お仕事用の鞄は、働く男性にとって
一緒に日々戦う相棒のような存在。
仕事着との相性を気にしつつ、移動に適した重さかどうか、
いつも持ち歩く荷物が入る収納力があるかも気になります。
男性が自分用の仕事鞄を選ぶ時はもちろん、
女性からお仕事を頑張る男性への贈り物に鞄を選ぶ時も
どんなデザインのものを選んだら良いのかは
頭を悩ませてしまうポイントですよね。
今回は、3つのブランドを取り上げて
お仕事鞄を選ぶ時のチェックポイントをご紹介してみます。
鞄を選ぶ時、いろいろな視点でチェックするポイントは
あると思いますが、幾つかの鞄を比較する時、
まず初めにチェックしておきたい要点はこちら。
1:デザインと素材
革、キャンバス、ナイロンなど、素材は
鞄の見た目と機能性を左右する重要なポイント。
たとえば革を使用していると、スーツとの相性も良くスマートな見た目に
仕上がる反面、水に弱いため雨の日に適さないなど
素材によって特徴が異なります。
2:重さ
日々持ち歩く鞄は、「重さ」も要チェック。
少々重くなっても、デザインを重視したいのか
逆に荷物が増えても軽快に使える軽さを優先するのか
考えてみましょう。
今使っている鞄があれば、それらと比較してみると
分かりやすいですよ。
3:収納力
営業職の男性は、A4サイズの資料や封筒を折らずに
収納できるかどうか、また、普段使っているノートパソコンが
入るかどうか、いつも持ち歩くアイテムがきちんと収納出来るかどうかを
チェックするのがおすすめ。
4:ハンドル
意外と見落としがちなのですが、手に触れるハンドルの
素材や形も、よく見てみましょう。
5:ショルダー付きかどうか
シンプルな手提げサイプの鞄でも、
長距離の移動時など、ショルダーを付けて
肩がけとして使えると便利です。
最初にご紹介するのは、フランス生まれのLEON FLAM(レオンフラム)。
1924年創業のLEON FLAM(レオンフラム)は、
パリで『旅』に対応できるバッグをハンドメイドで制作しており、
当時の飛行機乗りに愛用されたのだそう
その品質の高さ、卓越した機能性、デザイン性から、空飛ぶ男の必需品となり、
航空郵便(エアロポスタル)の搭乗員向けに鞄を作り続けてきた、
そんなブランドです。
高密度のワックスドキャンバスと牛革のコンビネーションが
魅力的な「PORTE DOCUMENT Gris・Grey」。
◇本体サイズ:縦32×横40×まち5(cm)
◇重量:1.4kg
◇素材:牛レザー(ベジタブルタンニング鞣し)
高密度のワックスドキャンバス
<こんな方におすすめです>
・スーツで通勤や外出をされる方
・少々鞄が重くても、デザインと耐久性を重視したい方
・鞄の経年変化を楽しみたい方
フランスを感じさせる配色が素敵で、
スーツに合わせてコーディネートしたい落ち着いたグレーがポイント。
重量は1.4kgと少々重めですが、
側面、底面ともに、生地の内側にクッション材が
入っていますので、パソコンを持ち歩くのにぴったり。
内側のライニングにも赤いキャンバス生地で強度をつけながら、
おしゃれを意識したカラー生地で、フランスのおしゃれな雰囲気が漂います。
クッションが入っているため、
内部の収納は少々狭く感じるかもしれませんが
ノートパソコンと書類や文庫本、お財布程度であれば
しっかりと収納出来るのでご安心を。
ハンドルはやや太めの丸い革タイプで、
しっかりとしたホールド感を味わうことが出来ます。
使うほどに経年変化を感じられるのも、
革製のハンドルならではのメリット。
持ち手とショルダーが付いた2WAYタイプで、
ショルダーストラップは取り外し可能ですので便利ですよ。
2ブランド目は、ARTS&CRAFTS (アーツアンドクラフツ)の
「BRIEFCASE」をご紹介します。
「100年続くモノコトを」をコンセプトに、ものづくりを行う
日本のブランド、ARTS&CRAFTS (アーツアンドクラフツ)。
考える人、作る人、使う人の想いを繫ぎ、
ずっと長く使い続けられるモノを作り、語り継がれるコトを続けていくものづくりを行う
という理念からも分かるように、必要以上にデザインで主張することなく、
職人によるものづくりの質の良さを感じることが出来るブランドです。
写真は、「BRIEFCASE/TAN」。
ハンドルとベージュのレザー、
しっかりとしたキャンバス地の作りが目を惹きます。
◇サイズ:幅42×奥行き7×高さ30(cm)
◇重量:約800g
◇素材:ベジタブルタンニン染めキャンバス、クロムエクセルレザー
<こんな方におすすめです>
・ジャケット+パンツスタイルや、ジーンズなど
カジュアルな服装でのお仕事にも合う「鞄」を使いたいという方
・素材やデザインにもこだわりたいけれど、重さも気になる
・鞄の経年変化を楽しみたい
本体に使用されるキャンバスは、
6号帆布をチェストナット(栗)とミモザから抽出される
ベジタブルタンニンで染めあげられたもの。
使うほどに味わいを増すキャンバスは
様々なものの良さを知り尽くした大人の男性にこそ
おすすめしたい逸品です。
一般的なキャンバス生地の鞄は、使うほどに経年変化を味わえるのですが、
素材が柔らかくなるため、もともとのフォルムを失ってしまい
ビジネスシーンには不向きという印象を持つ方もいると思いますが、
こちらのBRIEFCASEはキャンバスを革で縁取っており、
ハンドルも革なので、そんな心配もいりません。
ショルダーベルトの肩に接する部分にはクッションと
色落ち防止にリサイクルフェルトを使用しているこだわりよう。
重い荷物でもしっかり支えてくれる、ビジネスマンにとって頼りがいある存在です。
最後にご紹介するのが、スイス生まれの
「QWSTION(クエスション)」。
2006年に生まれた、比較的新しいブランドです。
機能性を重視したスポーツバッグとエレガントなファッションバッグとのギャップを埋めるべく、
機能性と構造の基準を研究し、自転車に乗っても、
ビジネスミーティングでも使えるバッグの開発を行っているQWSTION。
ブランドネーム、QWSTION(クエスション)の由来は
使い手のニーズに対する「Question(疑問)」を「Solution(解決)」すること。
ヨーロッパのデザインアワードを受賞したバッグは、
何通りもの使い方が出来るほか、ベースとなる生地やベルトを
自然素材にこだわり、長きに渡って良き相棒となってくれます。
写真は、「Office Bag(Organic Navy)」。
◇サイズ:幅43×奥行き12×高さ30(cm)
◇重量;約1.2kg
◇素材:オーガニックコットンキャンバス、ベジタブルタンニンレザー
ストラップ:レーヨン
<こんな方におすすめです>
・収納力重視の方
・外出や出張が多く、お仕事によって持ち物が増える方
・PCやタブレットなど、ガジェットが好きでよく持ち歩く方
見た目は長方形のよくあるビジネスバッグですが、
Office Bagの最大の特徴はその形を4通りに変えられる点。
※写真は「Office Bag Jet Black」です。
1. 革ハンドルをそのまま使用して、ヨコ型バッグで手提げに使用
2. 片方に簡易な持ち手が付いているので、タテ型バッグでも使用
3. 付属ショルダーを付け替えると、ショルダーバッグに変身
4. 付属のショルダーで、リュックに変身
簡単にストラップを組み替えることが出来るので、
例えば自転車通勤する朝はリュックサックとして、
さらに電車で移動する時は手持ちバッグとして使う…。
という風にシーンに合わせた使い方が出来ますよ。
Office Bagは形が変わるだけでなく、内部にもこだわりがたっぷり。
大きく口の開くパソコンスペースには、17インチまでのノートパソコンが入り、
パソコンがずれるのを防ぐためにポケットの上部にカバーまで付いています。
内部はクッション性のある作りで、衝撃を抑えてくれるので安心です。
メインのスペースには、大判のノートや書類が入れられるほか、
大小異なるポケットが多く付いています。
細々としたペン類や財布、携帯、充電コード、文庫本に折りたたみ傘など。
ビジネスパーソンに必須な荷物が全て収まる抜群の収納力があります。
鞄というアイテムは、選ぶ人、使う人によって
理想の形が異なります。
ぜひ、お気に入りの一品を見つけて
鞄と一緒に颯爽と街を歩いてみてくださいね。