1つ身につけるだけで、
大きな存在感を放ってくれるアクセサリー。
季節に合わせて素材やカラーを選ぶ楽しみがありますよね。
普段はなかなか身につける機会がないという方も、
秋の装いに、とっておきのアクセサリーをプラスしてみませんか?
爽やかな白シャツ、モノトーンのニット、シフォン素材のワンピース…。
どんなトップスの襟元にも合うけれど主張しすぎない、
それでもさりげなく存在感を演出してくれる、
そんなペンダントやピアスが1つあると重宝します。
昭和56年の創業当初から、茶道具など
伝統的な蒔絵を制作してきた漆工房が、
現代の暮らしに見合うものをという想いから
生み出しているアクセサリーブランド、 Bisai(ビサイ)。
白蝶貝をベースに、漆で繊細な文様が描かれていて
優しく光を反射する姿が、何とも美しいのです。
◇長くご愛用頂くために…
日常使いでは簡単に剥離しませんが、蒔絵の部分に強い力がかかると剥がれる可能性がありますので、
落としたり削ったり、力を加えたりしないようにすることが大切。
塗りの方面を冒すような化学繊維・薬品などは避けて頂く他、
水に弱いので、浸けないでくださいね。
FALBE(ファルビー)は、直径1.5mmの光を通して輝く
「シードビーズ」と呼ばれる種(シード)のように
小さなガラス製のビーズを用いてものづくりを行っています。
ガラスを溶かし、中に空気を吹き込んで管状にしてから細かく切断し、
着色や加工を施して作られるのが、この「シードビーズ」です。
そういえば、幼い頃、糸に色とりどりのビーズを気ままに通して
首飾りやブレスレットを作ったな…。
そんな思い出があるためか、ビーズというと
なんだかノスタルジックな印象を受けますが、
このFALBE(ファルビー)のアクセサリーを身につけると、
1粒1粒の繊細でエレガントな輝きに目を奪われてしまいます。
ビーズはチェコ、中国、インドでも生産されていますが、
日本製のビーズは粒の形が整っており、
その輝きや華やかさ、高い品質で、世界のトップクオリティと言われ
世界的デザイナーやブランドが使用しているほど高く評価されているのだとか。
◇長くご愛用頂くために…
シードビーズの素材は、ガラス。
強い衝撃等でビーズ本体が割れてしまったり、
無理に引っ張ると糸が切れる可能性もありますので、
着脱の際は優しく、ゆっくりと行いましょう。
水に濡れた場合はすぐ乾いた布で丁寧に拭いて乾かしてくださいね。
キラキラと光を反射する、優美なカットの宝石も素敵ですが、
パールのように柔らかに輝くアクセサリーは、
やっぱり女性の永遠の憧れですよね。
続いてご紹介するARATA(アラタ)の
アクセサリーの素材は、和紙。身に付けるとその軽さに驚きます。
何とも軽やかに揺れるこの雰囲気は、和紙という素材だからこそ成し得たもの。
ガラスや石素材は身に付けた時にどうしても重みを感じてしまいます。
でも、軽い和紙素材を使ったアクセサリーならそんな悩みも解決してくれそうです。
京都の手漉き和紙を素材にしたアクセサリーは
軽くて付けやすいだけでなく、上からコーティングしているので、
水にも強いという特徴もあるんですよ。
◇長くご愛用頂くために…
特殊な加工を施しているため少々水に濡れても大丈夫ですが、
長くお使い頂くためにも、入浴や長時間水に濡れる状態でのご使用はできるだけ
避けた方が安心です。また、色彩衰えの原因となりますので、
保管の際は直射日光を避けるようにしましょう。
長い間ご使用頂くと、表面に細かい毛羽立ちを起こすことがありますが、
この毛羽立ちも和紙独特の面白みのある風合いの1つです。
経年変化として楽しむようにしましょう。
素材のユニークさというアイデンティティなら、
KISSO(キッソオ)のアクセサリーも素敵です。
KISSOが生み出される産地、福井県鯖江は
日本のメガネのほとんどを生産している地域で
メガネといえば、イタリアがデザイン、
技術では鯖江と称されるほど世界的にも技術力の優れた産地です。
そんな福井県鯖江市で、1995年メガネの材料商社として
生まれたKISSO(キッソオ)ですが、
得意とするのがセルロースアセテートという素材の加工。
一般に、セルフレーム等と呼ばれるメガネに使用される素材ですね。
イタリア・マツケリー社のセルロースアセテートを採用し、
カラフルな色の深みは独自の貼り合わせ技術によるもので、
熟練の職人が一つ一つ丁寧に仕上げています。
◇長くご愛用頂くために…
熱や湯により、変質・破損してしまうことがあるので、
入浴(サウナ)や炊事の際は外すようにしましょう。
キッチンでお料理する時は、熱に近づく可能性のある
ブレスレットなどは外した方が安心ですね。
その他、温泉・パーマ液・整髪料・化粧品・毛染剤なども
変質の原因となりますので、ご注意ください。
アクセサリーの金具の話を少し。
例えば、同じネックレスでも
金具の形が様々で、留め方や長さの調整方法が
いろいろなものがあります。
◇ベーシックな引き輪タイプ
小さなつまみの付いた丸いパーツ(「引き輪」と呼ばれます)を
穴の空いたプレートに通して留めるタイプです。
こちらのbisaiのネックレスは
留め具とは別にアジャスターが付いているので、
長さの調整も可能です。長さを微調整したい時は、
写真右部分のボールを動かしてチェーンの長さを調整します。
◇使いやすい、カニカンタイプ
丸い引き輪は、可動部分が小さく
ネックレスの着脱が難しいことも多いのですが、
写真のような、「カニカン」と呼ばれるパーツだと
比較的楽に着脱することが出来ます。
このパーツ、確かに蟹のハサミのような形ですね。
◇見た目もお洒落な、マンテル
片側にある棒状のパーツを、もう一方の輪っかに通して
留める金具(マンテルと呼ばれます)は
デザインに遊びを持たせることも出来ることから、
ちょっと上級者な印象に。
装着もしやすいが嬉しいポイントですね。
ネックレスの他にも、ピアスやイヤリングの金具などは、
形はもちろん、色や質感がアクセサリー全体の印象を左右します。
例えば、写真上のKISSO(キッソオ)は
プレーンな金属色のピアス金具を使用して、
ピアスモチーフのカラーや絵柄を邪魔しないような
仕上がりになっていますし、
逆に下のARATA(アラタ)のピアスは、
アンティーク調カラーの金具を使用することで、
和紙の雰囲気とあいまって全体のトーンを合わせています。