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チェック柄で装いの印象づくり。Highland Tweedsマフラーの合わせ方

 

冬の定番、チェック柄。ZUTTOで長年人気を誇るHighland Tweeds(ハイランドツィード)はまさにその王道と言っても良いほど、トラッドなタータンチェックが光るマフラー・ストールです。ただし、王道とはいえ柄物を身に付けると思うと、やや抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。今回は自分に似合うチェック柄を見つけるために、ZUTTOの人気柄やアウターとの合わせ方をご提案します。

 

 

理想的なマフラー、Highland Tweeds(ハイランドツィード)

 

Highland Tweeds(ハイランドツィード)はイギリスの織物メーカー、Abraham Moon & Sons Ltd(アブラハムムーン&サンズ社)から生まれたプレミアムライン。1837年の創業以来、全ての工程を一貫して同一工場で生産していることが何よりの強みです。

創業当初は地元で作られた織物を販売し、その後イギリスだけでなく、日本にも1890年代には輸出していたという歴史があります。現在の工場は1900年代初めにスタートし、染色・混合・紡毛・工職の作業を一貫して行なっています。

 

 

南アフリカやニュージーランドから仕入れる原毛は全て品質が管理された牧場からのもの。イギリス・ギーズリーの工場でその原毛を丁寧に洗浄、コーミングし、不純物の含有率が0.03%以下までになるよう原料の段階から、厳しい基準をもとに高い品質が維持されています。

 

 

原毛は500以上の色サンプルをもとに染色されていきます。ただ単色に染色するだけでなく、異なる色の毛糸を組み合わせることで、私たちが目にする美しい色のタータンチェックが生まれていきます。製品に用いるチェック柄は、スコットランドのタータン協会認定の柄を正しく使用しており、伝統的な柄のみならず、現代の私たちに似合う柄が世界で高く評価されています。

 

こちらから製造のようすをご覧頂けます。

 

 

 

印象を変える、タータンチェック

 

タータンチェックとは、様々な色に染めたウールの糸を綾織にした織物の一種。太さの異なるラインを交差させて出来た格子柄の総称です。Highland Tweeds(ハイランドツィード)のタータンチェックはそれぞれ少しずつ太さや格子の大きさが異なり、採用される色も違うため、一枚のマフラーやストールとした際に、まったく異なる印象を受けるのが特徴であり、魅力になっています。

個々の違いをZUTTOで人気のチェック柄4つをピックアップして見てみましょう。

 

 

マフラー DRESS GREY STEWART

 

幅が小さめのマフラータイプで男女ともに使いやすい作り。オフホワイト地にブラックのラインはシンプルでありながら、スタイルやシーンを選ばない万能選手の柄です。ドレスタータンと呼ばれるチェック柄はもとは正装用に作られたものだとか。シンプルだからこそ、チェックが際立つデザインです。

 

② ストール Royal Stewart

 

レッドにグリーンとブルーのタータンチェックが入ったストール Royal Stewartは、クリスマスを連想させるような華やかさがあります。大判のストールは、肩に羽織るだけでも暖かさと存在感を発揮してくれます。タータンチェックといえば、この柄と色の組み合わせを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

③ ストール Black Watch

 

ほかのどの柄よりも、ぐんと落ち着いた雰囲気を醸し出しているのがこちらの柄。「黒い見張り番」という名前が付いたこの柄は、もともとイギリスの連隊用に作られたもの。深みのある色のバランスが気品ある装いに仕上げてくれます。

 

④ ストール NATURAL DRESS STEWART

 

名前の通り、まさにナチュラル感を感じさせるこちらの柄は、白基調にブラウンの格子柄が入ったデザイン。優しくソフトな色を組み合わせたチェックは、繊細でフェミニンな雰囲気で、白地が優しい雰囲気を引き立てます。

 

 

ベースカラーとタータンチェックの関係

 

Highland Tweeds(ハイランドツィード)のマフラーとストールは、柄が特徴的とはいえ、見た目の割合を大きく占めるのがベースとなる色。ベースカラーによってタータンチェックの柄がさらに引き立つよう工夫されて作られているものも多々あります。続いてはそんなベースカラーの効果を見てみます。

 

 

年代を問わず、長く使える色。ベージュ系

 

どなたにでも自然に似合うのがベージュをベースにしたもの。レッド、ホワイト、ブラック、イエローなど、他の色を組み合わせやすいというのがベージュの良さでもあります。温かみを感じさせる印象に一役買ってくれるベージュ系。ギフトで迷った際にもおすすめの色です。

 

【別注】ストール CAMEL STEWART

 

キャメル色をベースにしてZUTTOが別注したストール。ホワイトの面を大きく入れたタータンチェックは実はなかなか他では見ることができません。同系色の服と合わせても、レッドやホワイトが映えて素敵ですし、反対色の濃いめの色を組み合わせても、目線を集める効果があります。

 

マフラー NEWBY OLIVE

 

ベージュをよりイエローに近い色味にしたマフラー NEWBY OLIVEは、ベージュ系の中でも明るさを感じさせる一枚。イエロー、ネイビー、レッドのラインが規則正しく正方形を作るタータンチェックとなっており、巻き方、結び方によって表情が変わるのも特徴です。男性にもワンポイントに使える色合い。

 

 

 

愛らしさと暖かさを加えるアクセント。レッド系

 

暗めの服を身につけがちな冬を華やかにしてくれるのがレッド系のマフラーとストール。タータンチェックが際立ち、由緒正しきイギリスの文化を感じさせます。一枚で主役になれる色なので、マフラーやストールを中心にコーディネートするのもおすすめです。

 

【別注】ストール MACDONALD

 

先にご紹介したROYAL STEWARTと同じ柄と思いきや、こちらは深みのあるグリーンとブルーにレッドのタータンチェックが配置されています。スコットランドの西にある島々で勢力を誇っていたクランと言われるMACDONALD(マクドナルド)一族のタータンチェックは細い赤の格子が入ったもの。ZUTTOが別注した大判のストールタイプは、身につけているだけではっと目を引く鮮やかさがあります。

 

 

マフラー PARCEVAL CERISE

 

こちらはピンクとブラウンを基調にした一枚。レッド系にはブラウンとの相性が良く、お互いを引き立てあう関係があります。蛍光ピンクのような色合いも、ブラウンと合わせることで悪目立ちせず、大人の女性にも気兼ねなく使っていただける配色になっています。どことなくフルーツを乗せたチョコレートケーキのようなキュートさがあり、定番に加えてもう一枚という時に選びたいマフラーです。

 

 

【別注】ストール GREY THOMPSON

 

グレー地に差し色としてレッドが効いたGREY THOMPSONは、有名ブランドにも採用される王道タータンチェック。他の柄に比べると比較的ラインが太めに配置されており、チェックそのものがインパクトを持っている柄でもあります。ユニセックスで幅広い年代の方にお選び頂けます。

 

 

きちんとした装いにも合わせやすい。グリーン系

 

柄物をつい敬遠しがちな方におすすめしたいのが、グリーン系の一枚。あえて寒色を選ぶことで、お持ちのブラックやベージュといったアウターとも合わせやすく、子どもっぽくならない色でもあります。おめかししてお出かけする際にも重宝する色合いです。

 

 

ストール Muted Blue Stewart

 

オフホワイトに深いブルーとブラウン、グリーン、イエローがグラデーションになったMuted Blue Stewartは、品のある一枚。グリーンに加えてオフホワイトとブラウンがバランスよく見えることもあり、温かみも感じさせます。シンプルなロングコートにも、ふんわりとしたウールコートにも似合います。

 

 

ストール Dress Gordon

 

よりグリーンを基調にしたDress Gordonは、マフラーやストールが主役になる印象的な色合い。濃いめのグリーンに細いイエローのラインが入ることで、重たさを感じさせないのもポイント。可愛らしさだけでなく、大人っぽさをプラスしたい方におすすめです。

 

 

「巻き方」が重要。アウターとの合わせ方

 

タータンチェックは柄や色が印象に影響することをお話してきました。さらに重要となるのが、実際に身に付ける際の巻き方です。お持ちのアウターに合わせて巻くことで美しいタータンチェックが目に入り、全身をバランスよく見せてくれます。

 

コート:LONDON TRADITION ダッフルコート Grey / パンツ:コーデュロイ パンツ BLACK / シューズ:スニーカー Tennis leather White

 

冬アウターの定番、ダッフルコートには、はっきりとした色味のものがおすすめ。首元からちらりと差し色のように覗かせれば、目を引く愛らしいアクセントになります。ワンループ巻きでも収まりが良く、様々な巻き方を楽しめます。

 

 

アウター:レディース ダウンベスト(インナーダウン)(BLACK) / セーター:クルーネックセーター Medium Grey 030 / スカート:コーデュロイティアードスカート / シューズ:スニーカー Tennis leather White

 

こんなカジュアルスタイルにも気兼ねなく合わせられるHighland Tweeds(ハイランドツィード)のマフラー。全身をモノトーンの色でまとめたら、最後に好みの色のマフラーをぐるぐると巻いて。首元にボリュームを持たせることで目線が上に上がり、ふんわりとしたボトムスとも好相性です。

 

コート:オーバーコート(MILK TEA) / セーター:クルーネックセーター New Navy 183 / パンツ:コーデュロイ パンツ BLACK / シューズ:PETRA Black

 

大人っぽいロングのウールコートやノーカラーコートには、シンプルにさらりと巻くのがお似合いです。あえてアウターと同じ色のマフラーを選んでコーディネートすると、すっきりと上級者向けのコーディネートに。マフラーの端を垂らすことで、アウターの長さと合間って、スタイル良く見せてくれます。

 

 

 

▽タータンチェックのそれぞれの意味は、こちらでご紹介しています。

冬を彩るタータンチェック、その歴史と意味を知る

 

 

▽Highland Tweedsのマフラーを探すなら、こちらから

 

 

投稿者: 植田 日時: 2018年12月17日 11:00 | permalink

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