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比べる4人の使い心地。ZUTTO「オリジナルセーター」編

 

世にあまたモノが溢れる時代、何を持つか何を使うかは自由ですが、その中で同じモノを選び取るには理由があります。異なる人が同じものを使った場合の使い心地をご紹介する、比べる2人の使い心地シリーズ。今回は2人ではなく、ZUTTOの2018年秋冬オリジナルセーターを愛用する4人に話を聞いていきます。

 

 

異なる4人が、それぞれ同じセーターを選んだ理由

 

11月に販売開始となったZUTTOのオリジナルセーター2型。首元が少し立ち上がった「モックネックセーター」と、軽量感が嬉しい「ワッフル編みセーター」。それぞれのセーターの着心地、使い心地をスタッフ2人ずつ、計4人に語ってもらいましょう。

 

使い手はこちらの4名。

 

【モックネックセーター愛用中】

 

:企画担当

別注商品や受注会などの企画系を担当。オリジナル品に限らず、洋服はZUTTOで販売しているものを選びがち。モックネックセーターは「LIGHT GREY」を愛用中。

 

:商品企画担当

新たに取り扱うブランドや商品の選定を担当。モデル撮影もこなし、メルマガ作成も担当する万能選手。モックネックセーターは「MUSTARD」を愛用中。

 

【ワッフル編みセーター愛用中】 ※ワッフル編みセーター愛用中のスタッフにはアイコンに「#」を付けています。

 

:お客様対応

お客様からのお電話やメール対応を担当。最近購入したZUTTOのアイテムは他にCOLDBREAKERのウールルームシューズ。ワッフル編みセーターは「ホワイト」を愛用中。

 

:編集担当

よみものや特集ページ、ギフトページの編集担当。日本のものや、生活の道具が好き。ワッフル編みセーターは「モカ」を愛用中 。

 

 

 

 

今回、ZUTTOオリジナルのセーターを選んだ4人ですが、なぜこのセーターを選んだのでしょう?まずはモックネックセーターを選んだお2人から。

 

モックネックセーター

 

:このモックネックセーターを製作中、サンプルが出来上がった段階の春頃から、販売開始されたら購入しようと実は決めていました。1枚パッと着るだけでシルエットが決まるので、バランスが良いなと思って。サンプル確認のために身長別でスタッフが何人か着てみる機会があるのですが、このセーターはその段階から人気でしたね。

 

:サンプルの段階からですか!私は商品が出来上がり、商品ページのための撮影で着たことがきっかけです。ウールのチクチクが苦手で、毎年セーターを買うのに苦労するのですが、このモックネックセーターはウール100%だけど滑らかでチクチクしなかったのが選んだ理由です。

 

:確かに、あまりチクチクしないのは嬉しいですよね。もちろん、肌の敏感度は人によって違いますが、私もこれなら半袖のインナーでも大丈夫です。あとチクチクしにくい素材、というのは首元が立ち上がったデザインのモックネックには大事ですね。首って肌が薄くて余計にチクチクが気になる部分だったりしますし。

 

 

では、ワッフル編みセーターを選んだお2人は?

 

:モックネックセーターとすごく悩んだんですが、「軽さ」をとってワッフル編みセーターにしました。寒がりなのでインナーやシャツなど重ね着することが多くて、1枚1枚がなるべく軽いほうが肩がこらない気がして(笑)

 

:ちょっとモックネックセーターと比較してみましょうか。表記上での重さの違いは約180gですね。両方を持ってみると確かに、ワッフル編みの軽さがよく分かる!

 

 

:モックネックセーターのほうは、目が詰まって糸をたくさん使っているのがよく分かるくらいですもんね。

 

:ワッフル編みの軽さは、「体に付いてくる」感じがしますよ。

私がワッフル編みセーターを選んだ理由は、このV字ガゼットです!普段カジュアルな服装が好きなので、スウェットのように首元にV字ガゼットを模したデザインになっているところに惹かれました。

 

ワッフル編みセーター

 

 

それぞれ、そのセーターにした理由が明確ですね。ではカラバリがある中で、その色を選んだ理由は?

 

モックネックセーター

 

:私はMUSTARDを選びました。この季節にぴったりの、こっくりとしたイエローに一目惚れして。ボトムスの色など、合わせるものを選んでしまうかな?と、少し挑戦の色だったのですが、明るすぎないからか意外にも馴染みました。MさんはLIGHT GREYですよね?

 

:はい、私は反対に「使いやすそう」という理由でLIGHT GREYにしました。普段からあまり冒険しない派で、定番色が落ち着くんです。「その色、他にも持ってない?」とよく言われてしまうのですが(笑)、ディテールやシルエットが違うので良しとしています。

 

ワッフル編みセーター

 

:私も「合わせやすそう」と思ってOFF WHITEを選びました。白いセーターは持っていなかったのですが、手持ちの他のセーターやカーディガンの色を見るとやはりネイビーやグレーなど冬に多くなってしまう色ばっかりだったので、いま持っていないけれど、合わせやすそうな色として白かなと。

 

:MOCHAは、ありそうでなかなかない、良い色だなと思って。普段デニムを穿くことが多いのですが、このセーターを合わせると子どもっぽくならないので安心です。

 

 

モックネックセーターの気に入っているポイントはありますか?

 

:首元のこの絶妙な立ち上がり具合でしょうか。タートルネックや従来のモックネックって首元にぴたっと張り付いて、なんとなく息苦しい気がしてこれまであまり選んでこなかったデザインで。でもこれは首から程よく離れていて窮屈さは感じませんし、でも首元がスースーしなくて暖かい、というベストバランスです。

 

:私は横から見た時のシルエットも好きです。後ろ身頃のほうが長めの丈で、かつ長めのスリットが入っているので横から見た時に若干Aラインになるんです。このシルエットが何だかおしゃれで気に入っています。

 

モックネックセーター

 

:セーターの裾はリブ仕様ですぼまっていることが多いから、こうして少し広がるタイプは珍しい気がしますね。このセーターを企画したスタッフに聞いたんですが、このシルエットはぎゅっと度目を詰めたことによって糸の分量が増え、落ち感が出ているからなんですって。

 

 

では、ワッフル編みセーターのお気に入りポイントは?

 

:生地の表面がポコポコしてかわいいです。セーターの編み模様ってほっこりとした印象を与えるし、冬ならではの洋服という感じがして気に入っています。

 

ワッフル編みセーター

 

:あと、当たり前ですがちゃんと暖かいです。軽い分、生地が薄いのかなと思っていたのですが、そうではなくてワッフル編みにすることで厚みを出しているそうです。これも、エアリースパンという特殊なウール素材を使っているから、厚みがあるのに軽いという、矛盾とも思える特徴が生まれるんですね。

 

:着終わってから仕舞うまでの間湿気を取るためにハンガー干ししているのですが、軽いからか、ハンガーに掛けても伸びたり引っ張られている様子もなくて、型崩れもしにくいと思います。

 

 

先程、モックネックセーターはチクチクしにくいというお話がありましたが、ワッフル編みセーターはどうでしょう?

 

:んー、モックネックセーターと比べてしまうと少しウールらしい手触りはします。ただ、メリノウールなのでチクチクする、とまではいかないです。私は大丈夫ですが、敏感肌の方は気になるかもしれません。

 

ワッフル編みセーター

 

:袖付きインナーをコットンやシルクのものにすると、上に重ねたセーターのチクチクを感じにくいそうですよ。化繊のインナーは乾燥を招いてしまって、肌がより敏感になるそうです。

 

※ウールのチクチクは繊維の太さによるところが大きく、一般的に30ミクロン以上の太い繊維が全体の5%以上あるとチクチク感じると言われています。ZUTTOのモックネックセーターは19.5ミクロン、ワッフル編みセーターは23ミクロンです。

 

 

どういう風にコーディネートしていますか?

 

モックネックセーター

 

:モックネックセーターはパンツにもスカートにも合わせています。シルエットが大人っぽいからか、デニムを合わせてもカジュアルな雰囲気になりすぎなくて、小物で調整可能です。

 

:首元がぴたっとせず開いているので、真冬になったら中にシャツを着て襟を少し見せたり、スカーフを入れ込んでみるのもきっと素敵ですよね。

 

ワッフル編みセーター

 

:中に襟付きのシャツを入れるのは、ワッフル編みセーターでもやってみたいです。撮影の時にそうスタイリングしているのを見て、真似したいなと思っていました。

 

:モックネックセーターもワッフル編みも、横にスリットが入っているのでボトムスにインするのもやりやすくて、格好がつきますよね。ほんとに、パンツにもスカートにも合います。

 

 

愛用者同士でこっそり聞きたい、「これってどうしてますか?」

 

①着たあとのケア、何かしていますか?

 

:まだそんなに何回も着ていないのですが、帰宅後はすぐに脱ぐようにしています。自宅でくつろぐ時に着る洋服ではないかなと思っていますし、料理中に汚してしまうのもソファに座った時の摩擦で毛玉が出来るのもイヤだなと思って...。

 

:偉いですね!でも確かに、何シーズンも大事に着たいならそうしたほうが良いですね。私は洋服ブラシで軽くブラッシングしています。毛玉は出来ていないですが、ブラッシングで毛並みを整えることが毛玉の抑制に効果的と聞いたので。このセーターに限らず、コートやマフラーも毎シーズンそうしています。玄関に洋服ブラシを置いているので、帰ってきたらブラッシング、という流れです。

 

モックネックセーター

 

:今回のセーターの素材は、毛玉が比較的抑えられるものを使っているみたいですが、やはり自分でも気をつけないといけないですよね…。

 

※両セーターともに梳毛糸(そもうし)という糸を使用しています。梳毛糸は、毛足の短い羊毛を取り除き、長いものだけを引き揃えて紡績した糸のこと。そのため毛羽が少なく滑らかで、紡毛糸に比べると毛玉は出来にくいと言われています。

 

 

②風合いを損ねないためには、どう仕舞ったらいい?

 

:両腕部分を内側に畳んで、胸下あたりで半分に畳んだ状態で仕舞っています。これまでは衣装ケースに立てて入れられるように、コンパクトに畳んで厚みを出すようにしていたのですが、お気に入りのものや良いものはぎゅぎゅっとしてはいけない気がしてきて。

 

モックネックセーター

△畳み方を実践するM。

 

:畳めば畳むだけシワは出来ますもんね。でも、立てて収納しないということは、このセーターの上に他のセーター類を乗せて保管しているということ?

 

:はい、そこ実はモヤモヤしているポイントなんです。本当は上に何も乗せないで1枚だけで保管したいんですが、収納のスペースにも限りはあるのでそうは言っていられず…。なので、引き出しを1軍と2軍に分けています。1軍の引き出しに入れるものは、このセーターのように大きめに畳んで、上に重ねていく。ただ、あまり重みがかかり過ぎても良くないと思って、3、4枚くらいまでにしようかと。

 

:大事に着たい、という気持ちがすごく伝わってきます(笑) 

 

 

③身長差がある4人ですが、サイズ感はどうですか?

 

モックネックセーター

モックネックセーター

左:身長158cm/右:身長163cm

 

:私は身長158cmですが、袖が若干長いかな?と感じるものの、着ていて違和感はないですし、真冬になったら袖は長いほうがいいので問題ないです!着丈や身頃もゆとりがあってセーターらしい。

 

:身長163cmの私も、サイズに関しては全く問題ないです。袖は手の甲にかかるくらいで短くもなく長くもなく、ちょうどいいです。

 

 

ワッフル編みセーター

ワッフル編みセーター

左:身長152cm/右:身長166cm

 

:小さめで152cmですが、「セーターが大きすぎて着られている感」はないと思います。ワッフル編みセーターは裾がリブで少しすぼまっているからなのか、長く見えないんですよね。袖部分は少し長いですが、こちらもリブで甲部分で留まってくれるので煩わしさはないですし、手元がたぷんとなるのがかわいいです。

 

:166cmで、私もサイズに関しては何の不安もありません。肩が落ちたデザインなので肩まわりも窮屈ではないですし、横幅も丈もちょうどいいです。

 

:タイトに着たい方以外は、割合サイズは問題ない気がしますよね。ZUTTOのスタッフでも様々な身長の人がいますが、着られない、という人はいなかったですし。

 

 


 

今回ご紹介したZUTTOのオリジナルニット2型は、五泉ニットで知られる新潟県五泉市のニッターに製造をお願いしました。五泉の町は五つの泉が豊かに湧き出る里と言われており、豊富な水資源を活用し産業が発展、昭和に入ると五泉は日本有数のメリヤス産地として確立し、ニット生産業界では「五泉は編機の見本市」と称されるようになります。海外の多彩な編み機を導入したほか、染色工場も誕生し、染色から編み立ての工程がすべてひとつの町で完結出来るようになりました。 

 

モックネックセーターは、そんな歴史ある五泉ニットのリーダー的存在であるニットメーカーに依頼して出来上がりました。平面デザインを立体化し、自在に糸を操り、日々の装いに求めるものを形にしたニットには、まさに職人の技術が詰まっています。 

 

▼モックネックセーター(全5色) 商品ページはこちら

モックネックセーター

モックネックセーター

 

▼ワッフル編みセーター(全5色) 商品ページはこちら

モックネックセーター

モックネックセーター

 

投稿者: 丸山 日時: 2018年11月29日 11:00 | permalink

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