段重ねのものであれば場所を取らずにスタッキングしておくことが出来ます。
公長齋小菅の二段弁当箱は、竹のツヤが美しい見た目。ドレッサーや洗面所に置いてもお弁当箱とは思わないですよね。ピアスを置くために中に入れたのは四十沢木材工芸(あいざわもくざいこうげい)の桜豆皿です。四角いお弁当箱の中にかわいらしい形の豆皿があるとまた印象も変わってきます。ピアス用、リング用とアイテムで分けても良いですね。
また、硬い竹の上に繊細なアクセサリーを置くのが心配、という場合は中に布を敷くのも手です。画像の奥に見える水色の布は実はコースター。アイディア次第で手持ちの意外なものを活用出来るので、探してみるのも楽しいものですよ。
年明け、気分も新たにお仕事へ。整理されたデスクの上で仕事がはかどるのが理想ですね。ペンや付箋、USBなど仕事に必要な細々としたものでデスクの上が占領されないように、まとめるトレイを活用しましょう。
書類を確認前・確認済と分けてスムーズに処理
パソコンで多くのことが済む現代の仕事事情ですが、やはり確認が必要な書類というのは多くの方が抱えているようです。次々とくる書類を、PLYWOOD laboratory(プライウッドラボラトリー)のトレイ villaに置いて確認前・確認済に分けてスムーズに処理してみては。また、お仕事でなくても、お子さんの幼稚園や学校で配られるペーパーの一時置きや、開封前郵便物の置き場としてなど、ご自宅での用途も多く考えられますね。あとで確認しようと思っていてポン、と適当な場所に置いたら提出日を過ぎてしまっていた!とならないためにも、ものの置き場を決めることは大事なようです。
トレイ villaはA4とA5の2サイズがあり、同じサイズでもサイズ違いでも重ねて置くことが出来ます。サイズごとに色が異なり、A4にはブルーとグリーン、A5にはピンクとオレンジが使われているので見た目にも鮮やかで楽しいトレイになっています。
引き出しごとに用途を分けて使う
トレイだけでは収納仕切れない場合は、引き出しタイプの収納も併用するのがおすすめです。高さが出るので省スペースで効率的にものを収納することが出来、かつ中身が見えずにすっきりとした印象を保つことが可能です。
倉敷意匠の引き出しボックスは高さの異なる引き出しが3段付いています。一番上にはペンや付箋、のり、クリップなどの文具を入れて。2段目には電卓やイヤホン、そして3段目には眼鏡や充電器類などを。
使われているのはナトー材と呼ばれる木材。木目が美しく、適切なメンテナンスで長く愛用出来ます。角を見てみると、木材が互い違いに組み合わさっていることが分かります。伝統的な「石畳組み接ぎ」と呼ばれる手法で、釘などを使わずに組まれているのです。釘を使っていない=錆びる箇所がないので、作りとしても長く使えるものであることが分かります。
トレイの組み合わせで使いやすく
日々よく使うアイテムだけを厳選してデスクにスタンバイしておきたい方は、小さめトレイの活用を。ペン数本と小さなメモ帳、印鑑、腕時計の置き場所として。移動する時はトレイも一緒に持って行かれるくらいのサイズ感が嬉しいですね。写真では、tone(トーン)の銅製トレイに四十沢木材工芸(あいざわもくざいこうげい)の桜豆皿を組み合わせています。
tone(トーン)の製品の色彩は、塗料を使用せずに、銅素材が持つ特性を利用して着色される、高岡銅器の伝統的な技法により生み出されています。時間の経過とともに色合いが変化していく素材なので、どのように使うか、どんな場所で使うかによって生まれる色合い・風合いが異なる面白さがあります。
薄い銅板を曲げて作られ、四隅に現れた自然な曲線が特徴です。置くだけでその周辺の雰囲気を変える存在感があり、オフィスや書斎の無機質な空気に華を添える逸品です。
大きな本棚を必要とはしないけれど、お気に入りの雑誌や文庫本を数冊置いておきたい。読みかけの場合は特に、仕舞い込まずにちょっと時間が出来た時にサッと手に取れる状態にしておきたいものです。本はリビングなどに増えすぎてしまうと雑多な印象になってしまうので、厳選したものを出しておくのが良いですね。
棚の上が本棚に早変わり
本数冊をリビングの棚に置いておくなら、ブックエンドがぴったりです。学生時代に机の上に置いてあった記憶はありますが、大人になってからはインテリアとして検討したことがなかった、という方も多いかもしれません。
大きな固定の本棚を必要とせず、好きな場所に本を配置することが出来るので実はとても自由なアイテムです。
FUTAGAMI(フタガミ)のブックエンド分銅は真鍮で出来ていて、その素材感を存分に楽しむことが出来ます。表面処理を施すことなく、軽く磨いただけで真鍮のザラつきや鈍い光をあえてそのままにしています。素朴な雰囲気と言えばその通りなのですが、その言葉から連想するような野暮ったさは全くなく、洗練されたかっこよさが漂います。
通常、ブックエンドは対で使うものを想像しますが、FUTAGAMI(フタガミ)のブックエンドは1つでも使用可能です。それは、支えるものに向かって斜めに重心が傾いているからで、重たい本やノートの重量にも耐えられる作りになっています。もちろん、預けたい本の重さや冊数によっては2つで挟むようにしてお使いください。
真鍮らしい雰囲気の鈍い金色のものと、黒ムラと呼ばれるものと2種類ご用意があります。黒ムラは漆をベースに顔料を混ぜて調合した塗料で着色したもので、古くから仏具や仏像を手掛けてきた高岡鋳物に伝わる着色技法なのだとか。
冬の間はバスケットに雑誌を入れて
よりざっくりとした収納で、雑多な印象にならないようにするにはバスケットを活用してみてください。TOINO ABEL(トイノ アベル)のバスケットL/MULTIは、本来は外出用のかごバッグです。大きめなので、レジャーに行く時におすすめなのですが、ナチュラルな雰囲気のインテリアとしてもお使い頂けます。
大きく開く口で雑誌や新聞紙を入れるのが容易ですし、蓋をしてソファの横に置いておけばごちゃごちゃな印象はありません。夏場はかごバッグの出番が多いですが、冬はどうしてもクローゼットの奥に追いやられがちです。大きいサイズのものは保管場所を取りますし、何よりかごバッグはシーズンを限定せずに使うことが一番のお手入れとも言われます。シーズンで異なる使い道を考えてあげれば、愛着もぐんと増しますね。
▲デザイン違いのバスケット(完売品)。インテリアとして置いても素敵な雰囲気です。
天然の葦を編んで作られるTOINO ABEL(トイノ アベル)のバスケットは、ポルトガルで伝統的に作られてきた独自のデザインをベースにし、1点ずつハンドメイドで丹精込めて編まれています。通気性が高いので雑誌以外にもブランケットや、ルームシューズなど、布ものの収納にも適しています。
大容量で使い勝手◎、出しておいても絵になる美しいかご
ツルヤ商店の籐バスケット角型(矢来)は、旅館に置いてありそうな美しい脱衣かごです。用途の通り、洗面所で使うのも良いのですが、シーズンの洋服でタンスに入りきらないものや、出番の多いバッグやマフラー・手袋などをまとめて入れておくのもおすすめです。また、前日の夜に次の日のコーディネートを決めておいて、洋服一式や小物類、バッグまでも一緒に置いておけば朝ドタバタと慌てずに済みます。
40年も生産を続けるロングセラーなのに、古っぽい印象がなくナチュラルで、どこか北欧の雰囲気も感じるのは、無塗装の籐を使っているから。ツルヤ商店が作る籐製品の中には、昔ながらの雰囲気漂うツヤのあるかごや椅子なども多くありますが、それらだけでなく現代の生活にも合うものを、と進化を続けているのです。伝統的なものは、一つだけ生活の中にぽん、と入れても浮いてしまったり違和感がある心配もありますが、ツルヤ商店の籐バスケットはそんな心配も必要ないくらいに洗練された雰囲気を放ちます。
柔軟性があり「曲げる」「巻く」「編む」の要素で美しいデザインや編み地を表現することが可能な籐。高い耐久性に加え、万が一の時の修理も受け付けてくれるので、ものを長く愛用したい方にぴったりです。
大事な洋服の収納に、虫を寄せ付けないシダーの香り
誰にでも、お気に入りの洋服というものがあります。やっと見つけた、自分の体型や雰囲気にぴったりのものだったり、大切な誰かから譲り受けたビンテージものだったり。洋服は、どんな素材のものであれ連続して着用しないことが長持ちさせる秘訣と言われています。1日着たら数日休ませる。つまり、洋服とは着用している時よりもタンスの中で休んでいる時間のほうが長いのです。それだけ、保管場所や条件は大事だということ。
特に冬服は素材上、夏服よりも繊細なものが多い印象です。ウールやカシミヤのセーター、カーディガンは虫に好かれる素材として知られますし、かさばるのでタンスの中にぎゅうぎゅうに押し込んでは型崩れの心配も。特別なお洋服は、他のものとは違う保管場所を用意したくなるものです。
保管場所が許すなら贅沢に、洋服一枚につき一つのボックスを。本来はシャツ用の収納ボックスですが、レディースサイズのセーターであれば問題なく収まります。蓋がないオープンタイプなので密閉されることなく、通気性が確保されています。もちろん、2段3段とスタッキングして使用することも可能です。ホコリが気になる場合はハンカチなどの布をかぶせてくださいね。
Woodlore(ウッドロア)のシダー収納ボックスは、アメリカの芳香杉(レッドシダー)で作られた衣類用収納ボックスです。レッドシダーには消臭、防湿、防虫効果があり、大切な洋服を天然素材に預けている安心感が。ふんわりと木の香りがするので、穏やかな気持ちにもなれます。香りが弱くなってきたらサンドペーパーで軽くこすると香りが蘇りますよ。
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